北海道・札幌の保育士の求人状況は?給料相場や修学資金貸付制度もご紹介

公開日: 更新日: 保育士の給与・年収

北海道の保育士の給料や手当
北海道は「魅力ある都道府県ランキング」などの投票企画で、常に上位にランクインする人気の都道府県です。旅行先や短期滞在先としては、海の幸やご当地グルメなどの食の魅力や雄大な自然、北欧やカナダのような大陸的な気候・風土が人気のポイントですが、いざ居住して働くことを考えるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は、札幌市など北海道での保育士の求人状況や給料相場、保育士就労に関する支援制度などについてご紹介します。

北海道の保育士求人状況

北海道の保育士求人状況北海道の保育士の有効求人倍率は「1.7~1.8倍ほど」で、高め安定の傾向で推移しています。

北海道内で保育士になる方は、高卒後に地元の養成学校を修了してそのまま地元の保育施設に就職するケースが一般的です。そのため近年の少子高齢化の影響を直接受けやすく、保育士として働く人材は慢性的に不足している状況が続いています。

特に札幌市内では常に保育士不足が問題となっています。もし、北海道に移住して保育士として転職したいと考えているなら、求人情報が豊富で選択肢の多い、札幌市での就業がおすすめと言えるでしょう。

札幌市以外では、旭川市や函館市など比較的人口の集中している街や、小樽市、江別市、石狩市、北広島市など札幌市近郊のベッドタウンも保育士求人が多い傾向です。

北海道の保育士の給料相場

北海道の保育士の給料相場厚労省「平成30年度 賃金構造基本統計調査」によると、全国の保育士のお給料の平均額は賞与を含んだ年収換算にして357.9万円です。

「北海道で働く保育士」について見ていくと、平均月収は23.0万円です。また、平均賞与額は56.6万円となっています。
この月収額に12カ月を掛け、賞与を加えて年収に換算すると、北海道の保育士の平均年収は333.5万円となり、全国平均の給与額357.9万円を下回っていることになります。

北海道の給与水準は高くはないが高待遇の地域や園もある

この全国平均との比較からも分かる通り、北海道の保育士の給与水準が若干低めであることは否めません。しかし、北海道は広く数多くの市町村があり、地域ごとに待遇の差があるため、一概に「北海道ならどこでも給与水準は高くない」とは言い切れないでしょう。また、新設園や保育士確保に力を入れている園であれば、高待遇で求人募集をしていることもあります。

生活コストが下がれば貯蓄額を増やせる可能性も

給与水準は高い場合でも生活コストが高くついてしまうと、可処分所得(総所得の中で自由に使える金額)は少なくなってしまい、かえって生活が苦しくなることもあります。北海道は家賃などの生活コストの面で大都市圏より相当に有利なので、お給料が下がったとしても預貯金に回せる額は逆に増やすことができるかもしれません。

参考資料:平成30年賃金構造基本統計調査

北海道で保育士として働くメリット

北海道で保育士として働くメリット先にも少しご紹介しましたが、生活コストが安く済む点は北海道で保育士として仕事をするメリットの1つです。ここではそれ以外にも数多くある、北海道で保育士になることのメリットをご紹介します。

生活コストの中でも家賃がとびぬけてお得

北海道は学生の独り暮らしや転勤・長期出張者の賃貸需要が多く、特に都市部には賃貸住宅が数多くあります。そのため、住居費は全国的にも破格の安さと言われています。

首都圏で住むと家賃10万円は覚悟しなければならないような好立地・高セキュリティ物件でも、3万円~4万円の家賃で住めるケースが珍しくありません。

意外に公共交通機関が充実

北海道に住むなら、車を持っていないと生活できないと考えている方も多いでしょう。しかし、札幌やその近郊の移動には公共交通機関がかなり便利です。もちろん、保育士としての通勤を考えても、沿線の職場を選べば問題は感じないはずです。

日常の用を足す範囲内の移動なら電車や地下鉄で十分に事足りるため、電車や地下鉄の駅周辺で暮らすなら車はそれほど必要ないと考えて問題ないでしょう。

食べ物がおいしい

魚介類や野菜などの素材からご当地グルメまで、北海道にはたくさんのおいしいものがあります。北海道の食の充実ぶりは、観光だけでなく実生活にも確実にプラスになる要素です。

東京など大都市でおいしいものを食べるためには高いお金が必要ですが、「北海道では何を食べてもおいしい」という言い回しが大げさでないことが、実際に住んでみるときっと理解できるはずです。頑張って高いお金を払わなくても日常的に食べるものがどれもおいしく質が良いということだけで、ストレスを低減できることでしょう。

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北海道の保育士支援制度

北海道は地方の中でも保育士不足が問題となっている地域のため、自治体による保育士就労に対する支援制度が設けられています。その代表的なものが、以下にご紹介する保育士修学資金貸付制度です。

北海道社会福祉協議会による保育士修学資金貸付

北海道内で保育士として働きたい方に向け、保育士資格取得に掛かる資金の貸付を行っています。最長2年を限度とし、道内の保育士養成機関で学ぶ方に向け「学費を月額5万円以内、入学時準備金・就職時準備金をそれぞれ20万円以内」貸付けてくれる制度です。

また、卒業後1年以内に保育士登録を行い、道内の保育園などに就職して5年間(一部地域は3年間)継続して働いた場合、貸付金の返還が免除となります。

札幌市社会福祉協議会による札幌市保育士修学資金等貸付制度

先にご紹介した「保育士修学資金貸付」は、「札幌市を除く道内地域」の保育園などに勤める場合限定となっています。札幌市で就職を考えている方は、「札幌市社会福祉協議会」が窓口となり実施する「札幌市保育士修学資金等貸付制度」を利用できます。貸付金額や返還免除の条件などはほぼ同様ですから、そちらもぜひご参考にしてください。

※上記でご紹介した自治体の支援制度は2019年10月時点の内容です。制度は変更になる場合がございますのでご注意ください。

保育士確保対策事業|社会福祉法人 北海道社会福祉協議会
保育士確保対策事業|社会福祉法人 北海道社会福祉協議会

貸付制度|社会福祉法人 札幌市社会福祉協議会

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北海道・札幌の保育士求人に関するまとめ

今回は、北海道での保育士の求人事情やお給料について、また北海道で保育士として働くメリットや支援制度についてご紹介しました。

他の地方部などと同様に、給与面での著しいメリットはそれほどない北海道の保育士さんですが、生活コストが安く済む点や土地柄特有の暮らしやすさなどが大きな特徴です。

一つの土地で長く勤め続けたい、自分らしくマイペースに保育士として働いていきたいと考えている方は、ぜひ札幌市などの北海道での就職・転職を考えてみてはいかがでしょうか。

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