看護師の希望配属先記載ガイド！ 履歴書で配属先の希望を伝える方法

看護師で転職活動を進める際、どこの科で働きたいか、どこの配属先であれば自分のスキルを活かせるか、考えることでしょう。また、その希望はどのタイミングで採用担当者に伝えるべきか、悩みますよね。多くの場合、履歴書や面接時に希望する配属先を伝えるケースがほとんどです。

そこで今回は、看護師が配属先の希望を伝える方法についてご紹介します。履歴書に希望配属先を記載するときのポイントや記載例もあわせて参考にしてください。

希望配属先は履歴書に記載した方が良い？

希望配属先を履歴書に記載しておくと、採用に関してさまざまなメリットを得られます。

配属先のミスマッチを防げる

採用担当者側は、応募者がどのような配属先を希望しているかを知ることで、採用後の配属先を決める際に応募者の希望を参考にしています。そうすることで採用後のミスマッチを防ぎ、採用側と応募者側の双方にとって適切なマッチングをしやすくなるのです。履歴書に希望配属先を記載する際は、最も自分に合っていて働きたい配属先を記載しましょう。

自分のスキルと経験をアピールすることができる

希望配属先を記載する場合、自分の持っているスキルやこれまでの経験についてアピールすることが可能です。履歴書もしくは面接時に、配属先に関連しているスキルや経験を伝えることで、なぜその配属先が適しているのかという根拠を示し、配属先での活躍をイメージしてもらいやすくなります。

キャリアプランの明確化ができる

希望する配属先に採用が決まると、自分自身の今後のキャリアプランがより明確化でき、将来の理想像に近付くことができるでしょう。働きたい場所で働くというのは、自分の中の目標に対する意識を高めて、仕事に対するモチベーションも上げられるようになります。

採用担当者は履歴書の本人希望欄をどう見ている？

採用担当者は、履歴書の本人希望欄に記載されている内容について、入社において譲れない条件だと認識しています。つまり、その条件が満たされなければ入社が厳しいと思われてしまいます。そのため、特に譲れない条件を記載する必要がない場合は「貴社の規定に従います」と記載しましょう。

看護師の配属先は、基本的に現場の状況や応募者の希望、スキル、経験などを考慮して決められます。もし応募先の病院・施設に複数の診療科がある場合、自分が希望する配属先を記載しましょう。

本人希望欄は、記載内容によっては採用担当者へ悪い印象を与えて採用を左右してしまう可能性があるため、入社に際して絶対に譲れない希望のみ記載してください。

希望配属先を履歴書に書くときのポイント

それでは、希望配属先を履歴書に記載するときのポイントをご紹介します。

志望動機や自己PRで記載

希望配属先を履歴書に記載するときは、自分の目標やキャリアプランなどについて書く欄に記載します。たとえば志望動機や自己PRについて記載するところに「どのような活躍ができるか」「どういうスキル・経験を積んでいきたいか」を考えて配属先の志望理由の中に盛り込むと良いでしょう。

配属希望の理由を明確に記載

希望配属先に加えて、「なぜその配属先を希望するのか」という明確な理由を付けると、そこで働きたいという熱意や意欲がより伝わりやすくなります。応募者の希望を考慮して配属先を決めるからといっても、そこの現場に採用する意味や活躍を期待できるような理由がなければ難しい場合があります。希望する配属先で働きたいという意思表示をしっかりと示すためにも、希望理由を明確に記載しましょう。

配属先で役立つスキルについて記載

希望配属先に関連するスキルや経験、資格があると、採用後に戦力となれることをアピールすることができます。また、配属先の業務に関わることについてより知識を得るために何か勉強中であれば、その旨を記載するのも好印象です。

配属先で役に立ちそうなスキルなどがある場合は必ず記載しましょう。

本人希望欄に希望配属先を記載する場合は簡潔に書く

本人希望欄に希望配属先を記載する場合は、簡潔に記載することがポイントです。希望理由やスキル、経験などを長々と欄いっぱいに記載すると字が細かくなり、採用担当者が読みにくいと感じてしまいます。履歴書では全てを事細かに記載する必要はなく、詳しいことに関しては面接時に直接伝えればいいので、なるべく端的にまとめましょう。

履歴書の希望配属先記載の見本

ここからは、履歴書に希望配属先を記載する場合の例文を3つご紹介します。

希望配属先の特色を把握し、配属先で強みとなる自身のエピソードなどを盛り込むことがポイントです。

例：外科の場合

外科看護師は、全身状態の観察や受診の優先順位の判断などを担当します。外科看護師が病棟で働く場合は手術前後の精神ケアを実施して、患者さんの不安を軽減することも重要です。上記はリハビリ科から外科看護師へのキャリアチェンジを目指す場合の例文になります。

外科はほかの診療科と比較すると、迅速な対応が求められる場面も多い傾向があるため、「テキパキと行動できる」「臨機応変な対応ができる」などの性格特性は配属希望理由に加えて、アピールしても良いでしょう。上記の例の場合であれば、「リハビリ中の急変にも動じず正確な対処ができた」などのエピソードが入ると説得力が増します。

例：内科の場合

内科は慢性疾患を抱える患者さんが多く、深いコミュニケーションをとりつつ、長期的な看護を行うことも多い診療科。上記は内科クリニックの経験を持つ看護師が応募先の総合病院に転職を目指す場合の例文です。

自分自身のキャリアプランや、なぜその病院でなければならないのかという理由を伝えることで、働きたい意欲が伝わりやすくなります。

例：小児科の場合

小児科は、新生児から15歳程度までの子どもの呼吸器疾患・感染症・アレルギー性疾患などを扱う診療科です。上記は小児科クリニックから総合病院の小児科に転職を目指す場合の例文です。小児科では子ども向けの薬剤を使用することも多く、実務経験がある方の応募が歓迎されます。そのため実務経験がある方は実務経験を絡めて配属希望理由を説明するとアピールにつながります。

また、応募先の理念・方針として、患者さんやその家族に寄り添ったケアを目指しているところであれば、その内容を盛り込むとより良いでしょう。

希望配属先に関する面接対策

希望配属先に関しては面接で詳細の内容を質問されるケースが多いでしょう。そのため、配属先を希望する理由や意欲をしっかり伝えられるように対策しておく必要があります。自身の強みやこれまでの経験と絡めて伝えると、より意欲が伝わりやすいです。また、希望配属先でどのように貢献できるかをアピールすることで、採用担当者は採用後の活躍をイメージしやすくなります。

ここで熱意や意欲が伝わりにくかったり、配属先の仕事内容と希望理由の筋が通ってなかったりすると、別の配属先で採用を受ける可能性もあるため、しっかりと面接対策をしておきましょう。

看護師の履歴書について転職エージェントを活用しよう

履歴書は、応募者の学歴や職歴、志望動機、経験・スキルのほか、希望する配属先を採用担当者側へ伝える書類となります。履歴書に記載しておくことで希望する配属先にしてもらえる可能性が高くなり、転職のミスマッチを防ぐことができます。

ただし、履歴書の書き方によっては、マイナスなイメージを持たれてしまうこともあるため注意が必要です。もし履歴書の書き方について分からないことがあれば、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

キララサポートでは、看護師の転職に関わる幅広いサポートを提供しており、看護師の希望配属先の伝え方についてのアドバイスも行っています。転職を失敗しないための履歴書の作成や面接に対する不安がある場合は、ぜひキララサポートまでご相談ください。

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まとめ

今回は、看護師が履歴書で配属先の希望を伝える方法についてご紹介しました。自分のスキルや経験、今後のキャリアプランを踏まえて希望する配属先を伝えることで、自分に合った職場を選択しやすくなります。そのためには、採用担当者へ適切に伝えるポイントを押さえておくことが大切です。転職活動を失敗しないためにしっかりと対策を行いましょう。

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