保育士の転職、履歴書の志望動機の書き方は?例文とポイントをご紹介!

公開日: 保育士転職マニュアル

保育士の転職時の志望動機

保育士さんに限らず、転職に欠かせない書類と言えば履歴書です。なかでも、どのように書こうか悩んでしまう項目と言えば「志望動機」ではないでしょうか。

そこで今回は、保育士の転職で履歴書に必ず書く「志望動機」の書き方についてご紹介します。応用して使える例文も掲載していますので、ぜひ転職活動にお役立てください。

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履歴書の中でも志望動機は大切な部分

履歴書の志望動機

履歴書に必ずある「志望動機」欄。なぜその保育園で働きたいのかという求職者の熱意や意欲を伝える項目なため、採用において重要視される部分です。その保育園を志望した理由はきちんとあるものの、文章にするとなるとうまく言葉が出てこず、頭を悩ませてしまうものですよね。

当たり障りのない文章では採用担当者の目に留まらない、でも余計なことを書いてもいけないし…と、履歴書用紙を目の前にして悩んでしまう方も多いことでしょう。

志望理由に書く内容が同じだとしても、書き方によって読み手に与える印象は大きく変わってきます。ではどんなポイントに気をつけて書けば良いのでしょうか。

【保育士向け】転職の志望動機の書き方のポイント

保育士の転職の志望動機の書き方

ここでは、保育士が転職の際に履歴書の「志望動機」欄を書くときのポイントをご紹介します。

決して長くはない文章のなかに、どのような内容を盛り込むことで採用への近道となるのか知っているだけで、転職成功への強みになるはずです。

転職先の保育園の理念を理解する

志望動機を記入する前には、まず志望する園についてくわしく知ることが大切です。保育園のホームページやパンフレットなどを確認し、園が掲げている保育に関する理念などをしっかり読んで理解しておきましょう。

「貴園の『○○○○』という理念に共感し……」などの文脈が含まれていれば、「当園に対する理解がしっかりできている」と好印象につながります。また、志望動機の記入だけでなく、面接時の対策にもなります。

また、志望動機欄のなかで採用担当者がもっとも注目する部分は「なぜその園を志望したか」です。

「自分がなぜその園に勤めたいのか」「その園のためにどんな貢献ができると考えているか」は、外さずにしっかり記載しましょう。

自身の経験やスキル、実体験を盛り込む

保育士としての経験や持っているスキルは、自己PR欄に書くものと思っている方も多いかもしれません。しかし、志望動機にもそれらの内容を含めておくことで、あなたの経験やスキルを読んだ方にさらに印象づけることができます。

「自分はこういうことができるから、この園にこんな貢献ができる」「こんな経験に基づいて貴園の志望に至った」といった文脈で、経験やスキルをアピールしながら志望動機へつなげましょう。

また、ご自身の経験談なども内容に盛り込むと独自性が出て、ありきたりな文章を脱出できます。

志望動機記入欄の70%以上を埋める

志望動機の文章の内容はもちろん、ぱっと見たときの印象も大切です。記入欄の枠内に余白が目立つと、熱意がないように感じられる可能性があります。

文字数を調整し、記入欄の70%以上は書き込むようにしましょう。

保育士の志望動機を書く際の注意点

保育士の志望動機を書く際は、以下の注意点を意識することで採用担当者に好印象を与える志望動機を作成できます。

マイナスな表現は避ける

「結婚したら辞めたい」「独立して起業したい」など、将来的に辞めることを前提とした志望動機はマイナスイメージを与えてしまいます。保育園は長期的に働いてくれる人材を採用したいと考えているため、マイナスな表現は避けて、どのように貢献できるかを考えて書きましょう。また、志望動機がだらだらと長すぎるのもマイナスな印象となるため、伝わりやすいよう簡潔にまとめると良いでしょう。

給与や待遇、条件などは入れない

志望動機で「前職よりも給与が良いから」というように、給与や福利厚生など待遇面については言及しないように注意しましょう。条件面で選んだと思われると、「仕事に対する熱意がない」「他に好条件な求人があればすぐに転職される」と判断されます。志望動機では給与や待遇、条件ではなく、園の理念や事業内容などといった部分で魅力に感じたことを伝えましょう。

他の施設でも使える内容は避ける

どこの園・施設でも使い回しができそうなありきたりな内容だと、熱意があまり感じられません。どこでもいいから就職したいという意識で応募しているのではないかと、マイナスな印象を与えてしまうケースもあります。「なぜこの施設を選んだのか」を明確にし、他の施設では叶えられないことを伝えましょう。

保育士の転職の志望動機の例文

保育士の転職の志望動機の例文

ここでは、保育士さんの転職活動に役立つ志望動機の例文を、キャリア別・雇用形態別・年代別に分けてご紹介します。

例文と言っても、当然ながら丸写しをするのはおすすめできません。ご自身の経験やキャリアをきちんと整理し、それらに即した内容にアレンジすることで「ご自身の言葉」になるよう有効活用してください。

【キャリア別】保育士の志望動機

保育士未経験の際の例文

もともと子どもと接することが好きだったため、専門学校へ進学して保育士資格を取得しました。しかし卒業後、結婚・出産が重なってしまい、子育てが落ち着いたタイミングで改めて保育士の道にチャレンジしたいと思い、志望いたしました。保育士は未経験ですが、アットホームな貴園で1日でも早く仕事に慣れ、自分の子育て経験を活かして貴園に貢献していきたいと考えております。

大きな保育園から小規模園に転職する際の例文

前職の職場は大規模保育園で、一度に何十人もの子どもたちをみることが中心となっていました。そのため、小規模保育施設である貴園では、園児1人ひとりのケアをしっかり行えることに魅力を感じました。現在は家庭内で育児をしながら保育士をしていることもあり、子どもの大切な成長期にかかわる立場としてよりきめ細やかな保育を実現したいと考え、貴園を志望するに至りました。

結婚・出産後のブランクを経て復職する際の例文

学校卒業後に保育士として5年勤務していましたが、出産を機にいったん退職しました。今回復帰を決めた理由は、自身の育児を通じて培った経験を保育士としてのキャリアと組み合わせることで、新しい形で保育の世界に貢献できると考えたためです。貴園では育児をしながら保育士として働ける体制が整っていると伺い、自身のような立場でより積極的に保育にかかわれる現場だと考えて志望した次第です。

異業種からの転職の際の例文

これまで接客業で4年間勤めていましたが、自分の子どもを保育園へ預けている中で子どもと関わる仕事がしたいという思いが芽生え、勉強し保育士資格を取得しました。貴園では保護者の方とのコミュニケーションも大切にしていると知り、自分がこれまで保育士さんに助けられることが多く、私自身も働くママの心強い味方になりたいと強く感じたため、志望いたしました。

【雇用形態別】保育士の志望動機

正職員からパート勤務の保育士に転職する際の例文

現在3歳と1歳になる2人の子どもがおり、育児との両立を図るためいったんフルタイム勤務を離れパートとしての勤務を希望し、貴園を志望しました。育児に専念することも考えましたが、家庭だけでなく園でも子どもたちの成長を見守りたいという気持ちは変わりません。貴園は自宅から通いやすく勤務時間帯なども自身の生活パターンに合っているため、母親としての経験を活かしながら保育士として活躍できる場だと考えています。シフト勤務にも柔軟に対応できますので、貴園にぜひ貢献させていただきたく思っています。

派遣社員として転職する際の例文

専門学校を卒業後、保育士として3年間勤務していましたが、結婚・出産を機に退職いたしました。子育てが一段落して自分の時間ができ、もう一度保育士として復職したいと考え、貴園に志望いたしました。これまでの保育士経験や子育てを経て、派遣後すぐに即戦力となれるほどの知識やスキルを身につけられていると思っています。

自分の子どもに何かあった際は家族が協力してくれるため、仕事と家庭を両立し、保育士として現場で活躍したいと考えています。

【年代別】保育士の志望動機

20代で転職する場合の例文

専門学校を卒業後、一時預かり保育所で保育士として勤務しております。毎日違う子どもを対応するため、一人ひとりに合った保育の考え方やスキルを学ぶことができました。しかし保育園と異なり、子どもの成長を見守ることは難しいと感じています。そこで貴園の「子どもに寄り添い、成長を見守る保育」という考えに共感し、今回転職を決意いたしました。学生時代はスポーツをやっていたので子どもに負けないくらい体力に自信があります。保育士としてよりスキルを磨き、貴園の即戦力となれるよう精進してまいります。

30代で転職する場合の例文

私は学生時代に英語を専攻しており、将来仕事に役に立てたいと考えておりました。保育の基礎的な知識やスキルを学び、保育士としての自信がついた今、自分の強みを活かすため、英語教育に力を入れている貴園への転職を志望いたしました。保育士としてさらなるスキルアップを目指すため、子どもの成長を支援できる保育士になれるよう頑張ります。

40代で転職する場合の例文

保育士として6年間勤務し、保育士としての知識はもちろん、幅広い年齢の子どもとの接し方について学びました。前職の保育園は大規模なために子ども一人ひとりと向き合う時間がなかなかとれないことに煩わしさを感じておりました。子どもにも保護者の方にも寄り添える保育士になりたいと考えるようになり、少人数制保育を取り入れている貴園を志望いたしました。一人ひとりに向き合った保育を心がけて貴園に貢献できるよう精進してまいります。

50代で転職する場合の例文

現在は保育士として子どもと関わるだけでなく、新卒や後輩の教育・指導、保育園の運営業務などにも取り組んでいます。子どもたちの成長を見守り、正しい保育を提供するために将来的に戦力となる保育士の育成は欠かせないと感じています。貴園では新卒採用を積極的に行っているとのことですが、これまでの経験を活かして保育士育成や保育環境の形成といった面でぜひ貢献したいと考えております。

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まとめ

今回は、保育士の転職で履歴書を記入する際に悩みがちな「志望動機」の書き方についてくわしくご紹介しました。

志望動機を書くに当たってもっとも大切なことは「なぜその園を志望したか」を、はっきりとさせること。「自分だからこそ、その園で活躍できる」という理由を、説得力を持って採用担当者へ伝えられる内容を心掛けると良いでしょう。

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タグ : 履歴書の書き方 志望動機
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kiralike編集部

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