看護師のキャリアアップ!役立つ資格と取得方法をご紹介!

2020.08.07看護お役立ち情報
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近年、医療技術の高まりとともに現場で働く看護師のレベルも今まで以上に高いものが求められるようになってきています。「看護師資格を持っていればOKな時代は終わった」ともいわれる昨今、どのようにスキルアップ、キャリアアップを目指していけばいいのでしょうか。その一つが看護師以外の資格取得です。今回のコラムでは、キャリアアップに役立つ資格とその取得方法をご紹介します。

【役立つ資格例】
コラム内で紹介するのは以下の資格です。

認定看護師
認定看護管理者
ケアマネージャー
助産師
保健師
医療メディエーター
栄養サポートチーム専門療法士
臨床心理士
思春期保険相談士
NCPRインストラクター

看護師以外の資格を取るメリット

看護以外の資格取得や技術向上は看護師としてのキャリアアップに繋がり、下記のようなメリットが得られます。

業務範囲が広がる

看護師以外の資格を取得することによって、特定の分野の専門性が身に着き、業務の幅が広くなります。資格取得により、現場の職員としての立場以外に、リーダー・指導者の役割も担う場合もあるため、より多くの経験を積むことができます。

資格取得やスキルアップしたことで昇給・昇進がしやすくなる

資格を持っている看護師に対し、資格手当を支給する職場もあり、給与アップに繋がります。また、指導者の役割が求められる資格を取得できれば、管理職や責任者への昇進にも良い影響が期待できます。

再就職・転職時の強みになる

資格とは、その分野に特化して高い知識とスキルを持つプロである証拠です。資格取得により、結婚・出産などで一度仕事を離れても技術を評価してもらえる可能性があります。また、転職時の際にも有利になりやすいといわれています。

資格取得によるキャリアアップは、大きく分けて看護師という職種の中で専門知識を増やしていく方法と、他職種に関連する資格を取得し活躍の幅を広げる方法の二種類があります。看護師として専門性を高めていくためには、認定看護師や認定看護管理者の資格取得がおすすめです。

認定看護師について

看護師が専門性を深めるために目指す職業の一つに「認定看護師」があります。看護師の上位職種であり、より専門的な看護業務を担当することができます。看護のスペシャリストといわれる職業ですので、看護師業務を極めたい方の多くが目指している資格のようです。

認定看護師になる方法

認定看護師になるためには、5年以上の実務経験(うち3年以上が専門分野での経験)を経て看護系大学院で修士課程を修了したのち、専門看護師認定審査を受験・合格することが求められます。

身に着くスキル

日本看護協会によると、認定看護師になることで21の専門分野に特化し活躍できるようになるようです(※1)。対象の専門分野は下記の通りです。

救急看護/皮膚・排泄ケア/集中ケア/緩和ケア/がん化学療法看護/がん性疼痛看護/訪問看護/感染管理/糖尿病看護/不妊症看護/新生児集中ケア/透析看護/手術看護/乳がん看護/摂食・嚥下障害看護/小児救急看護/認知症看護/脳卒中リハビリテーション看護/がん放射線療法看護/慢性呼吸器疾患看護/慢性心不全看護

認定看護師を取得するメリット

高度な知識と技術が身に着く
看護分野についてより専門的に学ぶことができるため、高い知識とスキルを身に着けることが可能です。看護師として、よりスキルアップしていきたいと考えている方にぴったりの資格です。

後輩看護師の指導や教育に貢献できる
一般的に、看護師の業務は所属している部署のみに限られていますが、認定看護師の資格を取得すると他部署でも看護を提供することが可能になります。そのため、他部署での経験を身に着けられる他、後輩看護師への指導などリーダーとしての活躍に繋げることができます。

高齢化に伴い医療・介護の需要増加が見こまれる中、質の高い医療・介護サービスが、必要な時に切れ目なく提供され、在宅医療や地域医療の充実につながるようにと、日本看護協会が「認定看護師制度」の見直しを発表しました。特定分野ごとに、看護のエキスパートであ...

認定看護管理者

メモを取る女性看護師認定看護協会によると、認定看護管理者は「病院や介護老人保健施設などの管理者として必要な知識を持ち、患者・家族や地域住民に対して質の高いサービスを提供できるよう組織を改革し、発展させることができる能力を有すると認められた看護師」とされています(※2)。認定看護管理者の資格を持つ方は病院などの副院長、看護部長や訪問看護ステーションの所長として活躍される方が多いとのことです。

認定看護管理者の役割として、組織の管理や医療サービスの向上、人材育成といったマネジメント業務のほか、地域全体の医療の質向上を行うことが期待されています。

認定看護管理者の資格の取り方

一般的な看護管理者になることは資格がなくても可能です。様々なルートがありますが、一般的には管理職向けの入職試験を受けるか、病院からの推薦を受け面接を受けることが一般的なようです。一方で、認定看護管理者は日本看護協会が認定する資格であり、試験の受験が必須となります。

認定看護管理者の受験資格

下記の条件を満たしている方に受験資格があります(※3)。
・日本の看護師免許を保有
・看護師免許を取得後、通算5年以上の実務経験がある
・要件1~4のいずれかを満たしていること

要件1:認定看護管理者教育課程サードレベルを修了している者

要件2:看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者で、修士課程修了後の実務経験が3年以上ある者

要件3:師長以上の職位で管理経験が3年以上ある者で、看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者

要件4:師長以上の職位で管理経験が3年以上ある者で、大学院において管理に関連する学問領域の修士号を取得している者

認定看護管理者を取得するメリット

看護の管理者としてのスキルが身に着く
認定看護管理者の教育課程では、マネジメント業務や看護の質向上について、広い視野でとらえる方法を学ぶことができます。また、受講生も病院・施設の責任者が多く、他エリアとの意見交流の場にもなるようです(※4)。

その他スキルアップに役立つ資格

認定看護師、認定管理者のほかにも、キャリアアップに繋がる資格は多くあります。医療福祉に関連する資格を取得することで、活躍の幅が広がります。

ケアマネージャー

医療職種と介護職の仲介役となり、医療包括ケアの主軸として注目されている資格です。医療を必要とする介護サービス利用者に対し、看護師としての専門知識や経験を生かすことができるため、看護師の中でも目指す方は多いようです。

介護の職種の一つに「ケアマネージャー(介護支援専門員)」という仕事があります。介護業界でキャリアアップしていきたい方が目指す職業の一つです。本コラムでは、そんなケアマネージャーの仕事とはどのような内容で、どうすればなれるのかをご紹介します。ケアマ...

助産師

妊娠中の女性の出産前・出産時・出産後のサポートを行う職業です。助産師資格は看護師資格を持っている方のみ取得できます。また、2020年時点では女性のみに受験が認められているため注意が必要です(海外では例外あり)。看護師と同様、助産師も多くの病院で不足しており需要は高いといえます。

保健師

助産師同様、看護師と保健師の国家試験両方に合格した人が保有できる資格です。保健所や保健センターで勤務することが一般的で、老若男女問わず、地域全体の健康をケアします。また、企業に就職し、勤務先の従業員の医療ケアに対応する産業保健師、学校で職員や生徒の対応を行う学校保健師という働き方もあります。
産業保健師は勤務先企業の福利厚生や待遇を受けられるため、転職を目指す看護師の方も多いようです。

医療メディエーター

医療メディエーターとは、患者と医療従事者の間にトラブルが発生した時に第三者として介入し、解決に導く橋渡しを行う職業です。2012年の診療報酬改定により、医療メディエーターの配置は診療報酬の加算に影響するようになったため、今後も病院からの需要は増えていくと言われています。
日本医療メディエーター協会など専門機関が実施する養成研修を受けることで認定を受けることができるようです。

栄養サポートチーム専門療法士

栄養サポートチーム専門療法士は、看護師以外にも管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師など、患者の健康・栄養管理に関わる多くの職種が取得を目指す資格です。この職業は、主に低栄養状態の入院患者を対象に栄養管理を行い、病気の治療や合併症の予防を行います。
栄養サポートチーム専門療法士の資格は「一般社団法人日本静脈経腸栄養学会」の認定を受けることで取得できるようです。受け持っている診療科目にもよりますが、入院患者の栄養管理に関連する業務を担当している方や、栄養サポートチームに所属している方は資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

臨床心理士

医師や看護師が身体的な医療ケアを行う職業であるのに対し、臨床心理士は心のケアを行います。看護師の方で、普段の業務から患者を理解する力を発揮できている方は臨床心理士へのキャリアアップが目指せるかもしれません。
日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院または臨床心理士の養成大学院を修了し試験に合格することで資格取得が可能なようです。

思春期保険相談士

思春期保険相談士の資格を取得することにより、精神的に不安定になることが多い子どもの心のケアを行うことができます。資格取得には看護師、医師、保健師、助産師など、専門職の資格を持っていることが必須条件となっており、子どもと接することがある診療内科や小児科、婦人科の従事者が目指す資格のようです。
病院によっては資格手当がつく場合もあり、スキルアップ・給与アップに繋がります。日本家族計画協会が主催する「思春期保健セミナー」を受講することで認定資格を取得できるとのことです。

NCPR(新生児蘇生法)インストラクター

出生時にうまく呼吸ができず、心配が停止した新生児に対し、適切な心肺蘇生を行うスキルを習得し、医療従事者に指導する職業です。NCPRの方法を身に着けることで、いざというときに対処できるというメリット以外にも、インストラクターとして講習会を主催することもできるため看護師・助産師のキャリアアップに繋がる資格として注目されています。
受験には日本周産期・新生児医学会の学会員であることに加え、特定の分野での臨床経験や講習会への参加など条件があります。詳しくは「一般社団法人日本周産期・新生児医学会」のホームページを参照してください(※5)。

まとめ

看護に役立つ資格の取得は、患者さんへのより良いケア提供だけでなく、収入アップ、昇給など自分自身の向上にも繋がります。今回ご紹介した資格を取って、今勤務している病院でのキャリアアップを目指すのもよいですが、大きく前進するためには転職も視野に入れてみてくださいね。

看護業界に特化したキララサポートなら、資格取得後の未経験分野への挑戦もお手伝いできます。キャリア相談や給与アップのお問い合わせなど、お気軽にご相談ください!

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参考資料(キラライク以外のサイトに移動します)

※1 日本看護師協会
https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn
※2 日本看護師協会
https://nintei.nurse.or.jp/nursing/wp-content/uploads/2019/01/leaflet_CNA2019-1.pdf
※3 日本看護師協会
https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cna
※4 国際医療福祉大学 看護生涯学習センター
https://www.iuhw.ac.jp/mcec/tokyo/course/voice/index.html
※5 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
https://www.ncpr.jp/

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タグ : キャリアアップ 看護の資格
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