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埼玉県は、関東平野の中心に位置している県です。交通網が充実しているため、東京へのアクセスが良くベッドタウンとして人気があります。自然も多いことから、都心に近く落ち着きのある場所となっています。
埼玉県はベッドタウンとして人気があることから、子育て世帯も多く、子育て支援や教育にも力を入れています。しかし、埼玉県は東京都に次いで待機児童が多く、保育士の人材確保を精力的に行っているため求人数も多いといった特徴があります。
令和6年1月時点における全国の保育士の有効求人倍率は3.54倍で、全職種平均の1.35倍と比較すると依然として高い水準にあります。また、令和6年の保育施設数は39,805か所で、令和5年と比べて216か所増加しています。このことからもわかるように、保育士は全国的に人材需要が高く、求人倍率の高さが目立つ職種といえるでしょう。
埼玉県の保育士有効求人倍率を見てみると4.03倍と、全国平均を大きく上回っています。保育士1人あたりに対して約4件以上の保育所の求人が出されている状態です。これは、人口が集中し保育施設が多い一方で、人材確保が追いついていないことが背景にあります。
埼玉県内の保育所等の施設数は、令和6年4月時点で1,381か所あり、待機児童は241人となっています。令和5年の待機児童数が347人だったことから減少傾向にありますが、それでも多いのが現状です。埼玉県は特に保育士の需要が高い地域であり、求職者にとって多くの選択肢が広がる環境にあるといえるでしょう。
実際に埼玉県内の求人数はどのくらいあるのでしょうか。
キララサポート保育の埼玉県の保育士案件数は477件(2024年11月現在)となっており、さまざまな保育施設が保育士を募集しています。求人の半数以上は認可保育園ですが、各自治体が認証・認定した一定の基準満たす認証保育園も多くあります。豊富な求人からニーズに合わせた求人の紹介が可能です。
ここでは埼玉県の保育士の実際の給料や平均年収の相場を紹介します。
令和5年賃金構造基本統計調査から算出すると、埼玉県における平均年収は約378万円(ボーナスを含む)です。賞与を約56.7万円と過程した場合、平均月収は約26.8万円となります。全国の保育士の平均年収は約397万円のため、埼玉県の保育士の給与は全国平均よりもやや下回っています。給与水準は決して低いわけではありませんが、性別によって多少の差が生じます。埼玉県で保育士として働く男性と女性の平均月収、賞与、平均年収を比較しました。
埼玉県の男性保育士では、平均月収約28.3万円、賞与約56.1万円、平均年収約395.7万円です。埼玉県の女性保育士では、平均月収約26.6万円、賞与約56.7万円、平均年収約375.9万円と、平均給与・賞与ともに男性の方が高い傾向にあります。これの理由としては、他の都道府県も同じですが勤続年数や残業時間の違いが影響していると考えられます。 次に埼玉県、全国、関東近郊、関西・九州都市における保育士の平均給与を比較しまとめました。全国平均の年収では約397万円、埼玉県では約378万円でした。次に同じ関東では東京都では約453万円、神奈川県では約417万円です。関西では大阪府では約428万円、九州では福岡県では約391万円でした。埼玉県における保育士の平均年収は約378万円と全国と比較すると低い水準となっています。ただし、埼玉県内でも地域や施設によって平均給与や働き方が異なることが多いため、自身の希望にあった保育士求人を探すことが重要です。
埼玉県では各種貸付制度を実施埼玉県は、東京都や他の県と比べると平均年収はやや低い傾向にあります。しかし、埼玉県では、さまざまな支援制度を設置し、対策をとっています。最近では、隣接する都市部との給与格差が生じることで人材の流出が懸念されるとして、埼玉県は同様の問題を抱える6県と、大都市との「公正価格」の格差を是正するよう国に要請するなどして動いています。また、埼玉県では県内保育所等の保育人材確保を支援するため、保育士向けに各種貸付制度が設けられています。この貸付制度は、埼玉県内の保育所等にて各種制度で定められた期間、保育士業務に従事することで貸付金の返還が免除されます。貸付制度は、保育士を目指す学生や県内の保育所(さいたま市をのぞく)に就職する際の準備金の貸付制度などがあります。
ここでは、埼玉県が掲げる保育人材確保の取り組みについて解説します。
・各種貸付制度「保育士就職準備金貸付」
保育士就職準備金貸付は、保育士資格を持っていて保育士として働いていない方(潜在保育士)が埼玉県内の保育所へ就職する際に必要な準備金を貸し付ける制度です。保育士の資格を持っていて、保育所を離職または勤務経験がない方で、保育士として一週間あたり20時間以上勤務する方が対象です。埼玉県内の保育所施設で、2年間保育業務に従事した場合は、返還が免除となります。
「潜在保育士就職準備金貸付」
潜在保育士就職準備金貸付は、保育士資格を持っていて現在は保育施設で働いておらず、新たに保育所等に短時間勤務で就職する方に対して就職の際に必要な準備金を貸し付ける制度です。この制度は、保育士資格を持っていて保育所を離職または勤務経験がない方で、一週間あたり10時間以上20時間未満勤務される方が対象です。保育士として県内の保育所で2年間勤務することで、返還が免除となります。
「保育所復帰支援貸付」
この貸付制度は、保育士資格を持っているものの保育士として働いておらず、未就学児がいる方が、新たに保育所等に就職または育休等から復帰する場合、当該保育士が支払う保育料の一部を貸し付ける制度です。未就学児を持ち保育所への入所が決定していて、1週間に20時間以上勤務される方が対象となります。埼玉県内の保育所施設で、2年間保育業務に従事した場合は、返還が免除となります。
埼玉県では、保育士・保育園支援センターを設置しています。この保育士・保育園支援センターでは、保育資格を持っていて、保育士として働いていない方(潜在保育士)の職場復帰を支援するのを目的とし、就職の支援を行っています。保育士としてブランクがある方でも、安心して就職活動することができます。
・埼玉県の保育士宿舎借り上げ支援事業埼玉県では、家賃補助の取り組みである保育士宿舎借り上げ支援事業を行っています。埼玉県内の保育所に勤務する保育士が条件を満たした場合、家賃補助を受けることが可能です。なお、補助額は、自治体によって異なりますので、就職先の保育施設で確認すると良いでしょう。