勤労感謝の日、保育園では何をする?プレゼント用の製作もご紹介

2019.10.25保育の仕事

保育園の勤労感謝の日勤労感謝の日を保育園の行事や活動にとり入れるなら、まず保育士が「祝日の由来や意味」をしっかりと把握する必要があります。子どもたちに分かりやすく伝えるためには、どのように表現すれば良いのでしょうか。

今回は、保育園で勤労感謝の日に何をすれば良いのか、保育のポイントやプレゼント製作のアイディアをまとめてご紹介します。

勤労感謝の日はどんな日?

11月23日は勤労感謝の日です。勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日として、1948年に国民の祝日として制定されました。

勤労感謝の日の由来は「新嘗祭」

勤労感謝の日のルーツは「新嘗祭(にいなめさい)」です。新嘗祭とは、米・麦・大豆など主食となる穀類の収穫を祝うお祭りで、日本では古代から伝統的に行われてきました。元来、11月23日は「新嘗祭」という祝日でしたが、1927年に「国民の祝日に関する法律」が制定され、「勤労感謝の日」と改称されました。

意味を勘違いされやすい祝日

元々は新嘗祭という意味があるのに、「勤労感謝の日」という名称によって、現代では「労働者のための休日」という意味に誤解している人も少なくありません。働くことの大切さを考え、収穫によって来年も食べていけることを喜び、自分以外の人の労働を思い感謝することが、勤労感謝の日の正しい意味です。

保育園では「勤労感謝の日」に何をするか

勤労感謝の日は祝日なので、当日より1週間ほど前からイベントや活動を行います。勤労感謝の日までの毎日をどう過ごすのか、多くの保育園では下記の3つを計画します。

①勤労感謝の意味を知り、働くことや食べることについて考える
②職場訪問をする
③訪問先へのプレゼントを製作する

園によっては、保育園の職員や家族など、身近な「働いている人」にもプレゼントを贈ることがあります。職員が何のために働いているのかを知り、プレゼントを渡すことでさらに親しみが増します。また、勤労感謝の日は、両親や祖父母がどんな仕事をしているのか考える良い機会になります。

「勤労感謝の日」を子どもたちにどう伝えるか

読み聞かせをする保育士勤労感謝の日の由来や歴史を正しく知れば、子どもたちに対して「働く人にありがとうっていう日だよ」と簡単に話すだけでは物足りなくなります。勤労感謝の日の意味を子どもたちに伝えるには、何をポイントにすればいいのでしょうか。

食べるものがあることへの感謝

自分たちが生きているのは、毎日ごはんを食べているからというテーマで話をしていきましょう。食べ物はどんな経緯でできるのかを、子どもたちと一緒に考えてみると、食卓に上がるまでたくさんの人の力が働いていることに驚かされます。食べることをテーマにした絵本を選んで、読み聞かせをしてもいいですね。

働くことの大切さ

食べものの話だけではなく、①自分たちが生きている世界は「働いている人の力」で支えられていること、②いろんな力がいろんな場所で発揮されていること、③大人になったら自分も働く人になれることなどを伝えます。保育士は、子どもたちから出た感想や意見を尊重し、保護者にも伝えて共有すると喜ばれます。

勤労感謝の日には職場訪問をしよう

園児が職場訪問をする様子プレゼント作りの他に、勤労感謝の日の行事として多くの保育園で行われているのが「職場訪問」です。保育園の近くにある会社や公的機関などを訪問し、中で働く人に感謝を伝えプレゼントを贈ります。

職場訪問することにどんな意味があるか

勤労感謝の日に、園児が職場訪問をすることの意味は主に3つあります。

①実際に仕事をしている様子が見られる
②世の中にはさまざまな人がいて仕事をしていることを知る
③プレゼントを渡すことで、職場の人に親しみをもつ

子どもたちにも職場訪問をする意味を訪問前にしっかりと伝え、心構えをさせます。

どんな職場を訪問するか

勤労感謝の日の訪問先は、保育園の近隣にある会社や公的機関などを選びましょう。できれば、徒歩で行ける範囲内にあることが望ましいですね。

子どもが仕事の内容を理解しやすい職場であることが、訪問先を選ぶポイントになります。以下のような、身近な場所や子どもが興味を持ちやすい場所が良いでしょう。

【勤労感謝の日におすすめの訪問先】

  • 交番
  • 消防署
  • 郵便局
  • 図書館
  • 役所
  • 工場
  • 農家
  • 運送会社
  • スーパー

職場訪問ができるのは何歳児?

多くの保育園では、年長児が職場訪問をしています。勤労感謝の日についての理解が可能で、公共のマナーを守れる年齢だからです。年長児だけに絞ることで、保育計画も立てやすくなりますね。

保育士が職場訪問で気をつけたいこと

プレゼントを持つ保育士自分が担任する子どもたちを連れて初めての職場訪問。保育士もちょっぴりドキドキしますね。当日に慌てないためにも、事前に済ませておきたいことや、心に留めておきたいことを紹介します。

プレゼントはなるべく1つにまとめる

園の方針にもよりますが、訪問先への園児のプレゼントはなるべく1つにしましょう。当日は保育園からお花を贈ることも多いので、園児からのプレゼントが複数あると行く時の荷物が多くなってしまいます。

また、園児のプレゼントが個人製作になると、それを一対一で受けとるために訪問先の職員の時間をいただいてしまうことになります。プレゼントはなるべく共同制作にして、1つにまとめることをおすすめします。

訪問前日には確認の電話をする

訪問先への連絡を最初のアポイント1回だけで済ませると、何らかの変更があっても当日知らされることになり戸惑うこともあります。保育士は、前日には必ず訪問先への確認の電話をするようにしましょう。担当者の方が忘れていることもあるので、前日に連絡をしておけば、訪問先でも心の準備をしてもらえますね。

子どもと約束しておくこと

訪問先にあるものには絶対に触らないことを、子どもたちと約束しておきましょう。訪問先によっては、商品や機械など子どもが安易に触れてはいけないものがたくさんあります。大切なマナーのひとつとして伝えたいですね。

訪問先へのプレゼントを製作しよう

前記でもお伝えしましたが、訪問先へのプレゼントは個人よりも共同製作の方が向いています。みんなで力を合わせて作ったプレゼントを見て、職場の方々がほっこりと和んでもらえればうれしいですね。

今回は「準備が簡単な製作」を3つ厳選してご紹介します。

カレンダー

カレンダーの製作子どもたちの手作りカレンダーは、実用的で訪問先でも喜ばれるので、勤労感謝の日のプレゼントにとり入れる保育園はたくさんあります。

月ごとに担当する子どもを決め、人数が多い場合は「合作」にしたり、表紙・裏表紙・前年の12月分などを担当してもらったりなど工夫します。

コルクボードの壁飾り

コルクボードの壁飾りの製作100円ショップなどで買える「コルクボード」を土台にした壁飾りは、丈夫で壊れにくいのがメリットです。

3~5色のカラーボール紙を準備して、丸・四角・星形などに切り、自分の顔を描いたらコルクボードに貼っていきます。中央にはメッセージカードを貼り、リボンなどで飾りつけをしたら完成です。

おしゃれな色紙(しきし)を作ろう

プレゼント色紙の製作子どもたちが共同で描いた絵を、おしゃれに演出して贈りものにしましょう。訪問先が交番ならおまわりさんやパトカーの絵を、消防署へ訪問するなら消防士さんや消防車の絵を描きます。

簡単にできて見栄えのする「おしゃれな色紙」をご紹介します。

【準備するもの】

  • 色紙(または白いカラーボール紙)
  • 片段ボール紙(色紙の台紙として使う)
  • 色ペン、色えんぴつ、マーカーなど
  • リボン

【製作の流れ】

①1枚の色紙に複数の子どもたちで絵を描きます
②中央には感謝のメッセージを書きます
③片段ボール紙を色紙よりも大きめに切ります
④片段ボールの上に色紙を重ねて貼ります
⑤片段ボールの上部に穴を開けたらリボンを通して完成です

※子どもの人数が多い時は色紙の数を増やします

勤労感謝の日の製作のポイント

勤労感謝の日は、母の日・父の日・敬老の日のプレゼントとは意味が違います。訪問する職場にはどんなプレゼントがベストなのか考えることは、保育士の課題でもあります。

勤労感謝の日の製作は、「どんな製作をするか」よりも「何を思いながら製作するか」に重点を置きます。このプレゼントを誰にあげるのか、その人はどんな人なのかを考えながら製作することに意義があります。

勤労感謝の日を保育にとり入れる時、最も大事にしたいのは「子どもと話し合う時間」です。そして、その延長線上にプレゼント作りがあります。製作にあたっては、保育士と子どもが話し合いながらひとつのものを作り上げることで、みんなで力を合わせて仕事をすることの大切さも知ることができるでしょう。

まとめ

勤労感謝の日を記念して、保育園でやりたいことをご紹介しました。

勤労感謝の日の本当の意味や由来を、初めて知った方もいるのではないでしょうか。きっと次回からは、これまでとはちがう取り組み方に変わっていくでしょう。

勤労感謝の日は、保育士がていねいに取り組むことで、子どもの心が成長するきっかけを作ることができます。子どもたちが働くことの大切さや周りの方に感謝する気持ちを育めるよう、製作や職場訪問などのイベントを設定してみてくださいね。

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