保育士なら知っておきたい雑学や由来が丸わかり!2023年6月の行事・イベントカレンダー

公開日: 更新日: 保育お役立ち情報


多くの地域で梅雨入りとなる6月。雨模様が続くこともあり、6月のイベントといってもピンとこない方が多いかもしれませんが、保育園で楽しめる行事はたくさんあります。由来や雑学を知ることは、園児だけでなく保育士の皆さんにとっても新しい発見になるのではないでしょうか。本記事を読んで、保育園でのレクリエーションやお話のネタに繋げてみてくださいね。
LINEで求人情報が届く_保育SP

歯と口の健康週間 6月4日~6月10日

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している活動です。

1928年から1938年まで日本歯科医師会が「6(む)4(し)」にちなんで6月4日を「虫歯予防デー」としていたことが始まりです。1943年から1947年までは中止されていましたが、1949年に再開し、名称を変えながら活動が継続されてきました。

現在の「歯と口の健康週間」という名前になったのは2013年です。

保育園での活動は?

地域の歯科医師を園に呼び、定期健診や歯磨き指導を行う保育園も多いようです。各自で歯磨きをした後に食用の色素で磨き残しに色付けする活動は、皆さんが子どもの頃にも体験したことがあるのではないでしょうか。

他にも、歯の大切さ、虫歯になるとどうなるかをペープサートや絵本の読み聞かせで教える活動も行われています。

毎年6月4日から始まる歯と口の健康週間、保育園でも歯の大切さや虫歯予防についての活動を行うところが多いようです。今回は、この期間について、保育園で園児に分かりやすく説明するためのポイントをご紹介致します。歯と口の健康週間とは?厚生労働省、文部科学省...

衣替え

季節の変わり目に行う衣替え。四季のある日本では、季節によって天候や気温の変化があるため、古くから季節に合わせ服装を変えていたことから衣替えの習慣が定着したといわれています。
明確な日付は定められていませんが、気温と湿度が上がる6月に実施することが多いようです。北海道や沖縄など、本州と異なる気候の地域によっては時期が前後する場合もあります。

保育園で衣替えをするねらいとは?

制服を取り入れている保育園では、夏服と冬服が用意されている園も多いですね。保育園で衣替えを行う目的は主に以下の2点があげられます。

・季節や気温に合わせ、適切な衣服選びができるようになる
・子どもの体温調節をサポートする

寒い季節に着る服、暑い季節に着る服の切り替えを子どもの頃から身に着け、季節に合わせた装いができるように、といったねらいがあるようです。また、気温の変化がある中で、日々を心地よく過ごすためにも衣替えが行われています。

私服で当園する園でも、保護者の方に衣替えのお知らせをし、体温調節のできる服装を心掛けてもらうと良いでしょう。

和菓子の日 6月16日

西暦848年、仁明天皇が6月16日に16の数にちなんだお菓子や餅などを神前に供え、疫病をなくし健康で幸せに暮らせるように願い、「嘉祥」と改元したことが始まりとされています。1979年に全国和菓子協会により、記念日として制定されました。

保育園では、あんこを使ったどら焼きづくりを子どもと一緒に行うなど、手作り体験を行うところもあるようです。おやつに和菓子を出すだけでも、行事に興味を持ってもらえるきっかけになりますね。

父の日 2023年は6月18日

6月第3日曜日は父の日です。1909年、アメリカでソノラという女性が母の日はあるのに父の日がない、父にも感謝する日を設けてほしいと牧師協会に依頼したことがきっかけで始まりました。日本で父の日が始まったのは1950年頃と言われており、1980年前後に百貨店などで販売商戦としてイベント化し定着したようです。

国によって異なる父の日

アメリカでの起源をご紹介しましたが、各国で由来は異なり、父の日は世界共通ではありません。外国ではいつ父の日をお祝いしているのか、みてみましょう。

ブラジル
8月第2日曜日が母の日の三か月後であることから父の日に制定されています。

フィンランド
11月の第2日曜日が父の日となっていますが、理由は「祝日がない月だから」というシンプルな理由でした。子どもから手紙や手作りのプレゼントを贈ることが定番のようです。「祝日がない月」といえば、日本では6月が唯一の祝日がない月ということを御存知でしたか?

ロシア
「祖国防衛の日」である2月23日を父の日とし、父親だけでなく国を守る全ての男性に感謝する日となっているようです。

韓国
韓国では5月8日を両親に感謝する日とし、父の日と母の日を一緒にお祝いする文化があります。日本のようにお花やプレゼントを贈ることが一般的とのことです。

台湾
父の日(父親節)は8月8日で、これは「パパ」と中国語の「八八」の発音が似ていることに由来するそうです。台湾の家庭では、毎年父の日に外食に出かけ、ケーキでお祝いすることが多いようです。日本と同じく、メッセージカードや腕時計、財布などプレゼントを渡す習慣もあります。

日本だけでなく、世界中でお父さんへ感謝する日があることも子どもたちに伝えたいですね。

父の日の制作物例はこちら!

6月の第3日曜日は父の日です。毎年やってくる父の日の工作のマンネリ化に、「今年はどうしよう…」と頭を抱えている保育士さんも多いのではないでしょうか。そこでキラライクでは、ちょっと変わり種の工作「似顔絵着せ替えハンガー」をご紹介します。ハンガーに好きな...

行事として取り上げない園も増えてきている?

家族の在り方が変化してきている現在は、様々な事情で父親と暮らしていない園児に配慮し、父の日のイベントや制作を行わないところも多いようです。普段一生懸命働くお父さんに感謝する大切な日ではありますが、子どもたちの家庭環境を把握し、行事を行うかどうか検討する必要があるかもしれません。

芒種(ぼうしゅ)2023年は6月6日/夏至(げし)2023年は6月21日

一年を24分割し、季節を表す名前を付けた呼び方を二十四節気(にじゅうしせっき)といいます。6月に訪れる二十四節気は芒種と夏至です。

芒種/ 2023年6月6日
稲や麦などの種まきに適した季節、という意味があります。西日本を中心に梅雨に入る時期でもあり、気候が徐々に夏へ向け変わっていく頃ともいわれています。

夏至/ 2023年6月21日
一年で最も昼の時間が長い日として知られているのが夏至です。冬至と比べ空が明るい時間が5時間も長くなるとのことで、冬と夏の違いを分かりやすく感じられるでしょう。

夏至の食べ物

冬至は全国的にかぼちゃを食べる風習がありますが、夏至の場合は地域で異なるようです。田植えの忙しい時期と重なり、特別な食事をとる余裕がなかったのではと言われています。地域ごとに、どのようなものが食べられているかご紹介します。

小麦餅
奈良県や和歌山県を中心に食べられている小麦餅は、もち米と小麦を混ぜてお餅にし、きな粉をまぶしたものです。「半夏生餅」とも呼ばれています。夏至の日に田植えを終わらせ、稲の豊作を願ってお餅を食べることもあったようです。
また、小麦が収穫される時期でもあるため、収穫の手伝いをしてくれた人に配ったことから始まったという説もあります。
タコ
大阪を中心とした関西では、タコを食べる風習があります。タコの吸盤がしっかりと岩に張り付く様子から、「稲がタコの足のように地面に根を張るように」との願いが込められているそうです。
半夏うどん
香川県で田植えや小麦の収穫が終わった後に食べられたことが始まりのようです。煮干しの出汁やタケノコの出汁など、味付けやトッピングは地域によって異なり、食べ方に決まりはないそうです。

他にも知っておきたい、夏至の時期が旬になる食べ物!
夏みかん
6月の下旬頃に旬を迎える夏みかんは夏至に美味しく食べられる果物の一つです。
オクラ
オクラの旬も6月頃と言われています。ネバネバの食感が、子どもたちには新鮮に感じられるでしょう。
ミョウガ
いつもの食事に少し加えるだけでも風味を変えられる薬味です。独特の風味は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、旬の食材として給食に少しだけ加えてみてもいいですね。

まとめ

梅雨で外に出られる回数が減りがちな6月。室内でのレクリエーションの中で、季節の行事や健康の大切さを子どもに伝えられる時間になるといいですね。楽しいコミュニケーションの題材として、今回紹介した内容をお役立てください!
LINEで求人情報が届く_保育SP

キララサポート
キララサポートで見つかる職場
今すぐ医療・福祉の求人をさがす♪
あなただけのお仕事探し♪無料転職サポートへ登録
タグ : イベント・行事
このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
kiralike編集部

kiralike編集部

kiralike(キラライク)編集部です。保育・介護・看護のお仕事がもっと楽しくなるような、今日も明日も笑顔が輝く情報を発信します!