保育士辞めたい、でも言えない…退職の伝え方やタイミング教えます

2019.08.07保育士の働き方・環境 , 保育士転職マニュアル

退職を伝える保育士保育士が「辞めたい」と上司に伝える時、言葉の選び方や相手の反応など、気になってしまうことがたくさんありますね。考えるだけで緊張してしまい、なかなか行動できずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、上司に伝える退職理由やタイミングなど、保育士が退職するときの伝え方のコツをご紹介します。良い方法が見つかれば、話す時の緊張や不安も軽くなっていきますよ。

保育士が仕事を辞めたくなってしまう理由とは

保育士が辞めたい理由
仕事を辞めたい保育士にはどんな事情があるのでしょうか。保育士の退職理由として挙げられることの多い理由を5つ挙げてみました。

人間関係のストレス

下記のような「人間関係のストレス」が大きくなってくると、体調にも影響が出て、仕事を辞めたくなってきます。

  • 職場の雰囲気が悪い
  • いじめられている
  • 苦手な同僚がいる
  • 無視される
  • 保護者とうまく付き合えない

業務が多すぎる

行事の準備や書類作成に追われ、残業が常態化している園も多いですね。プライベートの時間を楽しめない状態が続くと、保育士は心身が疲弊し、仕事への意欲ややりがいを失って辞めたくなってきてしまいます。

給料への不満

保育士の給料は、責任の重さや仕事量に見合わない金額だと言われています。仕方ないと割り切って働いている保育士でも、「他の園はもっと給料が高い」という情報を得ると、同じ職業なら条件の良い職場で働きたいと、退職を考えるようになります。

園の方針が合わない

自分の保育観と園の方針が合わないと、事あるごとに違和感を覚え、いつしか大きなストレスになってきます。自分が納得できない保育を求められて苦しくなってきたために、転職を考える保育士の方も多いことでしょう。

保育士という職業が向いていない

憧れだった保育士という仕事に就いたものの、理想と現実のギャップに戸惑ったり、激務に疲れ果てたりした結果、「自分は保育士には向いていない」と感じてしまう人もいます。

保育士が辞めたいと言えない理由

保育士が辞めたいと言えない理由辞めたいことを伝えようと思っているのに、なかなか上司や同僚に言えないのはどうしてでしょうか。
自分の気持ちを客観的に分析すると、問題への対策が見えてくるかもしれません。

上司の反応が怖い

退職の意向を伝える時、上司や同僚の反応が怖くて言い出せない人がいます。相手の態度や言動に対して、自分はどう対処すればいいのか、頭が混乱してしまうのです。
特に、普段からあまり親しみをもっていない上司の場合は、気持ちが畏縮してしまうので不安になりますね。

そんな場合は、相手の反応を頭の中でシミュレーションしてみましょう。退職を反対されるケース、あっさり了承されるケースなど複数パターン想像してみてください。あらかじめ相手の反応へのリアクションを考えておくことができるので「怖さ」が軽減しますよ。

引きとめられたら心が揺らぐ

多くの上司は、退職を申し出た保育士を一度は引きとめます。上司の説得に心が動かされ、退職を思い直す人も少なくありません。
心の揺らぎは、退職の決意が固まっていないことでもあります。どんなに引きとめられても、退職の決意を貫く覚悟があれば心は動きません。

退職の「伝え方」や「タイミング」がわからない

退職意志は固まっているものの、どんな「伝え方」をすれば上司が納得するのか迷ってばかりで、なかなか言えずにいる保育士もいますね。また、忙しい上司に対して「話すタイミング」に迷うこともあります。
退職をどう伝えるか、どんな時に言えばいいのか、そのコツを次にご紹介しますね。

保育士にとってベストな退職の伝え方

退職を伝える時に大事なことは、「すでに気持ちは固まっている」という姿勢を見せることです。あいまいな表現や一貫性がないと、結果的に上司に引きとめられて困ってしまいます。
自分の気持ちが揺らがないように、下記の「伝え方のコツ」を参考にしてください。

必ずしも「本当の退職理由」を言う必要はない

保育士の退職の伝え方
いくつかある退職理由のうち「人間関係」が一番の悩みだったとしても、ストレートに伝える必要はありません。人間関係の悩みは「主観的な問題」なので、自分の思うように受けとってもらえない可能性があります。辞めたいほど悩んでいるのに、考えすぎだと言われてしまうこともあるのです。

本当の退職理由を話して、かえって厄介な展開になるのも困りますね。退職すれば関係がなくなる人たちなので、ややこしい話になりそうなことは避けましょう。できるだけポジティブな退職理由(転職など)を選んで話すことをおすすめします。

労働条件を理由にすると引きとめられる

労働条件は理由にしない退職理由によくあるのが、下記のように「労働条件」に不満があるケースです。
【労働条件に関する退職理由】

  • 給料が他の園より安い
  • 残業が多い
  • 残業代が少ない
  • 勤務時間が長い
  • 休暇がとりづらい

労働条件が退職理由の場合、「改善するから辞めないでほしい」と上司に引きとめられることがあります。退職の意志がしっかり固まっている人は、できれば「別の退職理由」を話すようにして、園との面倒なやりとりを避けるのもスムーズに退職するコツです。

おすすめの退職理由①「次の職場が決まっています」

転職先がすでに決まっている場合、上司は引きとめることを諦めます。非常に説得力のある退職理由なので、伝え方をあれこれ考えなくてもストレートに言えば相手に通じます。
退職の意思は伝えても転職先が決まっていなければ、「次が決まるまで辞めないでほしい」と言われ、そのままずるずると勤務し続けてしまうことになる可能性があるので、できれば在職中に転職先を決めてしまうのが望ましいですね。

おすすめの退職理由②「勉強に専念する予定です」

退職後は資格を取りたいと考えている人は、単に「勉強したい」と上司に言うのではなく、学校や職業訓練に通う予定があることを伝えます。具体的な計画が決まっていれば、引きとめられる可能性は低くなります。
「仕事の片手間では満足な勉強ができないので、退職して専念したい」という意思を強調するようにしましょう。

ウソは言わない方がいい

ウソは言わないどうせ辞めるのだから「軽いウソ」程度なら構わないだろうと、事実ではない退職理由を話す人もいます。その結果、上司や同僚から何度もつっこまれ、ウソだからうまく答えられずに追いつめられてしまうことがあります。
「言うこと」と「言わないこと」を選別するのは大事ですが、基本的には事実だけを話すようにしたいですね。

お詫びと感謝を忘れずに伝える

お詫びと感謝を伝える
退職を伝える時は、ついつい「どう表現するか」や「相手の反応」ばかりが気になってしまいますが、迷惑をかけることのお詫びや、これまでお世話になった感謝を伝えることも忘れないようにしましょう。
お詫びや感謝をきちんと伝えることで、退職の決意の固さを上司は感じます。たとえ嫌な上司でも、あえて「社会人としての礼儀」を通すことが園へのけじめになります。

退職のタイミングと伝えるタイミング

退職のタイミング退職の伝え方が決まったら、次は「退職のタイミング」と「退職を伝えるタイミング」をいつにするか考えましょう。何月頃がいいのか、1週間のうちいつが良いか、具体的にご紹介しますね。

年度末は退職シーズン

年度末は1年の終わりでもあるので、保育士の退職にはベストな時期です。上司も「退職者がいるかもしれない」という心の準備があるので、タイミングも悪くはありません。
年度末に退職するなら、早ければ1月、遅くても2月中に退職意思を伝えるようにしましょう。

年度の途中で辞めたい時は

年度途中に退職者があると上司や同僚の負担が大きくなるので、行事の多い時期は特に避けた方がいいですね。ベストなタイミングは8月と12月。お盆休みや正月休みの前が退職のチャンスです。
退職を伝えるのは退職日の1~2カ月以上前にすると、上司や同僚も心の準備ができるでしょう。

週明けよりは週末がベター

退職の申し出を週の始めにすると、その1週間は何度も呼び出しをされて引きとめられることも予想されます。週末に退職を伝えると間に休日が入るので、上司とのやりとりもワンクッションおくことになってお互いが冷静になれます。

必ず「上司の状態」をチェックする

ベストな時期を選んだつもりでも、上司の状態が悪いタイミングで声をかけてしまうと必要以上の反発や叱責を受けてしまう可能性があります。仕事の忙しさ、トラブルは起きていないか、体調は悪くないか、機嫌はどうかなど、上司の様子を見極めてから、退職を伝えるようにしましょう。

保育士が辞めたいと思ったら行動すること

辞めたいと思ったら
辞めたいという気持ちが強くなっても、一時的な感情で行動するのは避けたいもの。後悔のない転職をするためにも、できるだけ落ち着いて行動するようにしましょう。段階をふんで、自分の気持ちを客観的に見極めていくことが大切です。

1.リラックスして頭を空っぽにしてみる

今の職場を辞めたいと考えている時は、心が不安定で憂うつな気分になります。腹が立ったり、落ちこんだり、胸が苦しくなりますね。
こんな時はまず自分の気持ちを落ち着けるように、あたたかい飲み物を飲んだりヨガをしたりといった自分なりのリラックスできる方法を試してみましょう。心が静まれば頭の中もスッキリするので、気持ちの整理がしやすくなります。

2.辞めたい気持ちを整理してみる

自分が感じている「辞めたい」という気持ちについて、下記のポイントをふまえて整理すると、客観的な視点で判断できるのでおすすめです。
【気持ちを整理するためのポイント】
①辞めたい理由をすべて書き出してみる
②辞めたい理由に優先順位をつける
③問題が改善する見込みはあるか
④このまま園にいたら自分はどうなるか

3.相談してみる

自分自身で気持ちを整理するのが苦手なら、転職の専門家に相談してみることをおすすめします。
保育士専門の紹介会社のコンサルタントなら、保育士の気持ちに寄り添い、どうすることがベストな判断なのか一緒に考えてくれます。求人や業界の転職事情など、自分に必要な情報を得ることができますよ。

4.将来のこともふまえて考えてみる

退職は、現在の状態だけでなく「近い将来」をふくめて考えると、転職してから後悔することが少なくなります。結婚や出産、将来的な仕事の目標、働き方など、今の辞めたい理由に「将来の自分」をプラスして、退職を検討するようにしましょう。

5.情報を集めてみる

さまざまな方面から転職の情報を集めてみましょう。求人情報をはじめ、多様化している保育士の働き方情報などが役に立ちます。
すでに退職した元同僚や、同じ保育士で転職した友人から得られる「生きた情報」も、これから退職意志を固めようとしている自分にとって参考になることばかりでしょう。

6.上司に引きとめられても辞めるという決心を固める

たとえ「身勝手」「無責任」「子どもたちがかわいそう」と言われても決心を変えない…そこまで気持ちが固まっているかはとても重要なことです。
保育士は人相手の仕事なので、情に訴えられると弱い一面があり、実際に辞めることを取り消す人も多いのです。退職を伝える時は、何を言われても揺らがない決意が必要になります。

まとめ

今勤めている保育園を辞めたいけれどなかなか言い出せない保育士の方向けに、スムーズに退職できる伝え方とタイミングをご紹介しました。

退職を上司に伝える際は、人間関係などのネガティブな理由は伝えずに、「転職先がすでに決まっている」などのポジティブな退職理由を伝えることをおすすめします。また、年度末や長期休みの前など区切りの良い時期での退職を目指して、1~2カ月前くらいのタイミングで伝えると良いでしょう。
退職しようとしている人は、話し方のコツやタイミングを予備知識として覚えていると、「言えない」という苦手意識を乗り越える勇気が出てきます。大事なポイントをおさえて伝えれば、きっと上司も最後は納得してくれますよ。

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kiralike編集部

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