保育園の遠足のねらいとは?行き先選びのポイントや事前準備もご紹介

2019.09.19保育の仕事

保育園の遠足風景
遠足をどのように年間行事にとり入れるか、それは保育園によって全く異なります。親子遠足、先生と子どもだけで行く遠足、園外保育などがあり、遠足の計画は園の方針によって決まります。

今回は「先生と子どもだけで行く遠足」にフォーカスして、保育園の遠足についてとりあげます。保育園の遠足にはどんなねらいがあるのか、どんな行き先がベストなのかなど、保育士が意識するべきポイントをご紹介します。

保育園の遠足にはどんなねらいがあるの?

保育園の遠足のねらい保育士にとって、遠足はレジャーではなく「保育」です。下記のようにねらいや目標を持って遠足を計画しています。

季節や行き先によるねらい

  • 広い場所で思いきり体を動かす
  • 花、木、虫、鳥など、自然にふれる
  • 季節による自然の違いに気づく

どの遠足にも共通するねらい

  • 友だちと楽しい時間を過ごす
  • 友だちや保育士に愛着を持つ
  • 外でお弁当を食べる楽しさを知る

保育園の遠足の時期はいつ頃?

保育園の遠足の時期遠足のベストシーズンは、春(5~6月)と秋(9~10月)です。特に、自然がたっぷり味わえる場所に行く場合は、暑さ&寒さが厳しくない時期が適しています。
ただし、夏にプールや海、冬はスキー場へ遠足に出掛ける保育園もあるので、行き先や目的に合った時期を選ぶようにしたいですね。

保育園の遠足には全園児が参加する?

保育園の遠足の行き先選び子どもだけで行く遠足の場合、乳児クラスは参加しない園がほとんどです。安全管理が難しく、遠足のねらいが乳児には該当しないことが理由です。
行き先によっては「3歳以上児のみ」「年長児のみ」など、参加する年齢が限られることもあります。

保育園の遠足は何で行く?

保育園の遠足は、行き先や人数によって「園バス」「貸し切りバス」「公共交通機関」「徒歩」のいずれかで出掛けます。いつもの公園とは違うところに出掛けるワクワク感は、遠足でなければ味わえない楽しさですね。

どこに行く?遠足の行き先選び

ここでは、バスで行く場合の「行き先選び」について、大事なポイントをお伝えしますね。

保育園の遠足に向いているのはこんな場所

子どもだけの遠足に適した行き先を決めるには、面白さや目新しさだけではなく、下記の条件をクリアした場所を選ぶようにしましょう。

行き先の条件①「バスの所要時間は片道30~40分ぐらい」

バスに乗っている時間が1時間以上になると、子どもが疲れてきます。車酔いやトイレの心配もあるので、移動の所要時間は長くても40分前後にしましょう。

行き先の条件②「トイレが分かりやすい場所にある」

子どもだけで行く遠足では、保育士がトイレに同行します。遊んでいる場所から、比較的近い場所にトイレがあるのが理想です。

行き先の条件③「雨を避けられる場所がある」

遠足では、急に雨が降ってくることもあるので、避難する場所があると子どもが濡れずに済みます。天候の急変はよくあることなので、下見の際に必ずチェックしておきましょう。

行き先の条件④「全体を見渡しやすい」

広々とした場所では全体が見やすいので、子どもたちの様子を把握するのに向いています。また、子どもたちにとっても、保育士の姿がよく見えるので安心して遊べますね。

行き先の条件⑤「人がたくさんいる場所は避ける」

人気のある観光地やレジャースポットなど、人がたくさんいるような場所は、遠足の行き先には向いていません。子どもの姿を確認しづらくなり、安全管理が難しくなってしまうためです。

保育園の遠足は「下見」が重要

遠足の行き先が決まったら、複数の保育士で下見に行きます。トイレや避難場所などを確認し、危険につながる箇所はないかしっかりチェックしましょう。お弁当を食べる場所もあらかじめ決めておくと、現地で迷わずに子どもたちを誘導できますね。
以前行ったことのある場所でも、下見は必ずするようにしましょう。行き先の状況は変わることもあり、また工事中の可能性もゼロではありません。下見をしっかりすれば、保護者からの質問にも自信を持って対応できますよ。

悪天候の場合はどこに行くか

当日の天気が良くなかった場合の計画をしっかり立てておくことも大切ですね。園バスを利用する場合は延期でもOKですが、貸し切りバスは当日のキャンセルが難しいので、行き先を変更することが必要になります。
また、保護者も「雨の場合はどうするのか」と気になります。遠足のお知らせをする時に、雨天の場合の行き先も同時に伝えておきましょう。

保育園の遠足にはどんな準備が必要か

保育園の遠足の事前準備遠足までにしておくことと、遠足までに用意するものについて、チェックしておきましょう。

保育園の遠足のしおりを作成する

保護者が見る「遠足のしおり」を作成しましょう。プリント1枚のお知らせよりも、遠足のしおりがあると子どもも保護者も楽しみになります。行き先の画像なども入れると、場所のイメージがしやすくなるので保護者も安心ですね。

前日までに準備するもの

全クラス共通の持ち物は、箱やコンテナにまとめて入れるようにしましょう。準備するものについてはミーティングで確認し、同行する職員全員で共有するようにします。
【全クラス共通の持ち物例】

  • 救急セット
  • ゴミ袋、ビニール袋
  • タオル、バスタオル
  • ビニールシート
  • トイレットペーパー
  • ティッシュペーパー
  • カメラ
  • 子ども用の着替え

保育士個人の持ち物

子どもたちが使用するものだけでなく、保育士自身の持ち物も用意しなくてはなりません。
保育士のカバンはリュックサックがおすすめです。必要なものを入れて背負ってしまえば、両手が空くので遠足の引率には特に向いています。
【保育士の持ち物例】

  • 保護者の連絡先
  • 携帯電話
  • ハンカチ、ミニタオル
  • ポケットティッシュ、ウエットティッシュ
  • ビニール袋
  • 帽子
  • 日焼け止め、虫よけスプレー
  • 弁当
  • 水筒

遠足のバス車内の過ごし方

保育園の遠足のバス車内親子遠足の場合は、車内のレクリエーションに力が入りますが、子どもたちだけで行く遠足の場合は、飽きずに楽しく過ごせればOKです。
出発から到着までレクリエーションを盛り込むのではなく、子ども同士の会話を楽しむ時間や、外の景色をながめる時間も大切にしましょう。

子どもの名前を呼ぶ

参加している子どもの名前をひとりずつ呼んで、意識を保育士の方にひきつけます。バスの中は声が通りづらく子どもが集中できないこともあるので、名前を呼べば自然に意識が保育士に向くようになります。

みんなが歌えるものをチョイス

いつも歌っている簡単な歌は、年齢にかかわらず楽しむことができるのでおすすめです。また、『バスごっこ』『遠足にいこう』などの歌は、遠足の導入として保育にとり入れるようにすると、当日子どもたちもバスの中ではりきって歌ってくれますよ。

運転手さんに親しみを持たせる

バス会社の運転手さんに名前を聞いて、子どもたちと一緒にあいさつをします。可能であれば、運転手さんの年齢や好きな食べものを聞いてクイズにします。いつのまにか子どもたちは運転手さんに親しみを持ち、乗降時に自分からあいさつしたり、話しかけたりするようになります。

風景を見て楽しもう

子どもだけで行くバス遠足は、レクリエーションばかりに重点を置かず、バスから見える風景を楽しむことも大切な時間です。面白い建物や店、山や川、花畑やたくさんの木など、普段は見られない景色を見て、友だちと一緒にさまざまな発見をするのも、バス遠足ならではの思い出になりますね。

保育士の遠足のお弁当におすすめのメニュー

保育士の遠足のお弁当遠足では保育士も手作りのお弁当を持参します。のんびり食べていられないのが残念ですが、子どもたちを驚かせるようなお弁当を作りたいですね。
ここでは、時間も手間もかからず「インパクト大」のおにぎりを2つご紹介します。子どもたちもきっとビックリしますよ。

超特大おにぎり

おにぎりは遠足のお弁当の定番中の定番ですが、それが子どもの顔と同じくらいある大きいサイズなら、子どもたちも驚いて保育士のおにぎりから目が離せません。超特大なので、具もいろんなものを入れることができ、見てビックリ&食べてビックリの超特大おにぎりに、子どもたちも大喜びです。

デコ海苔でキャラクターの顔を描くと、さらに注目の的になること間違いないでしょう。

切らないおにぎらず

「おにぎらず」とは一時期ブームになった、にぎらずに作るおにぎりのことです。海苔を広げて中央にごはんと具を置き、包むように四隅からたたんでいきます。そのまま切らずに持っていくと、「黒くて四角い謎の食べもの」に子どもたちの注目が集まります。

まとめ

今回は、保育園の遠足についてまとめました。
保育園の遠足の行き先選びは、子どもが安全に過ごせる場所かどうかが何より大切です。安全性を確認した上で、ねらいを達成できるかなどを詳しく検討しましょう。

また、しおりや持ち物の用意などの事前準備も、遠足を楽しいものにするためにはとても重要なことです。遠足当日が近づいたら、ご紹介した内容をもう一度おさらいしてくださいね。

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タグ : イベント・行事 遠足
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