親子レクで遠足を盛り上げよう!おすすめゲーム10選と親子遠足のねらい
公開日: 更新日: 保育の仕事親子遠足では親子レクをするのが通例、という保育園も多いのではないでしょうか。今回は、親子遠足におすすめのレクやゲームをご紹介します。
保育士さんは、早いうちに「ネタの引き出し」を増やしておくと、当日は余裕を持って進行できますよ。園児だけでなく保護者の方も「参加して良かった」と思えるような、心に残る楽しい1日を演出しましょう。
目次
保育園の行事「親子遠足」とは
親子遠足とは園児と保護者がペアで参加する遠足のことで、気候の良い5~6月または9~10月に行われることが多い年中行事です。
親子遠足に参加できる年齢は、「年少児以上」または「年中児以上」に限定している園が多いですが、中には「年長児のみ」または「未満児も含めて全員参加」の園もあり、保育園によって方針はかなり異なります。
親子遠足の行き先は?
親子遠足は大型バスに乗って出掛けるのが一般的で、1時間以内で行ける下記のような場所を目的地に選びます。
【親子遠足の行き先例】
・遊具の多い大きな公園
・自然が多い大きな公園
・テーマパーク
・動物園
・幼児向けのミュージアム
・高原
・観光牧場
親子遠足までに保育士さんが準備することは、子どもだけの遠足と共通しています。「遠足の事前準備」については下記のページを参考にしてくださいね!
保育園の親子遠足にはどんなねらいがある?
親子遠足では下記のねらいに重点を置いて、親子レクがコミュニケーションのきっかけになるよう計画します。
親子遠足のねらい①「子どもと保護者のふれあい」
仕事・家事・育児に忙しい保護者は、子どもとふれあう時間の余裕があまりない場合も多いものです。親子遠足によって、子どもと一緒に過ごす時間が確保できるので、子どもと保護者とのコミュニケーションの良い機会になります。
保護者の中には、「子どもとどのようにコミュニケーションを取れば良いのか分からなくて…」とおっしゃる方もいます。親子レクを通して「子どもは家族といるだけで楽しい」と実感できれば、保護者の気持ちも少し楽になります。
親子遠足のねらい②「保護者同士の親交を深める」
親子遠足は、保護者同士が交流できる貴重なチャンスです。親子レクを通して他の家族と関わることで、保護者同士の会話のきっかけになります。子育てや地域の情報を交換することもできるので、とても有意義です。
親子レクに参加することで、保護者同士のイメージが変わることもあります。相手の笑顔を見て、話しかけづらいイメージが親しみやすく変わります。
保育園の親子遠足におすすめの親子レク~バスレク編~
出発したばかりの車内では、子どもも保護者も少し緊張しています。バスレクをすることで気分をアップさせ、親子遠足への意欲を高めます。こちらでは、年少児でも参加できる「準備が簡単なバスレク」を集めてみました。
1.大きな声でお返事ハーイ!
バスが出発したら、保育士が園児の名前を1人ずつ呼びます。子どもと保護者は声を合わせて返事をしながら手を挙げます。
大きな声を出すことでバスレクのウォーミングアップになるので、導入としておすすめのレクです。朝の会などでも同じことをしているかと思いますが、いつもと違う環境なので子どもたちもなんだかワクワクしてくることでしょう。また、保護者にとってはお友達の名前の確認にもなります。
2.手をたたきましょう
保育士が指定した数の分だけ手をたたくゲームです。みんなで「1、2、3、4・・・」と声を合わせて手をたたくと、だんだん盛り上がってきます。
数えるスピードを変えたり、声を小さくしたり、動物の鳴き声で数えたり、バリエーションをつけると楽しいですよ。親子で向かい合って手を合わせて、2人で手をたたくのも良いですね。
3.〇×クイズ
例えば「園長先生は肉まんが大好きです。〇か×か、どっちでしょう?」と、園の職員に関するクイズを出します。子どもと保護者は手で〇×を表現し、司会者に見えるようにします。
本人(例の場合は園長先生)に正解を言ってもらうと、さらに面白くなります。おもしろい内容のクイズをすると、普段はあまり関わりのない職員にも親しみを持ってもらいやすくなりますね。
4.白いものには何がある?
「白いものには何がある?」と、司会者がテーマを出題します。親子が一緒に考えて、順番が回ってきたら大きな声で答えます。色だけでなく、丸いもの・かたいもの・冷たいものなど、テーマは幅広く出題するようにします。
5.好きなものはなぁに?(自己紹介)
バスレクで保護者の気持ちがほぐれたら、自己紹介タイムを設けましょう。子どもと保護者が「自分の名前」と「好きなもの」を言います。好きなものは、食べもの・趣味・芸能人など、ジャンルを問わずに答えます。保護者同士の会話のきっかけにもなりますね。
保育園の親子遠足におすすめの親子レク~ゲーム編~
親子遠足では、現地に到着しトイレタイムが終わった後に「親子レク」を行います。広い場所でのびのびと動けるようなゲームを取り入れましょう。
1.遠くまで走ろう「よーいどん!」
野原やグラウンドなどの広い所では、子どもが思いきり走り回れるようにしましょう。先に保護者がゴール地点まで行って、子どもを待ちます。子どもたちは「よーいどん!」で、保護者の所まで走り、ゴールしたら「ごほうび抱っこ」をしてもらいます。
2.この色をさがそう
司会者が「赤」と言ったら、赤い色のものを親子で探してそれにタッチします。保育園内と違ってなかなか見つからない色もあるので、子どもも保護者も必死で探します。誰かが着ている服の色に、みんなが集中することもあるので面白いですよ。
3.ポーズをまねっこゲーム
みんなで大きな輪を作ります。保育士が真ん中に立ってポーズをしたら、子どもと保護者は同じポーズをします。保育士は「一番上手にポーズをしている人」を選び、次はその人が真ん中に立ってポーズをします。
4.ゴーゴーじゃんけん列車
親子レクの定番といえば「じゃんけん列車」です。歌に合わせて走り回り、最後に相手を見つけてじゃんけんをします。負けた人は勝った人の後ろに立ち、肩に手を当てて「列車」になります。
数回繰り返すと、人と人がつながって長い「じゃんけん列車」になり、最後まで先頭だった人が優勝です。
5.ダンス&ストップゲーム
曲が流れている間は、好きなように体を動かして踊ります。曲がストップしたら、動きを止めます。再び曲が始まったら、また踊り始めます。
楽しい曲を選んで、保育士が率先して面白い動きをすると、子どもたちがどんどんのってくるので保護者も楽しくなります。
親子レクの実施中に保育士が気をつけたいこと
親子遠足では、レクの進行だけに保育士さんの意識が集中してしまうことがあります。子どもだけの遠足と同じように緊張感を持って、下記のポイントを意識しながら親子レクの進行をしたいですね。
親子レク中の配慮①「全体の様子を把握しながら進行する」
遠足中は、子どもや保護者だけではなく、現地にいる他のお客さんのことも意識することが必要です。親子遠足では、スピーカーの音量に気をつけることや、場所を占領しないことも公共のマナーです。
屋外では、蜂やカラスが近くにいたり、天気が急変したりすることもあります。レクの進行をしながら、周囲に注意することを忘れないようにしましょう。
親子レク中の配慮②「保護者ひとりひとりを見る」
親子レクをなかなか楽しめずにいる保護者には、立っている場所を柔軟に変えて「ウマが合いそうな保護者」と組めるように工夫します。
保護者の様子をチェックする時は、「笑っているか」「リラックスしているか」がポイントになります。保育士さんたちが面白いパフォーマンスをして、子どもと保護者を笑わせるのも「演出のコツ」です。
親子遠足の親子レクのまとめ
親子遠足におすすめの「バスレク」と、現地で楽しめる「ゲーム」をご紹介しました。保育士さんは、親子レクの引き出しをたくさん持っていると安心ですね。
親子遠足で大切なのは、その場の空気に合わせて「親子レクのタイミング」を見計らうことです。子どもが飽きてきたり、自由に遊びたい様子が見られたりしたら、予定していた親子レクを切り上げることも大事な判断です。
参加者が「親子で遊ぶ時間」や「保護者同士が自由に交流する時間」を満喫できていたら、そんなひとときを温かく見守るのも保育士の配慮です。
盛り上がるゲームをたくさん用意しておくなどしてしっかりと準備を行っておけば、当日も臨機応変に対応しやすくなります。親子遠足が楽しいひとときとなるよう、園児と保護者の方々の笑顔を想像しながら準備を進めてみてくださいね。
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