潜在保育士の復職対策 就職活動の第一歩!志望動機の書き方と求人の探し方を解説
公開日: 更新日: お役立ちコンテンツ , 保育 , 保育お役立ち情報 , 保育士の働き方・環境 , 保育士転職マニュアル保育士の資格を取得した後様々な事情で保育士の職を離れている方、資格はあるけど保育士として働いた経験がないという方は非常に多いです。そのような方々がいざ保育士の職を探す際に大変だと感じることは履歴書や職務経歴書の作成のようです。また面接時にうまく話す自信がない・・・ということも良く伺うお話です。しかしそれが理由で折角の保育士として働く気持ちを抑えるのはもったいないです。そこで本コラムでは潜在保育士さん向けの志望動機のまとめ方や復職しやすい求人の探し方をご紹介致します。
目次
復職が期待される潜在保育士
2018年の情報ですが厚生労働省によると保育士資格をお持ちの方で保育士として就業されていない方の数は約95万人いると推計されています。一方で保育園の保育士採用状況は旺盛で求人サイトなどには数えきれない保育士求人が存在します。また潜在保育士の方は即戦力になると期待されており、待機児童、保育士不足の解消に大きく貢献する存在として注目されている存在です。
※参照 厚生労働省ホームページ
潜在保育士が復帰する際にしておきたい対策
潜在保育士はブランクの長さや経験の薄さから復帰するにあたり不安を感じることが多いのではないでしょうか。良く伺う事例として転職や再就職を始める際の志望動機のまとめかたや職場選びをどのようにしてよいのかわからなくなり、就職活動の最初の段階で躓いてしまう方が多いという点です。そのような方はまず以下の目線で対策をたててみてはいかがでしょうか。
対策1:ブランク期間中の経験を踏まえ志望動機を作成する
対策2:未経験、ブランクが長くても問題なく受け入れてもらえる復帰のしやすい職場を選ぶ
以下で対策の中身を見ていきましょう。
対策1:ブランク期間中の経験を踏まえた志望動機を作成する
まず安心して頂きたいことは「保育士として勤務していなかった期間もアピールポイントにできる」という点です。次にブランクが長い場合や経験が浅い、未経験の場合も「保育士として働きたい」という素直な気持ちをまず伝えることが大切です。採用担当者は保育に対する気持ちを重要視しています。ですのでブランク期間中にどのような経験をしてきたかを踏まえ、あなたの保育に対する気持ちをまとめた志望動機を作成することをおすすめ致します。以下では様々な状況での志望動機の記載方法をケース別にみていきます。
例1:子育てのために離職していた場合
出産や育児の経験は保育士の仕事に非常に役立ちます。保育現場を離れていても、皆さんが思う以上に重要な要素になります。自分の育児の経験を活かしどのような保育を行いたいかを伝えるのがおすすめです。
志望動機例文:
出産をきっかけに退職し保育の現場から離れていました。子育てがひと段落つき、今後の自分の生き方を考えた際にまた保育士として社会にでて活躍したいと思いが募り今回志望することに致しました。保育士としてのブランク期間は〇年あります。しかし子育てをした経験を活かして製作や手遊び、外遊びを積極的に取り入れるなど、幼い子供の成長にとってなにが大切なのかを考えながら働きたいと考えております。また保護者としての目線も持つことができましたので保育士と保護者両方の目線をもちバランスを良く頑張っていきたいと思います。宜しくお願い致します。
例2:保育以外の業種で働いていた場合
他業種の経験は決して悪いことではありません。他の業種を経験して改めて保育というお仕事に関して感じていることや、改めて保育士として働きたい気持ちが湧いたことを伝えることは採用においてプラスに働くことになるのではないでしょうか。
志望動機例文:
新卒で保育士として就職したのち現在の事務職に転職をしております。現職も働き甲斐のある職場ではございますが、完全に保育という仕事から離れてみると改めて保育の仕事の楽しさ、尊さ、そして働き甲斐を感じる自分に気が付きました。また以前とは違う角度で保育という仕事を見ることができ経験もあることから即戦力で頑張れると自信を持っております。
例3:体調やメンタルの問題で離職していた場合
保育士の仕事に関わらず働いていく中で病気やケガ、心身の問題で仕事を一時的に離れることは珍しいことはありません。大切なことは現在は心身ともに健康であること、保育士として業務を行うことに問題がないことをしっかり伝えることです。前提に保育業務の経験がある方はそれを踏まえて今後新たに身に着けていきたいことをしっかりと伝えると心象が良くなるのではないでしょうか。
志望動機例文:
保育士として〇年間勤務しておりましたが心身の不調から保育士としての業務を続けることが出来ない状況になりました。パートとしての時短勤務にて別の職種で働いておりましたが今は回復し再度保育士としての業務に戻りたいと思い志望をしております。ブランクはございますが園の方針をきちんと理解し現場に早い段階で慣れていけるよう取り組んで参ります。また一定期間保育の現場を外からみたことで改めて保育業務のすばらしさに気づかされた部分もあり保育士として今一度頑張っていきたいと考えております。
例4:家族の介護など家庭の事情で離職していた場合
高齢化社会の現在、介護や親の世話などで家族の面倒をみるために職を離れる場合も多いかと思います。大切なポイントはそれ自体が決して悪いことではないため、隠さず事情を伝え介護や面倒をみたことで保育業務としても活かせる点があることを伝えることです。様々な経験は保育という仕事においてプラスになることは沢山あると思います。志望動機に結び付けていくとよいのではないでしょうか
志望動機例文:
〇年ほど保育士をしておりましたが、家族の介護が必要な状況になったため保育の仕事から離れ介護に専念しておりました。現在は介護が落ち着きはじめたため以前のように保育士として子どもの成長に関わっていきたいと考えて今回志望することに致しました。介護は私にとって大変なものでしたが改めて健康の大切さを感じました。その気持ちを今後の保育業務にも取り入れて子どもの健康づくりに活かしていきたいと考えております。保育士としてのブランクはありますが、子ども一人一人の様子をしっかりみて園児も職員も元気になるような保育士を目指します。
対策2: 潜在保育士が復帰しやすい職場を選びとは
保育経験のない保育士さんやブランクが長い保育士さんにとって職場復帰は不安が付きまとうのは当然のこと。ここでは安心して職場復帰するための保育園選びの例をご紹介致します。現在は様々な形態の保育園があり潜在保育士の復職を応援している園も多数ございます。以下を参考に是非自分にあった職場選びをして下さいね。
潜在保育士の復帰を歓迎している保育園に応募する
多数ある保育士の求人には「ブランクOK」や「未経験歓迎」といった記載のある求人が豊富に存在します。職場復帰の際のサポートが期待できるところを優先して選択しましょう。慣れるまで先輩保育士がついていてくれる場合もあるため、求人票や面接でサポート体制についてチェックすることがおすすめです。
派遣保育士として勤務する
復帰してすぐに担任など責任のある仕事を任されるのが不安な方は、派遣保育士として勤務することもおすすめです。担任保育士の補助からスタートすることもできるため、感覚を取り戻しながら復帰することが可能です。また時間が固定になる場合も多く負担が比較的少ないことが派遣保育士の働き方の特徴です。
保育士の人員配置に余裕のある職場を選ぶ
国が保育園の保育士と子どもの割合を定めた配置基準というものがあります。
※参照 厚生労働省ホームページ
基準よりも保育士の人数を多く確保している保育園は1人の保育士への負担を軽減できているため比較的安心して復帰できる傾向にあります。19人以下の少ない園児を預かる小規模保育園や企業内保育所などもおすすめです。
潜在保育士の復帰対策ならキララサポートにお任せ!
全国に約70園の保育所もを運営する保育専門の転職支援サービス「キララサポート」では様々な保育士さんの転職実績が多数ございます。ブランクの長い方や未経験の方の転職サポートも充実しているので、専任のコンサルタントにまず不安に感じていることやこれまでの経験などを伝えて現在の転職市場の状況から確認することがおすすめです。保育専門の転職支援サービスですので保育士さん特有の面接対策や志望動機作成をサポート致します。潜在保育士の方におすすめな求人のご紹介から内定まで、すべて無料でお手伝いいたしますのでお気軽にご相談ください。
まとめ
潜在保育士の方が復帰する際に職場選びや志望動機の作成の仕方をご紹介しました。ブランクが長かったり、経験が薄い方は復帰に際して何かと不安もおありかと思いますが例えば必要な費用のサポートが受けられる制度なども複数あるため、確認し活用を検討してみてはいかがでしょうか。地域によってはセミナーや研修を実施しているところもあるため、興味のある方は併せて確認することをおすすめします。
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