運動保育士とは?仕事内容や資格取得方法をご紹介

公開日: 更新日: 保育 , 保育士の働き方・環境 , 保育士の資格取得

保育関連の資格の一つに「運動保育士」というものがあります。子どもの運動習慣の改善や身体能力の向上に貢献できる資格であり、資格を保有することで保育の幅を大きく広げることができます。今回のコラムでは、運動保育士の仕事内容や資格取得方法をご紹介します。

運動保育士は何をするの?

まずは「運動保育士とは何か?」を詳しくご紹介します。

運動保育士とは

運動保育士とは「NPO法人運動保育士会」が設立した民間資格です。この資格を持っていると、運動遊びを通して子どものやる気や好奇心、集中力を育成するスキルを持ったプロフェッショナルとして活躍することができます。主な活躍場所は保育施設や商業施設内に併設のプレイランドなどです。

運動保育士の仕事内容

運動保育士は子どもの発達に合わせた遊び、運動を提供する仕事です。鉄棒、縄跳び、マット運動などの運動指導を通し、運動の楽しさや成功体験を味わせる役割を担っています。ただ教えるのではなく、子どもが楽しみながら実践できるよう工夫できるかどうかがポイントです。

運動保育士の給料は?

運動保育士の給料は一般の保育士と同程度の年収300万円~350万円前後が平均的です。ただし、資格手当がある職場では一般保育士以上の給料が支給される場合もあります。また、地域や経験年数によっても異なります。

なぜ運動保育士のニーズが高まっているの?

運動保育士は年々注目が高まっている資格の一つです。その理由は、子どもの能力向上に対して運動を取り入れる考えを持つ保育施設が増えてきているためといわれています。

基礎体力を向上させるため

近年問題しされているのが、外で遊ぶ機会が以前よりも減ったことに対する子どもの体力・運動能力の低下です。運動遊びの楽しさを伝えるとともに、体力や運動能力向上をサポートできる専門家が必要とされています。

脳を発達させるため

運動は集中力や意欲、判断力、忍耐力が身に付くなど、身体だけでなく脳の発達にも作用します。

協調性やコミュニケーション能力を身に付けるため

運動を通し、仲間意識や協調性の獲得が期待できます。また、先生の説明をよく聞き、ルールを守って楽しむといった社会性も高めることができます。

健康な身体作りができる

運動不足は疲れやすさや免疫力の低下に繋がるほか、成人後の肥満や生活習慣病にも繋がります。健康な身体づくりのために、幼少期から運動に対する親しみを持たせることが大切です。

運動保育士の資格を取得するメリットは?

運動に力を入れている保育施設に転職する際に大きなアドバンテージになります。また、通常の保育園で働く場合も、運動遊びのレパートリーが増え、保育士としてのスキルアップに繋がります。スポーツが得意な方はもちろん、子どもの発達・成長のために運動に力を入れたい方、保育の幅を広げたい方にもおすすめの資格です。

運動保育士の資格を取得するには?

運動保育士の資格取得方法をご紹介します。

運動保育士の資格取得方法

運動保育士の資格はNPO法人・運動保育士会が主催する「運動保育士会こどもプラス」講座を受講し、カリキュラムを修了することで取得が可能です。『運動遊び実践コース』と『子育て脳機能コース』があり、それぞれ初級・中級・上級の3段階に分かれています。

運動遊び実践コース

子どもの発育に合わせた運動遊びを実施し、子どもが運動を好きになれる指導法を学ぶことができるコースです。初級~上級があります。

初級:運動遊び実践アシスタント
取得までの日数:半日
料金:17,000円

中級:運動遊び実践サブリーダー
取得までの日数:2日
料金:38,500円

上級:運動遊び実践リーダー
取得までの日数:4日
料金:68,500円

子育て脳機能コース

運動遊び実践コースとは異なり、脳科学の研究や脳の発達について学ぶコースです。

初級:子育て脳機能アドバイザー
取得までの日数:半日
料金:17,000円

中級:子育て脳機能ディレクター
取得までの日数:2日
料金:28,500円

上級:子育て脳機能プロデューサー
取得までの日数:2日
料金:28,500円

保育士としてスキルアップしたい場合は転職もおすすめ

「運動保育に力を入れたい」「保育士としてスキルアップしたい」とお考えの場合は実現したい保育を行える職場を選ぶことが大切です。今の職場では方針が合わないのであれば、思い切って転職することも検討してみてはいかがでしょうか。

運動保育士として活躍できる求人探しはキララサポート

運動保育士の募集は少なく、運動保育に力を入れている職場で保育士として働くケースがほとんどです。膨大な数の求人から運動保育ができる保育園を探すことは難しい場合もあるため、スムーズに探したい方は保育専門の転職支援サービス「キララサポート」への相談がおすすめです。各保育園の特徴をしっかり把握している担当者から、運動保育ができる職場をピックアップしてもらうことができます。

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まとめ

運動保育士について、仕事内容や資格取得についてご紹介しました。運動保育士の資格はキャリアアップしたい保育士の方におすすめの資格の一つです。資格があると運動保育に関するスキルの証明にもなるため、転職の際に有利になる場合もあります。少しでも興味があれば、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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kiralike編集部

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