子供に好かれる保育士になろう!子供に人気の保育士の特徴をご紹介

公開日: 更新日: 保育士になるには

もっと子供に好かれたい、自分よりも他の保育士のほうが子供たちに好かれているような気がする……保育園で働いていると、こんな風に考えてしまうこともあるのではないでしょうか?

今回は、もっと子供に好かれたいと考えている保育士さんや、少し自信を失っている保育士さんに、元気の出るメッセージをお届けします。「子供に好かれる保育士」をテーマに、子供に人気の保育士の特徴や自分を振り返るためのポイント、より良い保育士になるために身につけたいスキル、心に余裕を持たせるための考え方についてご紹介します。

「子供に好かれる保育士」とは?

子供に人気があるのはどのような保育士なのでしょうか。それは下記のような「望ましい保育士の条件」にも重なります。子供に好かれるためには何をすれば良いのか、まず今の自分はどうか、客観的な視点で振り返ってみることが大切です。

 

笑顔の多い保育士

笑顔で読み聞かせをする保育士
笑顔とは、保育士にとって「なくてはならないもの」です。保育士の笑顔を見て子供たちは心から安心し、親しみを感じるようになります。笑顔が多い保育士さんの周りには、自然に子供たちが集まってきます。

保育士は笑顔が大切だと分かっていても、仕事の忙しさにより疲れていたり、人間関係のストレスを抱えていたりすると、知らず知らずのうちに眉間にシワを寄せていることもあるでしょう。そんな自分の感情を整理していつでも笑顔を見せることができる人が、子供に好かれる保育士です。

抱っこしてくれる保育士

子どもを抱っこする保育士子供は保育士とのスキンシップが大好きです。抱っこやおんぶ、手をつないだり、おでこをくっつけたり、お互いの温かさを感じるとほっこりするものです。

スキンシップが好きな保育士さんは、どのような子供でも受け入れる包容力があり、愛情豊かな方が多いです。そんな保育士さんの所には「抱っこしてほしい子供」がたくさん寄ってきます。

 

一緒に遊んでくれる保育士

自ら喜んで子供と遊ぶ保育士さんは人気者です。仕事だから仕方なく遊びに付き合う保育士は、一見子供と遊んでいるようですが、あまり楽しそうではありません。どんどん遊びに参加して楽しさを共有してくれる保育士さんと、子供たちは遊びたいのです。

また、3~5歳クラスの子供たちにとって、元気に園庭を走り回る保育士さんは「遊び仲間」のような存在です。今日が楽しければ、明日もまた一緒に遊びたいと期待しています。

話を聴いてくれる保育士

子供は、自分が話したいことを保育士に聴いてもらうのがとても好きです。「うんうん」「そうなんだ」など相槌を打つと、真剣に聴いてもらったことを喜び、さらに活き活きと話します。自分の気持ちに共感して、ほめてくれる保育士さんには何度でも話したくなるのです。

子供に謝ることができる保育士

子供に対して誠意のある保育士さんは信頼されます。日々保育をしていると、思い込みや勘違いで子供を注意してしまうことや、何かミスをして子供たちをガッカリさせてしまうこともあります。そんなとき、「先生が悪かった、ごめんなさい」と素直に謝ることで誠意が伝わり、子供たちは保育士さんへの愛情が深まります。

「子供が寄ってこない保育士」とは?

下記の中で、あてはまるものが多い方が「子どもが寄ってこない保育士」になってしまう傾向があります。

【子供が避けたくなる保育士】

  • 怒ってばかりいる
  • 子供と一緒に遊ばない
  • えこひいきする
  • 「ごめんなさい」を強要する
  • ほめない
  • 命令する
  • いつもイライラしている
  • 嫌味を言う
  • 仕事以外のことを考えている

該当するものがあった場合、なぜそのような状態になっているか、その根本的な原因を考え、改善していくことが必要でしょう。怒ってしまうことが多かったり、つい命令口調になってしまったりするのは、性格や素質の問題ではなく、日頃の疲れが溜まっていることが原因の可能性があります。

上記に思い当たるものがない場合は、きっと「好かれていない」のではなく、あなたの良さが子供たちに伝わっていないだけかもしれません。

子供に好かれる人気の保育士になるためには

笑顔の保育士子供に好かれている保育士は、ちょっとだけ他者より目立つことのできる「その人だけのスキル」を持っています。ただ、それさえあればいいというものではなく、いずれのスキルにも「人間性」がプラスされていることが大切です。

次は、子供が魅力を感じる保育士になるために必要なスキルをご紹介します。

「子供を喜ばせるスキル」を身につけよう

子供たちは保育士さんと一緒に長い時間を過ごします。そんな毎日の中で、下記のようなスキルをキラリと発揮すると、子供たちの中に「ワクワク感」が生まれ、保育士さんから目が離せなくなります。

【こんなスキルがあると子供が喜ぶ(一例)】

  • オーバーアクション
  • 変顔をする
  • オリジナルの「おはなし」を即興で作れる
  • 難しい折り紙ができる
  • 手作りおもちゃが得意
  • わらべうた&伝承遊びを知っている
  • マジックができる
  • 即興で踊れる
  • モノマネができる
  • ピアノ以外にも得意な楽器がある
  • 変顔や演技をする
  • リクエストに応えて絵が描ける

子供を喜ばせる時の重要ポイントは、保育士自身も楽しんでやるということです。一緒に笑い合えることが、子供と保育士さんの絆を深めます。

「子供に寄り添うスキル」で自分を磨く

子どもとハイタッチする保育士業務に追われる保育士は、子供とじっくり向き合うことが難しいのが現実です。それでもなんとか時間を作って、ひとりひとりに近づこうとする方は「子供に好かれる保育士」です。

子供に寄り添うスキルは、子供の気持ちをより理解するために必要なスキルです。表面的な言葉や態度だけで判断するのではなく、本当の気持ちに気づくためのスキルともいえるでしょう。

【子供への理解が深まるスキル(一例)】

  • 傾聴スキル
  • ほめるスキル
  • 心理学やカウンセリングを学ぶ
  • たくさんの本を読んで見識を広げる
  • 自分自身のストレスマネジメント

寄り添うためのスキルは、保護者との関わりでも活かされます。また、転職をする際に応募書類や面接でアピールできるので、保育士にとって財産になります。

身近な「人気の保育士」を観察する

子供に好かれている保育士さんが身近にいるなら、その人のどのようなところが魅力的なのか分析してみましょう。自分と比較して優劣をつけるのではなく、相手の良い所を発見し認めることで意識がステップアップします。そうすると不思議に心が温かくなり、子供たちに向ける表情が今よりもっと穏やかになります。

子供に好かれる保育士になるには「心身の余裕」を持つことが大切

子供に好かれる保育士の条件として、「笑顔の多い保育士」が人気であることを最初にご紹介しました。日々忙しい保育士が笑顔でい続けるためには、「心身の余裕」を持つことが大切です。

では、保育士にとって「心身の余裕」とはどのようなことでしょうか。次の3つを意識することで、「子供に好かれたい」と思いつめていた心が少し楽になります。

保育士の基本「まず自分が子供を愛すること」

自分と同僚の人気度を比べてしまうのは、保育士にはありがちな悩みです。ただ、いつまでもそれにこだわっていると、子供に向ける視線が曇りがちになり、自分の感情が優先してしまいます。

子供たちに愛されたいと思うなら、まず自分が子供たちを愛することが基本です。保育士が最優先に考えるべきことは子供たちのことです。みんな笑顔で過ごしてもらうために、日々心を尽くしましょう。

ひとりで考えず周囲に相談しよう

悩んでいる保育士「自分は子供たちに好かれてないのかな」という気持ちを打ち明けて、相手がどう思うのか気になりますね。でも大丈夫。多くの保育士は似たような感情を抱いた経験があります。勇気を出して悩みを聴いてもらえば、たくさんの気づきが得られるのです。

相談する相手は「親身になってくれる優しい先輩(または上司)」がベストです。いつも一緒に働いている先輩や上司であれば、良い所を見つけてアドバイスしてくれるのではないでしょうか。職場に相談できる方がいらっしゃる方は、まずは気持ちを打ち明けてみると良いでしょう。

職場環境に問題があるなら転職も視野に

保育士が働く場所は、必ずしも心身の余裕が持てる職場とは限りません。意識を変えてスキルアップしても、下記のように労働環境や人間関係に問題のある職場では、穏やかな気持ちで仕事を続けることが難しくなります。

【転職したくなる職場とは】

  • 労働時間が長い
  • 休みが取れない
  • 行事が多すぎる
  • 残業や持ち帰り仕事が多い
  • 園の方針が合わない
  • 相談できる同僚または上司がいない
  • 職場の雰囲気が悪い
  • 園長や主任に問題がある

自分を発揮して活き活きと働くためには、居心地の良い職場へ転職することも「社会人として必要な選択」です。大きなストレスを抱えて、心に怒りを持ちながら仕事を続けていると、必ず子供たちにも伝わります。

子供に好かれる保育士についてのまとめ

保育士が子供たちに好かれたいと思うことは、ごく当たり前の感情です。もっと良い保育士になりたいと思う気持ちを大切にして、仕事への価値観を少しだけ変えてみると、いつの間にか心身に余裕ができくることでしょう。

子供に好かれるためには、保育士自身が楽しく働くことがまず大切です。持ち帰り残業が多く、心身ともに余裕がない状態が続いている場合や、職場の雰囲気が悪く気軽に相談できる上司や先輩、同僚がいない場合は、職場を変えることで笑顔を取り戻すことができるかもしれません。

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タグ : 保育ノウハウ
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kiralike編集部

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