新人保育士の悩みとは?よくある失敗と対策について

公開日: 更新日: 保育 , 保育の仕事 , 保育士の働き方・環境

新人の保育士は仕事に慣れるまで時間がかかり、すぐにすべて上手くできる方はほとんどいません。失敗を繰り返す中で、「保育士に向いていないのではないか」といった悩みを抱えるケースもありますが、失敗を乗り越えしっかり対策することで成長に繋がります。今回のコラムでは、新人保育士の悩みやよくある失敗とその対策についてご紹介します。

新人保育士の主な仕事内容とは?

新人保育士の仕事は通常の保育業務に加え、雑務や書類作業など多岐に渡ります。職場によって異なりますが、具体的な内容は下記の通りです。

・保護者対応
・保護者への連絡帳の記入
・おもちゃの片付け
・様々な行事の準備、実行
・職員会議への参加
・業務日報の作成
・園だより作成
・保育カリキュラム、月案の設定

※新人保育士だけでなく、一般の保育士の業務も含まれます。

新人保育士の主な悩み

保育士になって1~2年程の保育士が抱える悩みをご紹介します。

失敗が多い

働き始めたばかりの頃は当然のことですが、分からないことやできないことが山積みで悩んでしまうケースが多いです。保育士に向いていないのではないかと思いつめてしまう方もいます。

自分は保育士に向いてないのかも…。そう感じた時、保育士の気持ちに迷いが生まれ、悩みながら仕事をする日々が始まります。先輩保育士から「保育士に向いてない」と言われてしまい、傷ついている方もいるかもしれません。そんな苦しみから逃れたくて、保育士を辞めて...

仕事が終わらない

慣れない業務で時間がかかり、仕事が終わらないのも悩みの一つです。事務作業や制作物など、仕事が終わらないと家に持ち帰ることもあるようです。

子どもとの接し方が分からない

学校の授業や実習で学んだことでも、いざ働き始めるとうまくいかないと感じる場合があります。子どもとの接し方もその一つで、思うように子どもが言うことを聞いてくれないと、自分の接し方が悪いのではないかとストレスを感じてしまいます。

先輩保育士や園長と関係が築けない

園長や先輩が厳しい、保育観が合わない、先輩保育士に聞きたいことが聞けない・教えてもらえないといった人間関係も新人保育士の悩みの一つです。人間関係が上手くいかないとメイン業務である保育もスムーズに進まず、辞めたいと感じてしまう場合があります。

同期がいない

採用人数が少ない園などでは、同期がいないことで悩む保育士は多いようです。同期がいれば分からないことや仕事の愚痴も相談しやすく、働きやすさに繋がるケースもあります。

新人の保育士の方にとって、話しやすく相談できる同期は心強い存在です。しかし、保育園が採用する保育士の数には限りがあり、職場によっては同期入社の仲間がいない場合もあります。今回のコラムでは、新人保育士の抱える悩みの中で、今回は「同期がいない」方にフ...

新人保育士によくある失敗

新人保育士がよくやってしまう失敗とはどのようなものがあるのでしょうか。

保護者対応が上手くいかない

保護者の名前と顔が覚えられない、緊張して上手く話せないといった保護者への接し方で失敗してしまう場合があります。保護者の名前が思い出せず、連絡事項を伝えそびれた結果、後日クレームになってしまったという例もあります。

クラスを上手にまとめられない

新人保育士の頃は子どもとの関わり方が上手くできず、注意や話を聞いてくれないことがあります。先輩保育士の声かけにはすぐに応える子ども達が、自分の話になると全然聞いてくれず活動が進まなかったという失敗はよくあるようです。

他の保育士と連携できない

子どもの人数が多い保育園では、その日の連絡事項が沢山あり、保育士同士でしっかり情報を共有していかなければなりません。子どもに関する情報や業務上の報告が漏れてしまうと他の職員にも支障がでてしまい、失敗に繋がってしまうようです。また、業務の進め方で迷った際に「多分大丈夫」と自分で判断してしまった結果、トラブルに発展してしまった例もあります。

新人保育士ができる対策とは?

よくある失敗をご紹介しましたが、失敗しないために新人保育士にできる対策はあるのでしょうか。

保護者の顔は他の保育士に随時確認を

保護者の方の顔と名前が分からない場合は他の保育士に確認するのがおすすめです。先輩や同僚に協力してほしいと事前に伝えておくことで、困った時に相談しやすくなります。また、保護者対応で緊張してしまう方は、最低限伝えなければならない連絡事項をメモしておき、伝え忘れを防ぎましょう。

子どもとの関わり方はベテランの先生を参考に

他の先生の話は聞くのに私の話は聞いてもらえない・・・といった場合は、自分と先輩達で何が違うのか、観察してみましょう。話し方や身振り手振りなど、子どもの注意を引く行動がきっとあるはずです。また、先輩の保育士も過去に同じような悩みを持っていたかもしれません。子どもとの関わりが上手く行っている先輩がいれば、相談してみると良いでしょう。

失敗した際は正直に報告を

ミスをした際に一番してはいけないのがそのままにしてしまう・自分だけで無理やり解決しようとすることです。失敗を放置した結果さらに大きなトラブルになってしまう場合もあるため、ミスは隠さず正直に周りに相談するようにしましょう。失敗をしないに越したことはありませんが、いざミスをしてしまった際は速やかに先輩や園長に報告し、対処法を仰ぐことが大切です。

まとめ

新人保育士について、悩みやよくある失敗をご紹介しました。仕事でうまくいかないことが続くと、保育士が向いていない、辞めたいと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、悩みの多くは、保育士を辞めるのではなく職場や働き方を変えることで解決できる場合があります。保育士を辞める前に、他に活躍できる職場がないか探してみることをおすすめします。

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kiralike編集部

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