保育園の入園式の準備をしよう!壁面飾りや保育士の服装・髪型のポイント

公開日: 更新日: 保育の仕事

保育園の入園式保育園の1年は「入園式」から始まります。在園児と保育士が温かい雰囲気を作って、新しいお友だちと保護者をお迎えしたいですね。

\卒園式の準備についてはこちらの記事をチェック!/

初めて年長さんを担任した保育士さんは、いよいよ卒園が近づくと万感の思いがあることでしょう。もちろん2度3度と園児たちの卒園を経験しても、その思いに変わりはありません。子どもたちを無事に送り出すためにも、卒園式の計画と準備はしっかり取り組みたいですね...

今回は、保育園の入園式の「壁面飾り・保育士の服装・挨拶や自己紹介」など、当日までに準備することをまとめてみました。卒園式とは違う部分もあるので、入園式の準備を担当する保育士さんはしっかりチェックしておきましょう。

保育園の入園式までに保育士が準備すること

3月のカレンダー入園式の準備は3月中に行いますが、卒園式や年度末の忙しさと重なってしまうので、担当になった保育士さんはまずは「やるべきことのスケジュール」を立てることが必要です。

準備①「入園式の内容を決める」

入園式に向けて決めなければならないことは、下記の通りです。忙しさの合間にミーティングをするので、担当者は「入園式の内容」をあらかじめ考えておくと、話し合いがスムーズに進みます。

  • プログラムの内容
  • 保育士の役割分担
  • 保育士の出し物
  • 在園児の「お祝いの言葉」を考える
  • 挨拶や自己紹介の内容を考える

準備②「入園式の練習をする」

在園児の「お祝いの言葉」を決めたら、入園式まで毎日練習します。お祝いの言葉は短くまとめ、子どもたちの負担を軽くするとすぐに覚えられますよ。園によっては、在園児が出し物を披露することがありますが、その場合は長くならないように配慮しましょう。

保育士の出し物は「新入園児が分かりやすいもの」を計画しましょう。できれば、練習が1回で済むような出し物が良いですね。保育士さんは臨機応変に動けるので、入園式間近になってからの練習でも大丈夫ですよ。

準備③「入園式に必要なものを準備する」

下記のような「入園式に必要なもの」のうち、早めに準備できるものについては、年度末で忙しくなる前(1~2月)に作っておくことをおすすめします。

  • プログラム
  • ホールや保育室の壁面飾り
  • 玄関の装飾
  • 入園式の看板
  • 新入園児へのプレゼント
  • 当日配布する園だよりなど
  • 靴箱やロッカーの名前付け

装飾の一部や、新入園児へのプレゼントは、「在園児の製作」として計画してもいいですね。

保育園の入園式はどんな流れで行われるのか

入園式では、雰囲気に圧倒されて泣き出す子どもや、飽きてしまって動き出す子どもがいることを想定して、所要時間は30分程度にします。

入園式は大事なセレモニーではありますが、子どもに我慢させる時間をできるだけ少なくするためにも、プログラムは簡単でシンプルにするのがポイントです。

保育園の「入園式プログラム」例

  1. 開式の言葉
  2. 新入園児入場
  3. 園長先生の挨拶
  4. 新入園児紹介
  5. 来賓の挨拶
  6. 職員の紹介
  7. 在園児よりお祝いの言葉
  8. 保育士の出し物
  9. 新入園児へプレゼント
  10. 閉式の言葉

入園式にぴったり!保育園の壁面飾り

入園式の壁面飾り入園式には、春らしくてほのぼのとした壁面飾りが向いています。新入園児が見た時に「なんだか楽しそうな所だ」と感じてくれるような飾り付けをしたいですね。

入園式に定番の壁面飾り

ホール正面の壁面には、中央に園児(男の子と女の子)を配置して、その周りに「春の花・小鳥・ひよこ・ちょうちょ」などをバランス良く飾ります。必ず「にゅうえんおめでとう」という文字をひらがなで入れるようにしましょう。園児の横に動物を配置すると、豪華な壁面飾りになります。

入園式には園内をペーパーフラワーで飾ろう

お花紙で作った「ペーパーフラワー」は、入園式の飾り付けにぴったりです。保育室、玄関、看板、ホールの入り口など、ペーパーフラワーをたっぷり飾るととても華やかになります。土台をたくさん作っておけば、子どもでも「花を開く作業」ができるので、2月頃から早めに準備することができますね。

ペーパーフラワーの作り方やアレンジ方法について知りたいからは、ぜひこちらのページをチェックしてみてください。

行事やお祝いの場で定番のペーパーフラワー。100円ショップ等でも「お花紙」という名称で販売されています。今回は、ペーパーフラワーを使ったお花の基本的な作り方、そして、カットや多色使いでカンタンにアレンジできる応用編をご紹介します。卒園式に入園式、そし...

入園式に合った保育士の「服装・髪型・持ち物」は?

入園式は、園の方針によって2つのタイプがあります。1つは「セレモニータイプ」の入園式、もう1つは「アットホームタイプ」の入園式です。

「入園式のタイプ」によって適した服装や髪型は異なるので、上司や先輩に確認しましょう。

保育士の「入園式の服装」

ベージュのスーツを着た女性セレモニータイプの入園式では、保育士は「スーツ」を着用するのが一般的です。色は「パステルカラーやベージュ」を選び、華やかさを出したい時はコサージュを活用しましょう。

スカートはひざ下丈がセレモニーに向いていますが、動きやすさからパンツスーツを着用する保育士さんも増えています。

アットホームタイプの入園式では、保育士が「いつもの服装(または制服)」で新入園児を迎えます。制服がなくても、入園式などの式典の時だけトップスやエプロンをお揃いにする園もあります。

子どもたちが喜ぶような人気キャラクターや動物が付いたエプロンを選ぶ保育士さんも多いですね。

保育士の「入園式の髪型」

入園式が終わると保育士は仕事に戻るので、急いで直す必要のない「いつもと同じ髪型」が望ましいですね。ロングの場合はなるべく1つにまとめ、セミロングはハーフアップにして、新入園児や保護者に保育士さんの顔がよく見えるようにしましょう。

保育士に必要な「入園式の持ち物」

手鏡とハンカチタオル入園式では、保育士さんが顔や髪をチェックできる「小さな鏡」を持っていると便利です。スカートを着用する時は「替えのストッキング」も準備しておきます。

入園式に参加している在園児が鼻血や鼻水を出すこともあるので、スーツを着ても「ハンカチ&ティッシュ」はポケットに入れておきましょう。

また、司会を担当する保育士さんは、「マスコットや指人形」を持っていると、子どもを集中させる時に便利です。

入園式の「挨拶・自己紹介」のポイントと例文

入園式では「職員紹介」の際に、自己紹介を兼ねた挨拶をします。

丁寧な言葉で挨拶をする保育士さんと、子ども目線で親しみやすい挨拶をする保育士さんがいます。今回は、2つのタイプの「入園式の挨拶・自己紹介」をご紹介しますね。

大人目線の丁寧な挨拶

丁寧な言葉遣いで挨拶をする時は、必ず「笑顔」を意識するようにしましょう。また、自分の思いを伝えようとするあまり、挨拶が長くなってしまうのも気を付けたいですね。簡潔にまとめてサラリと話した方が、相手の印象に残ります。

【入園式の挨拶・自己紹介①】※文中の名前は仮名です

新入園児のみなさん、今日はご入園おめでとうございます。私は、たんぽぽ組の山田花子です。はなこ先生と呼んでください。みなさんが入園するのを、お友だちと一緒にずっと待っていました。いっぱい遊んで、早く仲良しになりましょうね。

保護者のみなさま、お子さまのご入園おめでとうございます。安心して保育園生活を楽しむことができるよう、お子さまの気持ちに寄り添った保育を心がけていきたいと思います。みなさまにとって「子育てのサポーター」になれるよう努力していくつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。

子ども目線の楽しい挨拶

笑顔で挨拶をする保育士入園式で楽しい挨拶をするには、「言葉遣い・話すスピード・声の抑揚」を子どもに合わせることです。表情を豊かにしてジェスチャーも入れると、新入園児はまるでパフォーマンスを見ているように集中してくれます。

【入園式の挨拶・自己紹介②】※文中の名前は仮名です

こんにちは!私の名前は「や・ま・だ・は・な・こ」です。はなこせんせいって呼んでみてください。(子どもたち「はなこせんせい」と呼ぶ)はーい!呼んでくれてありがとうございます。はなこせんせいは、お返事するのが得意だからいつでも呼んでくださいね。アンパンマンみたいにビューって飛んでくるからね。

保護者のみなさまも、お気軽に「はなこせんせい」と声をかけてください。お仕事に疲れた時は、いつでもパワーチャージしますよ。今日から私はみなさまのサポーターです。どうぞよろしくお願いいたします。

保育園の入園式の準備についてのまとめ

今回は、入園式までに準備する「壁面飾り・保育士の服装・挨拶や自己紹介」について詳しくお伝えしました。

入園式の担当になったら、早めに「やるべきこと」を整理して、1~2月のうちにどんどんやってしまうことが大事なポイントです。年度末になれば仕事が増えて余裕がなくなるので、早めの準備をしておくことで焦らずに済みますよ。

キララサポート
キララサポートで見つかる職場
今すぐ医療・福祉の求人をさがす♪
あなただけのお仕事探し♪無料転職サポートへ登録
タグ : イベント・行事 イベントカレンダー お祝い
このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
kiralike編集部

kiralike編集部

kiralike(キラライク)編集部です。保育・介護・看護のお仕事がもっと楽しくなるような、今日も明日も笑顔が輝く情報を発信します!