【東京都大田区で働きたい方向け】保育士の借り上げ社宅制度(家賃補助)の条件について

公開日: 更新日: 保育士の福利厚生・待遇


保育士として働く方向けにさまざまな制度が設けられています。その中の1つに、借り上げ社宅制度事業(家賃補助)があります。家賃は家計の多くを占めるため、家賃補助があると助かりますよね。借り上げ社宅制度は、多くの自治体・保育園で実施されていて、東京都大田区でも実施されています。

そこで今回は、大田区エリアで働きたい保育士向けに大田区の借り上げ社宅制度(家賃補助)をご紹介します。

都内でも物価も安く住みやすい大田区

大田区大田区は、どのような地域なのでしょうか。上京を検討しているという方は、どのような場所なのか気になるはずです。ここでは、大田区のエリア情報や保育環境についてご紹介します。

東京都大田区のエリア

大田区は、大森地域・調布地域・蒲田地域・糀谷羽田地域の4つのエリアから成り立っています。

中でも、糀谷駅周辺はお祭りやイベントなどを定期的に行う商店街があり、地域の触れ合いの多さが伺える場所で、治安も良く住みやすいといえます。また、大田区は空港が近いこともあり、帰省のときにも便利です。渋谷・品川にもアクセスしやすくおでかけしやすいのもメリットといえます。

アクセスが良いとはいえ、都内だと物価が高く生活しにくいのでは?と思うかもしれません。実は、大田区は都内でも物価が安く住みやすい町でもあります。

大田区の保育環境

大田区の保育環境大田区の保育園で働く場合、どのような保育環境なのか気になるのではないでしょうか。

大田区は、地域の子育て力向上のためにさまざまなサービスが展開されています。特に待機児童解消に力を入れていて令和3年に待機児童0を達成。3~5歳児は平成30年から待機児童0を継続しています。待機児童が少ないということは、保育施設や保育サービスが充実しているといえます。

大田区の保育士借り上げ社宅制度(家賃補助)とは?

大田区では、保育士向けに借り上げ社宅制度を導入。補助の名称は、正式には「大田区保育施設職員宿舎借り上げ支援事業」といいます。

この制度は、保育施設職員用の宿舎を借り上げる保育施設などに対して、住宅の借り上げにかかる費用を区が負担するものです。大田区の保育施設で働く方は、条件を満たせば家賃補助を受けることが可能です。

ここでは、保育士向けに借り上げ社宅制度の対象となる施設や対象者を解説。大田区の家賃相場も併せてご紹介しますので、参考にしてください。

保育士借り上げ社宅制度の対象となる保育施設

保育士借り上げ社宅制度の対象となる保育施設家賃補助の対象となるのは、大田区内に所在する下記の保育施設です。

  • 私立認可保育所
  • 区立民営保育所
  • 東京都認可保育所
  • 小規模・事業所内保育所(区が認可した施設に限る)
  • 定期利用保育専用施設(区が認可した施設に限る)
  • 病児・病後児保育事業実施施設

保育士借り上げ社宅制度の対象者

補助の対象者となる条件が決められています。補助の対象者となる方は下記の通りです。

  1. 大田区内の保育施設に勤務していること(施設長、保育士、保育補助者、調理師、看護師)
  2. 1日6時間以上かつ月20日以上の勤務をしていること
  3. 世帯主またはこれに準ずる者であること
  4. 住宅手当等が支給されていない、または支給されている同居者がいないこと
  5. 1年以内に他の借り上げ社宅制度を利用したことがない

保育士さんだけではなく、保育施設に勤務している保育補助者・調理師・看護師も対象です。また、勤務時間に条件が設けられているため、雇用形態を確認する必要があります。

借り上げ社宅制度の補助金額

大田区の保育士向けに借り上げ社宅制度では、1戸あたり8万2000円まで家賃補助を受けることができます。この上限金額のうち、国・市区町村が3/4を補助、保育所が1/4を補助することとなります。

なお、敷金・礼金や引っ越しにかかる初期費用の補助などについては保育施設によって補助しているかどうかが異なります。そのため、家賃以外にかかる費用については、保育園の各運営事業所に確認が必要です。

大田区の家賃相場と自己負担額

大田区の家賃相場大田区の家賃相場は、1Rであれば約7万円で、1Kだと約8万円になります。補助金額の上限が、8万2000円なので、毎月の自己負担額は0~2万円ほどになるでしょう。

基本的に補助金額を超える場合は、自己負担になりますが、保育施設によっては所得税控除のため、別途規定を設けているケースもあります。補助金額内の物件であっても自己負担が発生する場合もあるでしょう。

また、住宅については、どのような物件が選べるのか、各保育園の規定によって異なります。例えば、自分で自由に物件を探せることもあれば、保育園・自治体と提携している不動産会社がある、保育園指定の物件に入居するなどのパターンがあります。

大田区の保育士借り上げ社宅制度(家賃補助)を利用するメリット・デメリット

大田区の保育士借り上げ社宅制度大田区が用意する保育士借り上げ社宅制度を利用するメリットはあるのでしょうか。ここでは、デメリットと併せてご紹介します。

大田区の借り上げ社宅制度を利用するメリット

まず、メリットとして挙げられるのが、家賃が補助上限額の範囲内なら自己負担が発生しないということです。自己負担することがあっても少額で済むため、家計は助かるのではないでしょうか。

また、住宅手当とは違い、住宅分の給与が増えるというわけではありません。そのため、税収が上がってしまう心配もありません。

すでに指定された住居がある場合は、物件を決める手間がなくすぐに入居できるのもメリットでしょう。初期費用・更新料がかからず節約できるのも良い点です。

また、働いている保育施設が大田区内であれば良いため、居住エリアが大田区でなくても利用できるのもこの制度のメリットです。

大田区の借り上げ社宅制度を利用するデメリットはある?

まずデメリットとして挙げられるのは、大田区内の保育施設で働いていないと利用できないということです。大田区以外の保育施設では対象とならないため、注意しなければなりません。

また、住宅がすでに指定されている場合は、家を自由に決められないという点もデメリットです。保育施設によっては入居条件や期限が決められていることもあるので注意しなければなりません。

東京都大田区の借り上げ社宅制度にまつわるQ&A

Qパートでも利用できる?

雇用形態・働き方によって、対象外になります。大田区では、1日6時間以上かつ月20日以上の常勤している方を対象としています。1日6時間以下または月20日以下の場合は補助の対象外です。他の条件については、保育施設によって異なる場合もあるので、注意しましょう。

Q家族や恋人、友達と同居していても利用できる?

同居については、保育施設の基準によって異なるケースがほとんどです。

例えば、子供がいる、婚姻関係があるといった家族であれば認めていることが多いでしょう。

婚姻関係のない恋人や友達との同居については、トラブル回避のために認められていないことが多くなっています。保育施設で独自の基準が設けられている可能性が多いため、あらかじめ確認するようにしましょう。

借り上げ社宅制度がある大田区の保育士求人はキララサポート

大田区の借り上げ社宅制度を利用するには、制度を利用できる大田区の保育施設で働く必要があります。借り上げ社宅制度を使用して働きたい方は、大田区にある保育施設はいかがでしょうか。

キララサポートでは、借り上げ社宅制度や社員寮がある大田区の保育士求人を多数取り扱っています。保育士求人をお探しの方は、ぜひご相談ください。

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まとめ

今回は、大田区で働く保育士の借り上げ社宅制度(家賃補助)についてご紹介しました。

大田区の補助上限基準額は1戸あたり8万2000円のため、家賃がこの金額以内であれば自己負担額なしで住むことが可能です。事業者によって異なりますが、敷金・礼金・更新料などもかからないため、節約したいと考える方はメリットといえます。ただし、大勝し施設や対象者の条件などに合致しなければ制度の利用は難しいため、細かい情報なども必ず確認しましょう。借り上げ社宅制度などを利用して保育士求人を探したい方は転職エージェントなどを活用するとスムーズに探すことができるでしょう。

キララサポートでは、保育業界に精通した専任コンサルタントがあなたの就職・転職を手厚くサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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kiralike編集部

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