ブランクありでも派遣保育士なら働きやすい!復職時のポイントとは

公開日: 更新日: 保育士の働き方・環境

保育士のキャリアがあっても、「ブランクがあるから難しそう……」と復帰を諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。ブランクが長ければ長いほど不安も大きくなりますが、保育士の需要は他の職種に比べて高い傾向にあるため、ブランクがあっても復帰しやすいといえます。

また、派遣保育士であればキャリアサポートも充実していて、自分に合った園や職場を見つけやすいでしょう。

そこで今回は、ブランクがあっても働きやすい「派遣保育士」について解説します。ブランクありの方に派遣保育士をおすすめする理由や、復職する際に気をつけたいポイントをご紹介しますので、ブランクからの復職をお考えの保育士の方はぜひご参考にしてください。

ブランクがあっても派遣保育士は働きやすい!

保育士として働く女性保育士資格を取得し、保育園などで働いていたものの、結婚や出産を機に退職したという保育士の方は多くいらっしゃいます。仕事のブランクがあると、「面接でうまくしゃべれるか不安」「復職できても働き続けられるかどうか心配」など、就職活動や働き方についてさまざまな不安を感じることでしょう。

そのような方におすすめなのが、派遣保育士として復帰することです。ブランクありの方に派遣保育士をおすすめする理由は以下の6つです。

  • スムーズに入職できる
  • 仕事の負担が比較的軽い
  • 人間関係の悩みが少ない
  • 専任のコンサルタントのサポートが受けられる
  • 希望条件を交渉しやすい
  • 給料(時給)が高い

スムーズに入職できる

正社員を目指して転職活動をする場合、転職サイトなどで条件の合う求人情報を探した後、複数回にわたる面接を経て、入職に至ります。

一方、派遣保育士であれば、派遣会社へ登録をすれば担当者から条件に合った求人を紹介してもらうことができます。また、就業前に簡単な「顔合わせ面談」が行われる場合もありますが、基本的には就業先との面接は不要です。派遣会社と就業先が条件面のすり合わせなどを行い、就業が決められます。

家事や育児で忙しく求人情報をこまめにチェックする時間がない方や、面接がどうしても苦手という方にとってはメリットが大きいと言えるでしょう。

仕事の負担が比較的軽い

派遣保育士は担任を持たずに、フリーや補助として働くケースが多いため、正社員と比べると仕事の負担が軽い傾向にあります。

また、保育士の悩みとしてよく挙げられる「持ち帰り業務」ですが、派遣保育士は通常、契約外の業務は渡されないため、持ち帰り業務をすることはありません。残業も全くないわけではありませんが比較的少ない傾向にあります。残業代もきちんと支払われるため、サービス残業もまずありません。

ブランクがあるため、無理せず自分のペースで仕事に復帰したいと考える方や、体力面に不安のある方にはうれしいポイントです。

人間関係の悩みが少ない

悩んでいる主婦保育士は女性が多いということもあり、職場での人間関係に悩んだ経験をお持ちの方も多いことと思います。

派遣保育士は就業期間があらかじめ決まっているため、多少人間関係の悩みが出てきても気持ちを切り替えて働きやすいといえます。

派遣社員という「外部の人間」であることから、上下関係や派閥争いなどにも巻き込まれにくいので、人間関係に悩まされていた保育士の方には特に、派遣保育士での復帰をおすすめします。

専任のコンサルタントのサポートが受けられる

専門アドバイザーのイメージ派遣会社には専門のコンサルタントやアドバイザーが在籍していて、自分の希望や条件に合った求人を紹介してくれます。ブランクが長い場合も、ブランクのある保育士を歓迎している園など抵抗なく復帰できる勤務先を紹介してもらえるので、スムーズに復職することが可能です。

また、復帰後に人間関係などのトラブルが起こった場合もコンサルタントに相談できるほか、必要であれば別の求人を紹介してもらうこともできます。

希望条件を交渉しやすい

気になる求人があった場合は、細かい雇用条件や園の雰囲気などを尋ねることができます。気になることや不安に感じていることも相談できるので、前向きな気持ちで復帰できるでしょう。また、希望条件の交渉もコンサルタントが行ってくれるため、待遇改善も期待できます。

給料(時給)が高い

派遣保育士は、パートやアルバイトに比べて時給が高めです。さらに、待遇面も園ではなく派遣会社の福利厚生・給与体系が適用されるため、「就業前と話が違う!」といったトラブルの心配もありません。

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派遣保育士として復帰する際のポイント

セミナーを受講する女性派遣保育士はブランクのある保育士でも復帰しやすく、一人ひとりに合った働き方を実現することが可能です。ただし、派遣保育士だからといって、必ずしも復帰できるわけではありません。以下のポイントを意識する必要があります。

  • 保育専門の人材派遣会社への登録
  • 生活リズムにマッチする雇用条件
  • 研修・セミナーなどで事前準備を行う

保育専門の人材派遣会社への登録

人材派遣会社のイメージ人材派遣会社を選ぶ際は、保育専門の会社を選ぶのがおすすめです。人材派遣会社にはさまざまな分野の求人を取り扱う「総合型」と、特定の職種のみを扱う「特化型」があります。

このうち、特化型はその職業に精通する情報や知識を持っており、求人数も豊富な点が特徴です。

したがって、特化型である保育専門の人材派遣会社を選んだほうが、自分に合った就職先を見つけやすいでしょう。また、抱えている不安や悩みに対しても親身になってくれるため、前向きな気持ちで復帰することができます。

生活リズムにマッチする雇用条件

派遣保育士の場合、コンサルタントが自分の希望条件と園側の雇用条件のすり合わせを行ってくれるため、つい任せっきりにしてしまう方も少なくありません。

しかし、実際に働くのは自分自身です。現在の生活リズムと労働環境がマッチしているか、希望を汲んでもらえない場合の条件は許容範囲なのかなど、しっかりと自分で確認することが大切です。よく確認をせず、復帰後に「やっぱり条件が合わないので働けません」などとなれば、また復帰先を探すことになります。

現実的に無理のない雇用条件かどうか、事前によく検討した上で就業先を決めましょう。

研修・セミナーなどで事前準備を行う

保育士として復帰する際には、まず保育士証があることを確認しましょう。現在は児童福祉法の改正により、保育士登録が済んでいない方は保育士として働くことができません。保育士として働いていた時期が2003年以前である場合は、保育士証の交付を受けていない可能性があるため、都道府県知事に登録して保育士証を取得してください。

また、スキル面で不安がある場合は、自治体や派遣会社などが実施しているセミナーや研修、説明会などに参加してみるのがおすすめです。「潜在保育士研修」や「再就職支援セミナー」など、内容は自治体によって異なりますが、あらかじめ準備をしておくことで復帰に対する不安が和らぐでしょう。

まとめ

ブランクのある保育士は「自分の経験が今の保育に通用するのか」「他の保育士たちとうまくやっていけるか」などのさまざまな不安を抱えており、なかなか復帰できずにいる方も少なくありません。

そんな場合は、コンサルタントのサポートが受けられる派遣保育士がおすすめです。派遣保育士であれば自分のペースで復職することができ、雇用条件などの交渉もコンサルタントが行ってくれます。前向きな気持ちで復帰するためにも、保育専門の人材派遣会社へ登録し、まずは相談から始めてみてはいかがでしょうか。

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キララサポート編集部

キララサポート編集部

保育士・看護師専門の転職支援サービス「キララサポート」がお役立ち情報を発信中!運営会社である株式会社モード・プランニング・ジャパンは全国で保育施設「雲母保育園」を展開しており、医療と保育現場、そして転職活動のプロフェッショナルとして情報を提供しています。