2歳児が保育園できる室内遊び14選!準備なしでもできる室内遊びもご紹介

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梅雨の時期など外で遊べない日が続くと、活動がマンネリ気味になってしまい困っている保育士の方はいらっしゃいませんか?キラライクでは、年齢別に使える室内遊びのアイデアをご紹介しています。今回は2歳児の室内遊びのアイデアをまとめましたので、担任の保育士さんは是非参考にしてみてくださいね。

幼児の室内遊び特集

 

2歳児ってどんな時期?

遊びのアイデア紹介の前に、まずは2歳児の発達状況を身体面・精神面からご紹介します。

2歳児の平均身長・平均体重

厚生労働省発表の資料(※1)によると、2歳児の平均身長・平均体重は下記のようになっています。

平均身長

2歳児男子:86.7cm~91.1cm

2歳児女子:85.3m〜89.8cm

平均体重

2歳児男子:11.93kg~12.99kg

2歳児女子:11.29kg~12.43kg

運動や食事の量、遺伝で個人差は生じるため、目安の一つとして知っておく程度でよいでしょう。

運動能力の発達

2歳児になると歩くなどの基本動作に加え、階段の上り下りやジャンプといった応用の動きができるようになります。

言葉の発達

2歳児は二語文・三語文が話せるようになります。また、様々なものに興味を持ち始め、「これはなに?」とあらゆるものについて質問するようになります。

自発性と自立心の芽生え

どんなことも自分でやってみたいという自発性が生まれるのが2歳児期あたりです。自立心もうまれ、衣服の着脱などを自分でやってみたいという気持ちや、自己主張が強くなる子どもが多いようです。

2歳児の周囲との関わり

2歳児になると徐々に周囲へ関心がでてきます。また、関心の対象が両親や保育士ではなく、同じ年齢の子どもに向いていくようです。1歳児は大人との関わりが多いのに対し、2歳児からは友達との交流で社会性を学ぶようになります。

2歳児の遊びのねらいとは?

ペンとノート2歳児の室内遊びを行う際、どのようなことに注意すると良いのでしょうか。

ねらい1:友達と短時間の遊びを楽しめるようになる

2歳児になると、大人ではなく友達と遊ぶことに興味を示すようになります。遊びを通して、同じ年の子どもとのコミュニケーションを楽しいと感じられるように、まずは短時間から友達と関われるような遊びを用意しましょう。

ねらい2:身体の発達を促進する

遊びの中に身体を動かせる要素を取り入れ、筋肉や骨格の発達を促します。また、ものをちぎるといった遊びも、手を動かすと同時に脳を刺激できる効果が期待できます。

2歳児の発達に合わせた室内遊び4選

ここでは2歳児に合った室内遊びを4つご紹介致します。

 新聞紙ちぎり

新聞紙があればできる室内遊びです。

遊び方

新聞紙を好きなだけ子どもたちにちぎって遊んでもらうだけのシンプルな遊びです。

ポイント

ちぎった新聞紙を紙吹雪のように上から降らせる、誰が一番小さくちぎれるか勝負する等、アレンジしてみましょう。

【参考動画】https://youtu.be/cK2PfEsOSG4?si=M-qe3Jx6nwHQYrUM&t=305

新聞紙の玉入れ遊び

新聞紙を使えばちぎるだけでなく、丸める遊びもできます。

遊び方

  1. 新聞紙をみんなで丸める
  2. 大きめの段ボールを用意し、段ボールに入るように玉入れをする

ポイント

新聞紙を丸める感触や音だけでも子ども達の興味を引くことができます。玉入れだけでなく、段ボールで作った的をめがけて玉を投げることで的あてゲームにもなります。2歳になったばかりの子どもに対しては、ルールや勝ち負けは決めず、自由に遊ばせるのもいいかもしれません。

ボールを使った遊び

子どもに人気のボール遊びを複数ご紹介します。

ボールキャッチ

保育士がボールを優しく投げ、子ども達にキャッチさせます。やわらかいボールであれば、反対に子どもに思い切りなげさせてもOKです。

ボールシュート

保育士が手でゴールに見立てた輪を作り、子どもにシュートさせます。

ボール回し

複数人で輪になって座り、音楽をかけます。音楽が鳴っているうちはボールを隣の人に回し、音楽が止まると同時にボール回しもストップします。自分の番で音楽がストップしないか心配しながら回すドキドキ感を楽しめます。

お絵かき

お絵かきは幅広い年齢で楽しめる遊びです。好きな色を使って自由に絵をかくことで、子どもの色彩感覚や表現力、想像力を養うことが期待できます。

遊び方

1枚の大きな紙を用意してお絵かき用具で自由にお絵かきをします。2歳児であれば、クレヨンや色鉛筆など使いやすい道具を使用しましょう。

ポイント

クレヨンや色鉛筆だけでなく、絵の具、どんぐりなどあらゆる道具を使用してお絵かきすることで、さらに子どもの表現力や想像力が広がるでしょう。

【参考動画】https://youtu.be/Tm5qPpFTip0?si=bQxESiB086c959Od

2歳児におすすめ室内でできるゲーム6個

ここからは、2歳児におすすめの室内でできるゲームを6つご紹介します。

ティッシュキャッチ

ティッシュがあれば広い室内のどこでも始められる簡単な遊びです。

遊び方

  1. 保育士が二枚重ねのティッシュを一枚ずつに分ける
  2. 薄くなったティッシュを保育士の肩あたりの高さから落とす
  3. 子どもはティッシュをうまく追いかけ、キャッチできれば成功

ポイント

広い場所でつまずく危険が少ない場所で実施しましょう。ティッシュ以外に、風船を落としても楽しむことができます。


【参考動画】https://youtu.be/PzhmAwDVhfQ?si=u69FsgLFa0OA8eEa

カードめくりゲーム

画用紙で作ったカードを使った遊びです。

遊び方

  1. 表が赤、裏が白のカードを用意する(全20枚程度)
  2. 赤チーム(3名程度)と白チーム(3名程度)に分かれる
  3. 机の上に赤色を上にしたカードと白色を上にしたカードをランダムに並べる(赤と白の枚数は同じにする)
  4. 先生の開始の合図でカードを自分のチームの色にめくる
  5. 先生の終了の合図でめくるのをやめる
  6. 赤、白それぞれのカードを数え、枚数が多いチームの勝ち

ポイント

カードの色の種類を多くすることで、遊ぶチームを増やすことができます。色だけでなく、模様を加えてアレンジしても楽しめます。

フラフープジャンプ

フラフープを使った運動要素のある遊びです。

遊び方

  1. フラフープを複数床に並べる
  2. フラフープを踏まないようにフラフープを渡り歩く

ポイント

ジャンプで渡る、ゴールする時はフラフープをくぐるなど別の動きを入れながら歩いても楽しめます。

的当てゲーム

的にめがけてボールを投げ、的に当てるゲームです。

遊び方

  1. 的とカラーボールを用意する
  2. 的にカラーボールを当てる

ポイント

的はペットボトルや牛乳パック、ダンボールなどを用意しておきましょう。子どもたちと一緒に作るのも楽しいです。また、的に点数をつけるとよりゲーム性が高まります。

【参考動画】https://youtu.be/kyAQ6QwRA9s?si=GYWeGiSExmX-3nLr&t=656

宝探しゲーム

宝物を隠して、みんなで見つけるゲームです。友だちと一緒に探すなど、まわりと協力しながら遊ぶことができます。

遊び方

  1. 隠す人があらゆる場所に宝物を隠す
  2. 宝物を探す

ポイント

先生が宝物を隠して子ども全員で見つけてもらったり、宝物を隠すチームと探すチームに分かれて行ったりすることもできます。宝物は折り紙などで作った制作物がおすすめです。

パズル

パズルは2歳児から遊ぶことができ、ピースを組み合わせて完成形を作り上げることで手先の器用さや想像力を養うことができます。指先を動かすと脳の働きを活性化させるとも言われています。

遊び方

  1. ダンボールを台紙にしてイラストを書いた紙を貼る
  2. ダンボールをカットしてパズルにする
  3. ピースを組み合わせて完成させる

ポイント

子どもがダンボールで手を切らないようテープで保護しておくと安心です。完成形の絵が想像しやすいイラストを選びましょう。また、最初は2枚や4枚など簡単なものから始めて、徐々にピースの数を増やして難易度を上げていくのがおすすめです。

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準備なしでできる!2歳児向け室内遊び4選

保育士の仕事内容

急に雨が降ってきたときのために、準備なしでもできる遊びも知っておきたいですね。

まねっこゲーム

保育士さんが前に出て、動物や身の回りのものを真似した動きをし、子どもたちに当ててもらうというシンプルな遊びです。

遊び方

保育士さんの動きを見て、何のものまねをしているかを当てる

ポイント

保育士さんだけでなく子どもが前に出てもいいかもしれませんし、あらかじめお題を決めておくことで難易度の調整が可能です。

だるまさんがころんだ

有名な「だるまさんがころんだ」も準備なしで取り組める遊びです。

遊び方

  1. 保育士さんが鬼になり、子どもたちに対し後ろを向く
  2. 子どもたちは保育士さんが「だるまさんがころんだ」と言い切って振り返るまでにできるだけ鬼に近づく
  3. これを繰り返し、子どもたちは鬼にタッチする

鬼が後ろを向いている間に子どもが鬼にタッチできたら捕まった子どもたちも開放されます。しかし、鬼が振り返ったときに動いてた子は鬼に捕まってしまいます。

ポイント

地域によってルールや掛け声も異なるため、保育園のあるエリアで一般的なルールを把握しておくことをおすすめします。子どもたちが小学生になっても遊べるゲームなので、2歳~3歳のうちにルールを覚えておく機会になるといいですね。

トンネル遊び

保育士さんが足を広げて立ち、足と足の間を子どもがくぐるシンプルな遊びです。

遊び方

  1. 保育士さんが足を肩幅以上に広げて立って並ぶ
  2. 足と足の間を子どもたちがくぐっていく

ポイント

足の幅を広げたり、体の柔らかい方であればブリッジしてその間をくぐらせることでバリエーションができるため飽きずに子どもたちを楽しませることが可能です。


【参考動画】https://youtu.be/0bckR_dV51o?si=oTFPrxemmXTDXZHJ

全身じゃんけん

全身じゃんけんは、手足を広げたり体を小さく丸めたりと、体だけを使って行うじゃんけんです。

遊び方

通常のじゃんけん「ぽん!」のタイミングで、全身で「グー」「チョキ」「パー」のポーズをします。

グー:しゃがんで体育座りのように体を小さく丸める

チョキ:手や足をクロスにする

パー:手足を横に大きく広げる

ポイント

人数を変えたり、保育士さんがリーダーとなって勝ち残りにしたりといろいろな工夫をして遊ぶことができます。

【参考動画】https://youtu.be/FFj2DwhdCiY?si=1VzJ8uyi9wJWx4uf&t=255

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まとめ

保育園の2歳児クラスで使える室内遊びのアイデアをご紹介しました。2歳児の遊びでは、友達と遊ぶことや身体を動かすことの楽しさを感じられる活動を用意すると良いでしょう。カードやフラフープ等の準備が必要なものから、道具なしで楽しめるものまで様々なアイデアをお伝えしましたので、皆さまの参考になりますと幸いです。

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参照(キラライク以外のサイトに移動します):※1 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf

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タグ : 室内遊び
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