保育士の長期休暇事情!夏休み・冬休み・GWはある?

公開日: 更新日: 保育士の福利厚生・待遇

保育園のカレンダー「保育士になりたい」「保育士試験に合格して就職を控えている」といった方の中には、保育園には夏休みや冬休みはあるのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、保育園には夏休みや冬休みのように長い休みがあるのかどうか、保育士の長期休暇事情について詳しくお伝えします。

保育園に「夏休み・冬休み」はあるか

保育園には、学校のように季節ごとの長い休みがあるのでしょうか。その答えはNOです。なぜ「夏休み・冬休み・春休み」がないのか、3つの理由について説明しますね。

1.保育園には長期休業がない

学校のいわゆる「夏休み・冬休み・春休み」のような長期の休業日は、保育園にはありません。保育園の多くは「日曜日と祝日」「年末年始」のみが休業日で、その他の日は基本的に開園しています。1年のうち休業となる日が少ないことは、保育士が長い休みをとれない大きな要因になっています。

2.保育園が長期休業しない理由

保育園(保育所)は児童福祉法に基づく福祉施設で、その目的は「保育に欠ける乳児または幼児を保育すること」です。保育園を長期休業して「保育ができない状態」が続くことは、児童福祉施設として避けなければならないのです。

3.幼稚園には長期休業があるか

幼稚園の管轄は文部科学省で、「夏季・冬季・学年末」の休業日について定められています。長期休業中は子どもが登園しないので、教諭は出勤日と研修日以外は休みとなります。

保育士には夏休みのような長期休暇はある?

夏休み休暇保育園には夏休みがないと前記でお伝えしましたが、保育士自身が夏に長期休暇をとることは可能でしょうか。

保育園はお盆もオープンしている

ほとんどの保育園は、お盆も開園して保育をしています。保護者には事前にお盆の勤務予定を確認しますが、1人でも登園を希望する子どもがいれば保育園はオープンします。8月13日~15日までは子どもが少ない状態ですが、16日からは出勤する保護者も多いのでほぼ通常の保育に戻ります。

保育士は交代でお盆休みをとる

保育園の職員は、8月になると「お盆休み」をとることができます。3日程度の休暇をとる保育士さんがほとんどですが、中には少し多めに休む方や、お盆期間の前後に時期をずらして休む方もいます。近年では経営者の意識も変わってきて、福利厚生として「夏季休暇」を新しく設ける保育園も増えてきました。

保育士はお盆休みをどのように過ごすのか

お盆には帰省して「お墓参り」をするという保育士さんは多く、結婚や出産をするとその傾向はさらに強くなります。帰省をしない場合は、1~2泊の旅行やキャンプ、地元のイベントなどに出掛けます。また、暑いのであえて外出はせずに、自宅でのんびり過ごす方もたくさんいます。

保育士が冬に長期休暇をとることは可能?

年末年始休暇保育士は、冬休みに代わる長期休暇をとれるのでしょうか。それはいつ頃なのか、詳しくお伝えしますね。

保育園は年末年始にまとまった休みがある

年末年始(12月29日~1月3日)は多くの保育園が休業になります。1年のうち「年末年始」は、保育園自体が長期休業となる数少ない機会です。

有給休暇をプラスして長めに休むこともできる

年末年始の休みに年次有給休暇をプラスして、さらに長い休みをとる保育士さんもいます。海外旅行をしたい保育士さんは「年末年始」がチャンスです。年次有給休暇も入れて長めに休みをとれば、ゆっくりと旅ができますよ。めったにない貴重な長期休暇なので、しっかりと準備をして有意義に過ごしたいですね。

年末やお正月も休まない保育園もある

認可外保育園の場合は、保護者へのサービス重視のため、年末年始も通常通りオープンする園がたくさんあります。認可保育園の場合も、自治体や園によっては年末保育の受け入れを行っている場合があるので、注意が必要です。

保育士はGW(ゴールデンウィーク)に休めるのか

GW(ゴールデンウィーク)保育園のうち認可保育園については、日曜日と祝日が休業日なので、GW(ゴールデンウィーク)はカレンダー通りに休むことができます。

ただ、注意しなければいけないのが「土曜日」です。土曜日は休業日ではないので、GW中でも保育園は開園します。GWに保育士が休める日数はその年によって変わります。休みが多い年と少ない年があることを心に留めておきましょう。

保育士はGWに旅行できそうか

保育園が長期休業するのは「年末年始」と「GW」です。この機会に年次有給休暇をプラスして、休む期間を長くする保育士さんもいますね。旅行会社には「GWの旅行プラン」がたくさんあるので、期間中に旅行をする保育士さんは年々増えています。

保育士は長期休暇をとりづらい?

保育士は長期休暇をとりづらいのか保育士は長期休暇をとりづらいのでしょうか。とることは可能なのか、なぜ長期休暇をとりにくいのかなどを考えていきましょう。

1.長期休暇自体は不可能ではない

労働基準法によって、年次有給休暇を与えることが雇用主に義務付けられているので、少なくとも表向きは長期休暇をとることは可能です。ただ、働く環境として保育園をみると、長い休みをとれるような状況ではない職場が、圧倒的に多いことも影響しています。

長期休暇や有給休暇が取れずつらい思いをしている方は、一度休みが取りやすい職場について話を聞いてみてもいいかもしれません。
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2.配置人数ギリギリで運営している園も多い

認可されている保育園(保育所)には、国(または自治体)によって定められた「保育士の配置基準」がありますが、誰かが休んだ時に補助をする人員の余裕は含まれていません。そのため、誰かが長期休暇をとると「人手不足」になり、保育園は困った状況に追い込まれます。配置人数がギリギリだと、他の保育士がカバーできる期間は「短期休暇のみ」ということになります。

3.「働き方改革」で保育園は変わるか?

働き方改革によって年次有給休暇の取得がさらに推進され、雇用主は「年5日の年次有給休暇」を職員に取得させることが義務化されました。保育園は以前に比べて休みをとりやすくなったものの、人手不足や仕事量の問題が根本的に改善されないうちは、長期休暇の実現はまだまだ難しいでしょう。

保育士はどうすれば長期休暇をとれるのか

転職活動をする保育士現在の職場では長期休暇の取得を期待できそうもない…そうなると、条件をクリアできる職場を探したり、働き方そのものを変えたりして、長期休暇がとれる環境に転職することが問題の解決策となります。

【解決策①】長期休暇がとれる保育園に転職する

今よりも労働条件が良く福利厚生がしっかりしている保育園は、職員が長期の休みをとることも難しくありません。特に、大手企業が経営している保育園は社員と同じ待遇が受けられることも多いので、求人をチェックしてみましょう。

【解決策②】幼稚園に転職する

幼稚園教諭の免許を持っている保育士さんなら、幼稚園への転職を考えるのも良いでしょう。経営者の方針にもよりますが、幼稚園には夏休み・冬休み・春休みがあり、長期休暇をとることができます。

ただ、仕事内容が変わる他、保育園よりも収入が低い幼稚園も中にはあるため、転職で何を一番優先させるかを考える必要があります。

【解決策③】派遣で働く

保育園は長期休暇がなかなかとれないので、派遣保育士として一定期間働いた後に「働かない期間」をあえて設けるようにして、その期間は海外旅行や短期留学などに出掛ける保育士さんもいます。いったん退職するので厳密には「長期休暇」ではありませんが、長い休みをとるために派遣という働き方をする選択肢もあります。

保育士の長期休暇に関するまとめ

保育園では学校の夏休みのような長期休業は期待できませんが、お盆・年末年始・GWにはまとまった休みがとれることが分かりました。もっと長期休暇がとれる職場に移りたいと考えている保育士さんは、求人をチェックする時に「労働条件」「福利厚生」に注目して検討しましょう。

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