保育士 は「早番・遅番のみ」で働ける?短時間勤務の働き方
公開日: 更新日: 保育士の働き方・環境お子さんを持つ方や家族の介護などを行っている方など保育士の中には、短時間勤務をしたいと考えている方も多いでしょう。しかし、保育園で短時間勤務は難しいイメージがあり、保育士として働くことに躊躇している方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では早番・遅番のみなど、保育士の短時間勤務の働き方について解説します。
目次
保育士は短時間勤務でも働ける?
短時間勤務を可能としている保育園もあります。園によって異なる場合もありますが、基本的に早番・中番・遅番に分けたシフト制が採用されています。
中には、固定シフト制を採用している保育園もあり、早番・遅番のみでも働くことが可能です。勤務時間は、早番なら開園前からお昼・夕方まで、遅番は夕方から閉園までとしているケースが多いでしょう。
早番・遅番のみでも対応している場合は、求人に記載があります。短時間勤務を希望する場合は、求人に早番・遅番のみでも可能と書いてある保育園へ応募するようにしましょう。
短時間勤務「早番・遅番のみ」で働く保育士の仕事内容
次に、早番で働く場合と遅番で働く場合の仕事内容をご紹介します。ただし、保育施設によって内容が異なる場合もあります。ここでは、基本的な仕事内容を見ていきましょう。
早番の仕事内容
早番の保育士は、開園作業と早朝から日中にかけての保育を行います。
清掃や消毒作業などの開園整備
まず、出勤したら清掃や消毒作業など開園整備を行い、園児を受け入れる準備をしてきます。子どもたちが安心して過ごせるように、安全確認も行います。このときに、前日の遅番を担当していた保育士からの連絡事項や引き継ぎ事項も確認します。
早朝保育の対応
保育施設によっては、通常の保育時間よりも前に子どもを受け入れる早朝保育を行っている場合もあります。早朝保育を行っている場合、早番担当の保育士さんが対応します。
早朝なので子どもも寝ぼけていることがあるため、お絵描きや絵本の読み聞かせなど、ゆっくりと過ごせる遊びをして過ごします。
通常保育の園児の迎え入れ・保護者対応
開園時間になったら、通常保育の園児の迎え入れや保護者の対応が必要です。ここで子どもの健康を確認したり、保護者の方から気になることや連絡事項を伝えたりといったコミュニケーションを取ります。
クラス担任や他保育士への引き継ぎ
退勤前は、中番や遅番の方への引き継ぎを行います。子どもの様子や保護者の方からの連絡事項・相談事などを共有します。
遅番の仕事内容
遅番の保育士は、日中から夕方にかけての保育と閉園作業を行うのが基本です。
引き継ぎの確認
まず、早番または中番担当の方から、子どもたちについての引き継ぎ事項を確認します。
通常保育の園児の引き渡し
園児の保護者への引き渡しも遅番の方の仕事です。引き渡し時に、今日あったことや連絡事項などを保護者の方に伝えます。
延長保育の対応
通常保育終了後も預かる、延長保育を実施している保育園もあります。遅番を担当する場合、延長保育の対応がメインになるケースがほとんどです。子どもたちと遊んだり、軽食の提供を援助したりなどします。
翌日の早番担当への引き継ぎ準備
子どもたち全員を引き渡した後は、翌日の早番担当の保育士への引き継ぎ準備をします。延長保育での様子や体調などスムーズに引き継ぎできるように共有事項をまとめておきます。
清掃や戸締まりなどの閉園準備
閉園の準備をするのも遅番を担当する保育士さんの仕事です。園内の掃除を行い、各教室の戸締まりや安全確認を行います。問題がなければ、保育園のカギを閉めて、戸締まりをします。
保育士が「早番のみ」「遅番のみ」で働くメリット・デメリット
早番のみ、遅番のみといった固定シフト制で働く場合、それぞれにメリット・デメリットがあります。
早番のみで働く場合メリット
残業時間が少ない
保育施設にもよりますが、まず残業時間が少ないという点がメリットとして挙げられます。退勤時間になったら、中番または遅番の保育士さんに引き継ぐだけなので、残業や仕事を持ち帰ることは少ないでしょう。
夕方以降時間が取れる
勤務形態によって異なりますが、早番の場合は昼や夕方までの勤務となります。そのため、早番の場合は、夕方以降はプライベートの時間として充実させることが可能です。夜はゆっくり過ごしたい方は早番が向いているでしょう。
早番のデメリット
早起きする必要がある
早朝から出勤することになるため、早起きしなければなりません。特に早朝保育を受け入れている場合は、早めに出勤することになります。早起きが苦手という方には体力的に厳しく感じることもあるでしょう。
朝の作業が忙しいこともある
朝は子どもの数も多く保育士の人数が少ない時間帯であることも多いため、仕事が忙しいこともあります。特に登園時間は、子どもの迎え入れが集中するため、忙しく感じることも。職員が少ない中で、子どもの確認や保護者からの相談を受け必要があります。保護者の方も朝は急いでいることが多いため、余計に忙しなく感じるでしょう。
遅番のみで働く場合メリット
朝、ゆっくりできる
遅番は、出勤時間が遅いため、朝ゆっくり過ごせるのがメリットです。保育施設によっては、始業時間が昼すぎや夕方としていることもあります。
早起きが苦手、朝ゆっくりと過ごしたいというのであれば、遅番のみの働き方が向いているかもしれません。
通勤ラッシュを避けられる
朝も遅めの時間に出勤することになるため、電車通勤の場合、通勤ラッシュを避けることができます。
ゆったりしたペースで仕事ができる
18時までにはお迎えのピークが終わります。順次子どもが帰っていくため、最終的には少人数になります。急いでいる保護者も少ないため、ゆったりしたペースで仕事ができるのはメリットといえるかもしれません。
遅番のデメリット
帰宅時間が遅くなる
出勤時間が遅い分、退勤時間も遅くなるため、帰宅時間が遅くなることがデメリットです。拘束時間が長いこともあり、出勤日は仕事の後に予定が入れることも難しくなります。
また、18時以降も受け入れている保育園もあるため、退勤時間が20時以降になることもあるでしょう。延長保育が終わった後は、閉園の準備もあるため、帰宅時間は夜遅くなってしまいます。
不規則な生活になることも
帰宅する時間が遅くなるため、夜ご飯の時間や就寝が遅くなってしまうことも。遅番の場合は、生活リズムが不規則になってしまうこともあります。
保育士は短時間勤務「早番・遅番のみ」を希望する場合はキララサポートがおすすめ
「早番のみ」または「遅番のみ」で働くなら、早番・遅番のみでも可能としている求人を探しましょう。パートやアルバイトであれば、早番・遅番のみの短時間勤務を採用している保育施設が多くあります。
しかし、短時間勤務の場合、フルタイムや正社員で働く保育士と比較して給与が低いのではないかと心配になるかもしれません。実は、派遣会社でも短時間勤務の保育士求人があります。派遣は、パートやアルバイトよりも給与が高い場合が多いでしょう。勤務時間も柔軟に対応してくれる場合もあるので、派遣保育士として働くのも良いのではないでしょうか。
保育士の派遣求人を探すなら転職サービスの利用がおすすめです。保育専門の転職支援サービス「キララサポート」では、派遣保育士の求人をご用意しています。短時間勤務をご希望の方はぜひご相談ください。
まとめ
今回は早番・遅番など短時間勤務の働き方について紹介しました。短時間勤務は時間の都合上、求人が少ないと思われがちですが、早番・遅番のみなど短時間勤務を採用している保育施設はあります。時間や給与など自身の希望や条件などがある方も多いでしょう。その際は転職サービスなどの活用がおすすめです。短時間勤務に関してもパートやアルバイトの他、派遣求人なども取り揃えています。
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