音楽スキルを活かしたい!リトミック指導者として保育園で働くには?

公開日: 更新日: 保育 , 保育の仕事 , 保育士の働き方・環境

子どもの教育法の一つとして「リトミック」という音楽を使った方法があります。楽器を弾く、歌を歌う、踊るなどの活動を通して子ども達の表現力や音楽スキルを伸ばしていくことが主な目的のリトミックですが、保育園の指導者として、専門性を持って教えることは可能なのでしょうか。今回は、リトミックとは何か、リトミック指導者として働くにはどうすれば良いかをご紹介します。

音楽と触れ合える「リトミック保育」

まずはリトミック保育がどういったものなのかご説明します。

リトミック保育とは?

リトミック保育とは、音楽に合わせてリズムをとり、身体を使って表現する活動を指します。子どもの教育方法の一つであり、近年取り入れている保育園が増えています。リトミックの起源はスイスの音楽家が考案した「ダルクローズ音楽教育法」であるといわれています。

リトミック保育による効果

リトミック保育は音や発声、身体の動きによって子どもの脳に刺激を与えることができ、心の発達に有効だと言われています。

・リズム感や音楽の基礎能力を高める
・集中力、表現力、想像力、コミュニケーション能力など様々なスキル向上に役立つ

リトミック保育はどんなことをするの?

連絡帳を書く保育士リトミック保育は子どもの年齢や成長に合わせ、能力を伸ばしていけるよう内容が変化します。年齢別にどのような活動を行っていくかご紹介します。

0歳児・音を聞く

0歳児は音に鳴れることが重点とされます。大人と一緒に音に合わせて身体を揺らす練習をするほか、大人が手足を動かしてあげるなど、音楽やリズムに合わせて身体を動かすことを楽しめる活動を行います。

1歳児・音遊びをする

自分で身体を動かすことができるようになる時期です。音楽を聞きながら手をたたく、ジャンプするといった動作を行い、音に合わせて動くことの楽しさを味わえるような内容を用意します。

2歳児・想像しながら表現する

身近なものや動物のマネができるようになる2歳児は、音楽に合わせて想像し、表現する練習をします。例えば、ゆっくりな音楽を聞いた時はカメになる、弾むような店舗の時はウサギになってみるなど、イメージをしながら表現できる時間になると良いでしょう。

3歳児・友達と一緒に楽しむ

3歳児になると、自分の世界から一歩飛び出し、他の人に対する興味も出てきます。一人だけでの表現ではなく、友達と一緒に手を叩く、他者に合わせてリズムを取るといった遊びができます。楽器演奏やダンスを通し、協調性が学べる機会になります。

4歳児・グループで表現する

友達との協調性を身に付け、集団としての行動ができるようになっていきます。グループを二つに分けた際、ピアノの音はAグループだけが動くといった集団での表現も楽しめるようになります。

5歳児・音に対する理解を深める

高度なリズムや音の違いも身体で表現できるようになります。年少クラスの時は単調だったリズム・音も、5歳児になると複数の楽器、速さを楽しめるようになります。

お遊戯とは違う

カスタネットを叩く幼児リトミック音楽のポイントは、毎回同じ音楽を繰り返し流すことです。同じ音楽を流すことで、音に合わせて身体を動かす合図であることを覚えていきます。また、一見リトミック保育はお遊戯と同じに思われがちですが、実は大きな違いがあります。決まった振付を練習するお遊戯に対し、リトミック保育は決まった動作はなく「自分の気持ちやイメージを自由に表現する」点が異なります。

リトミック保育に必要なスキルは?

保育士実技試験のピアノリトミック保育を行う方に必要なスキルをご紹介します。

楽器が演奏できる

即興で音楽を演奏出来る方は大きな強みです。特にピアノは最低限弾けると良いでしょう。音楽が好きな人、得意な人や楽器が演奏できる方は向いているといえます。

アイデアや発想力が豊かな人

リトミック保育は決まった方法はなく、子どもに合わせて臨機応変に対応していかなければなりません。同じ音楽でも年齢や人数によって内容は変えることができ、アイデアが豊富な方、発想力が豊かな方であれば、子ども達も楽しく活動できるのではないでしょうか。また、リトミック保育のカリキュラムは自分で組むことができるため、自分で考えたプログラムを行いたい方にぴったりです。

リトミック指導者を目指すのに資格は必要?

筆記試験の勉強リトミック指導者になるためには特別な資格は必要なのでしょうか。

リトミック保育に資格はいらない!

リトミック保育を行うにあたり、必要な資格はありません。音楽スキルや指導力があれば挑戦が可能です。ただし、保育士としてリトミック保育を行う際は、保育士資格が最低限必要な資格となります。また、リトミック保育に力を入れている保育園へ転職したい方や、専門性を高めていきたい方は「リトミック指導員」という民間資格を取得するのも良いでしょう。

リトミック指導員の資格を取得する方法

学校で学ぶ学生リトミック指導員の資格取得方法をご紹介します。

養成学校やスクールに通う

リトミック指導員の資格は養成学校やスクールに通って必要なカリキュラムを修了することで取得できます。リトミック研究センター、国立音楽院、日本ジャック=ダルクローズ協会などが講座を実施しているようです。

子どもの成長に貢献できるリトミックで保育の幅を広げる

リトミック保育は音楽スキルだけでなく表現力、判断力など様々な能力を向上させることができ、子どもの成長に大きく貢献します。音楽教育をもっと積極的に取り入れたいと感じているものの、今の職場では方針が合わないなどの悩みがある場合はリトミック保育に力を入れている保育園に転職することも一つの手段です。

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まとめ

リトミック保育について、活動内容や必要なスキルをご紹介しました。リトミック保育は子どもの成長や教育に貢献できる分野で、期待している保護者も多いようです。保育園でのリトミック保育をより充実させていきたい方は、ピアノ演奏だけでなく他の楽器も演奏できるようにするなど、技術を向上させることもおすすめします。

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kiralike編集部

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