保育士の腰痛対策!シーン別の予防法や原因を解説

2020.01.24保育の仕事
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保育士の腰痛対策保育士の仕事をふり返ると、腰痛になりやすい場面がたくさんあることに気付きます。現在も日々腰痛に悩まされているという方もいらっしゃることでしょう。

今回は、シーンごとに腰痛の原因についてお伝えし、保育士さんが手軽に実践できるような予防法をご紹介します。

腰痛で辞めてしまう保育士は多い

保育の現場には、腰痛の悩みを抱えながら働いている保育士さんがたくさんいます。痛みがひどくなると仕事をするのが辛くなり、最終的には「身体的な限界」を感じて、辞めるという苦しい決断に追い込まれます。腰痛は「保育士に多い退職理由」の1つで、次の職場を探す時のハードルにもなります。

保育士が腰痛になる原因は何か

腰痛は「保育士の職業病」ともいわれています。ここでは、保育士さんが腰を痛めてしまう原因を改めて考えてみました。

  • 抱っこやおんぶが多い
  • 無理な姿勢になることが多い
  • 力仕事が多く重労働
  • 屋外での活動が多い
  • 寒い場所での作業がある
  • ゆっくり休めない
  • ストレスが多い

たとえ原因が分かっていても、保育士は仕事をセーブすることが難しいので、結果的に症状が悪化することも多いですね。

忙しい保育士さんにこそおすすめ!腰痛の予防法

腰に手を当てる保育士ここでは保育士に役立つ「腰痛の予防法」を2つお伝えします。

【予防法①】パワーポジションを身につける

パワーポジションとは「動作の準備姿勢」のことです。下記の手順でパワーポジションを作り、動く前に意識することで「体幹」が安定し、腰への負担が軽くなります。

  1. つま先を外側に向けて、足を肩幅ぐらいまで開きます
  2. 股関節と膝を曲げて、中腰になります
  3. 背筋を伸ばし、体を起こします

パワーポジションを身につけるには、常に姿勢を意識して、猫背にならないようにすることがポイントです。普段から背筋を伸ばすように「良い姿勢」を心掛けることも大切ですね。

【予防法②】腰痛体操

腰に疲れを感じた時には、腰痛体操をしてみるのがおすすめです。腰痛体操にはさまざまなやり方がありますが、ここでは特に簡単なものを1つご紹介します。

  1. 足を肩幅ぐらいに開きます
  2. 後ろの骨盤(腰のあたり)に手を当てて、息を吐きながら上半身を反らします
  3. 3秒間キープしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります

5秒もあればできるので、仕事の合間や休憩時間に試してみてください。

シーン別・保育士の腰痛対策

ここでは、保育士が腰を痛めやすい5つのシーンにフォーカスし、腰痛の予防法をご紹介します。

シーン1.スキンシップ

子どもを抱っこする保育士保育士は、赤ちゃんから年長さんまで、多くの子どもとたくさんスキンシップをします。特に「抱っこ」は、子どもの重みがそのまま腰への負担となるので、腰痛の原因になります。

【スキンシップをする時の腰痛対策】

立ったまま抱っこをする時は、パワーポジションを意識して腰を下ろしてから、子どもを持ち上げるようにします。腰が痛い時は、なるべく座ってスキンシップをするようにしたいですね。

シーン2.排泄・着替え

排泄や着替えを介助する時、保育士は「かがむ・しゃがむ・膝をつく・ひねる」など、体の負担になるような動作を繰り返します。複数の子どもを介助するので、腰へのダメージは大きくなります。

【排泄・着替えでの腰痛対策】

股関節を開いて、体を安定させてからしゃがみます。足を開かずにかがむと、重心が不安定になるので腰を痛めやすくなります。無理に腕や背中を伸ばさないよう、子どもの側に寄って介助することがポイントです。

シーン3.おむつ替え

おむつ替えをする保育士おむつ替えを正座して行う保育士さんも多いですね。前かがみになった上半身を腰で支えることになるので、腰痛になってしまう可能性は高くなります。

【おむつ替えでの腰痛対策】

正座ではなく、太ももを開いてお尻を床につけて座りましょう。おむつを替えた後に「赤ちゃん体操」をする時も、腰に負担をかけずに抱き上げることができますよ。

シーン4.食事

保育園の食事は、子どもの介助だけでなく、後片付けや掃除も含まれるので重労働です。保育士は「前かがみ・無理に手を伸ばす・ひねる・はいつくばる」など、時間に追われて慌ただしく動くので、腰にダメージを与えます。

【食事の時の腰痛対策】

1人の保育士が担当する「子どもの人数や配置」について話し合い、それぞれの「負担の配分」をできるだけ均等にします。職場では、保育士が無理をしない「環境作り」が大切ですね。

シーン5.散歩・園外保育

未満児が屋外に出掛ける時は、ベビーカー(お散歩カー)を使いますね。子どもを5~6人乗せたベビーカーはとても重く、デコボコや勾配のある道では操作がしづらくなり、保育士の体にかかる負担も大きくなります。

【散歩・園外保育での腰痛対策】

散歩コースを決める時は「道路の状態・障害物」を事前にチェックして、ベビーカーが安全に通ることができる道を選びます。担当者を複数にして、1人の保育士に負担が集中しないようにしましょう。

腰痛持ちの保育士さんが転職する際に気を付けたいこと

腰痛の悪化を理由に、身体的負荷の少ない職場へ転職したいとお考えの保育士さんも、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような場合はコンサルタントのサポートが受けられる、保育士専門の転職サービスを利用すると、下記のような「腰痛の再発を防ぐための条件」についても相談することができます。

【求職条件の例】

  • 空調が整っていて寒くない職場
  • おむつ交換台など設備が充実している職場
  • 職員の数に余裕があるので負担が少ない職場

このような細かい条件は、園見学をしても分からないこともありますし、自分では聞きにくいものでもあります。コンサルタントを通して確認しておけば、安心して面接に臨めますね。

コンサルタントは保育業界の事情に詳しいので、自分の希望に合った園の非公開情報も知ることができますよ。

保育士の腰痛についてのまとめ

子どものパワーに押されながら激務をこなす毎日の中では、腰痛を予防することをつい忘れてしまうのも、保育士さんにありがちなことです。

パワーポジションや腰痛対策を始めとした腰痛対策は、忙しい保育士さんでもすぐに実践できる簡単な方法ばかりです。今日からでもぜひ実践してみてください。

園の設備が古かったり、業務負担があまりに重かったりすることが腰痛の原因であるなら、転職を考えるのも選択肢の1つです。改めて自分の1日をふり返り、腰の痛みの原因は何なのか考えてみてはいかがでしょうか。

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タグ : 健康・ヘルスケア
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kiralike編集部

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