保育士の面接対策!転職面接でよく聞かれる質問は?どんな服装で行くべき?
公開日: 更新日: 保育士転職マニュアル転職を希望する保育士さんの中には、面接への不安を強く感じている方も多いことでしょう。特に、転職するのが初めての保育士さんには、分からないことがたくさんありますね。
事前にしっかりと準備をすることは、何よりの「面接対策」になります。今回は、質問の答え方、当日の服装、面接担当者のチェックポイントまで、転職面接前の保育士さんの不安が少しでも軽くなるような情報をお伝えします。
目次
なぜ、保育士の転職面接には事前準備が必要なのか
面接日が決まったら、すぐに準備を始めることをおすすめします。事前準備をしておくと、たくさんのメリットが得られますよ。
【事前準備のメリット】
- 情報収集が十分にできる
- 服装や持ち物で当日悩まなくても済む
- よくある質問を想定して答えを準備できる
- 何度も繰り返し面接の練習ができる
- 準備をすることで気持ちが落ち着く
面接の準備は自分だけで判断するよりも、アドバイザー的存在がいると助かります。転職支援サービスのコンサルタントは転職のプロなので、気軽に相談してみましょう。
保育士の転職面接でよく聞かれる質問と回答例
質問の答えを事前に準備しておくと、本番で失敗することが少なくなります。言うべきことが頭の中にあるので、その場で考えながら話すよりもスムーズに答えられます。
ここでは、保育園の転職面接でよく聞かれる質問5つとその回答例、答える時の注意点などをご紹介します。
【よくある質問①】「うちの園を選んだ理由は何ですか」
面接では「志望動機」を必ず聞かれます。園の方針や特色について、自分が共感した点を志望動機の中に入れるようにすると、就労意欲や真剣さが伝わります。
たとえ、労働条件が一番の志望動機だったとしても、そのまま話すことはおすすめできません。保育園側からすれば、「労働条件が合う保育園ならどこでもいいのでは?」と、良くない印象を与えてしまいます。
その園ならではの魅力に注目して志望した旨を伝えられると良いですね。
(回答例)
「貴園のブログを拝見し、外遊びや園外保育が中心で自然のものを意識した保育に共感し、ぜひ働かせていただきたいと思いました」
【よくある質問②】「なぜ、前の保育園を辞めたのですか?」
転職面接では、志望動機と共に必ずと言って良いほど聞かれる質問です。
回答内容を考える際に気を付けたいのは「前職の悪口」にならないように配慮することです。特に「人間関係が原因の退職理由」を話す時は、感情的になって余計なことまで話してしまう可能性があります。面接担当者がどう受けとめるかは分からないので、たとえ職場での人間関係が原因で退職していたとしても、面接の場で伝えることは避けたほうがいいでしょう。
(回答例)
「前に勤めていたのは体育や英語などのカリキュラムに力を入れる園だったのですが、もっとのびのびとした環境で保育をしたいという気持ちが強くなり、思いきって転職をすることに決めました」
【よくある質問③】「保育士の仕事の素晴らしさは何ですか」
保育士の素晴らしさについては、普段子どもとの関わりの中で感じている「喜びポイント」を話しましょう。この回答から「保育士としてのスタンス」が分かるので、保育園の面接ではよく聞かれる質問です。
(回答例)
「保育士という仕事の素晴らしさを1つ挙げるなら、子どもと一緒に「自分が成長できること」だと思います。これまで、子どもとの関わりから気づかされることが多く、学ぶことの多い毎日でした。今の自分があるのは子どもたちのおかげだと思っています」
【よくある質問④】「保育士が大変だと思うことは何ですか」
保育士が何を大変だと思っているか、この質問への回答から「仕事に対してどんな意識を持っているか」が分かります。
気を付けたいのは、「こんな子ども(または保護者)は大変」と自分の経験を話し過ぎることです。子どもや保護者を選り好みする保育士という印象を与えてしまいます。
(回答例)
「保育士は体力が資本ですので、自分の体調が優れない時は大変な仕事だと感じます」
【よくある質問⑤】「保護者対応で気を付けていることは何ですか」
保育士は「保護者支援」も大事な仕事です。保育園では、保護者への対応スキルが高い保育士を求めています。この回答によって「保護者をどう思っているのか」が分かります。
(回答例)
「保護者の話をよく聴くようにしています。情報量が少ないと誤解や思い込みが多くなるので、保護者が話しやすいような雰囲気を作っています」
回答は丸暗記しなくてもいい
質問に対して間違いなく対応するために、準備しておいた回答を丸暗記して臨むと、いざ本番では緊張のあまり言葉につまって逆効果になることがあります。
面接の場では長々と語る必要はありません。回答の準備は、話すポイントを決めておくだけで大丈夫です。
保育士の転職面接では「身だしなみ」もチェックされる
身だしなみは保育士の「第一印象」でもあります。面接担当者にとって気になることがあれば、保育士のマイナス点につながりますので、服装や髪型などにも気を配りましょう。
面接にベストな服装とは?
保育士の面接でも、服装は「スーツ」が一般的です。スカートではなくパンツスーツを着用する保育士さんも増えていますね。
スーツの色は「黒・ネイビー・グレー」の無地が適しています。
保育士は普段スーツを着ることが少ないので、面接が決まったら早いうちに試着をしておくことも大事な事前準備です。体型が変わってブカブカになったりキツくなったりしている場合は、スーツを新調しましょう。
顔がよく見える髪型にしよう
目に前髪が覆いかぶさっていたり、おじぎをした時に長い髪が顔にかかったりすると、面接担当者に暗い印象を与えてしまいます。面接に適した髪型は「顔がよく見えること」が大事なポイントです。前髪が伸びている場合はピンで留める、髪が長い場合はきちんと結ぶなどして、明るい印象に見えるよう整えましょう。
また、髪の色は黒か濃いブラウンがおすすめです。今の色でいいのか判断するのが難しかったら、家族や友人、コンサルタントに意見を聞いてみましょう。
メイクはナチュラルメイクが一番
面接に挑む時の保育士のメイクは、薄めのナチュラルメイクが一番です。
ノーメイクは大人の女性としての「身だしなみへの意識」が問われるので、避けたほうが良いですね。
口紅やアイシャドウは落ち着いた色を選びましょう。チークは自然な血色に見える色味を、濃くならないよう注意して入れます。
眉は少し太めに書くと、しっかりした印象に見えます。目の下にクマがあると疲れた印象に見えるので、コンシーラーで隠しましょう。
ネイルはNG?
ネイルは、たとえ落ち着いた色やヌーディカラーでもしないほうが無難です。
面接担当者は「実際に園で働くこと」をイメージして保育士を見ています。ネイル禁止の園も多いので、評価が下がる可能性があります。
靴はスーツに合うものを
保育園内で面接を受ける場合はスリッパに履き替えることが多いですが、靴を脱ぐ時にチェックされている可能性があります。ヒールは5cm以下のものを選び、しっかり磨いて準備しておきましょう。
保育園の面接担当者はどんなことをチェックしているか
面接を成功させたい思いが強くなると、質問の回答ばかりに気をとられてしまうかもしれません。ですが、保育園側が回答以上に注目するのは、本人がどんな人物なのかということです。
保育園側は、保育士の「人間性」を短い面接時間の中で判断します。では、面接の担当者はどのようなポイントをチェックしているのでしょうか。
1.笑顔があるか
面接担当者が最も気になるのは、保育士の「笑顔」です。
緊張していると顔がこわばり、不愛想に見えてしまうこともあります。どんな状況でも笑顔を見せられるよう、鏡を見て口角を上げる練習をしましょう。笑顔が素敵な保育士さんは、採用される確率が高いですよ。
2.即戦力になれそうか
実務経験のある保育士を採用する場合、面接担当者は「現場の即戦力になれそうか」をチェックします。人手不足の保育園が多いので、基本的な仕事を任せられる保育士は重宝されます。自信がなさそうにしている保育士は、安心して採用することができないのです。
3.受け答えに明るさはあるか
明るくはきはきと答える保育士からは、ポジティブな印象を受けるので好感度も高くなります。採用後の「子どもや保護者への態度」にも期待が持てますね。保育士は対人職なので、受け答えに明るさがある人材が喜ばれます。
4.仕事への情熱が感じられるか
この保育園で働きたいという意欲がどれだけ高いのか、保育園は注目しています。
保育園は、保育士という職業に愛情があり、仕事に喜びを感じることができる人を求めています。保育の仕事への情熱を面接で伝えましょう。
5.謙虚さはあるか
笑顔や就労意欲と共に重要視されるのは「謙虚さ」です。どんなに明るくて仕事ができる保育士でも、謙虚さに欠けていると人間関係のトラブルが起きます。保育園では「面接での発言や態度」から、本人に謙虚さがあるかを判断します。
6.体力があるか
保育園では、体力に自信のある保育士さんが歓迎されます。スポーツが趣味の方や、めったに風邪をひかない方は、それだけでも大きなプラスポイントになります。面接担当者には積極的にアピールしましょう。
保育士の転職面接対策に関するまとめ
転職を考えている保育士さん向けに、面接でよく聞かれる質問や身だしなみのチェックポイントなどの転職面接対策をご紹介しました。
志望動機や退職理由などのよくある質問は、あらかじめ答えを準備しておくと落ち着いて面接に臨むことができます。身だしなみについても前日に慌てて準備をするのではなく、転職を決意した時点や面接予定が決まった時点で準備しておくことをおすすめします。
最初にお伝えしましたが、面接対策は「転職のプロ」に力を借りることで、より確かな準備ができるようになります。求人検索から面接対策まで、トータルにサポートしてくれる保育士専門の人材紹介会社の転職支援サービスを利用して、納得のいく転職を実現させてくださいね。
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