保育園でできる室内遊びのアイデアをご紹介!基本の遊びから楽しいゲームまで

公開日: 更新日: 保育の仕事

保育園でできる室内遊びのアイデア
保育士が「遊びの引き出し」をたくさんもっていると、室内遊びがさらに楽しくなりますね。外に出られない日も、「室内遊びができるチャンス」だとポジティブに考えると気分が変わってきます。

今回は、スタンダードな室内遊びと、子どもが喜ぶゲームをご紹介します。この機会に「遊びの引き出し」を増やしていきましょう。

保育園で室内遊びが多くなる時期

保育園で室内遊びが多くなる時期室内遊びが多くなるのはいつ頃でしょうか。
春は進級したての時期で園や教室の雰囲気に慣れるため、室内で過ごす時間も多いかもしれません。雨の多い梅雨や台風の時期はもちろん、近年は真夏の気温が高すぎる日も外に出られなくなっています。冬も大雪の日は外遊びが難しくなるなど、1年を通して「外遊びができない日」がありますね。

そんな日は室内遊びを充実させて、子どもたちがたっぷり楽しめるよう工夫しましょう。

室内遊びで心が落ちつく子どももいる

多くの子どもは外遊びが大好きですが、中には室内で遊ぶほうが落ちつく子もいます。
また、外遊びが連日続くと、子どもの表情に疲れが見えることも。ひとりひとりの様子に気を配り、あえて室内遊びをとり入れることも園生活には必要です。

保育園で室内遊びを楽しもう…スタンダードな遊び編

スタンダードな室内遊び
遊びの引き出しを増やすには、だれでも知っているスタンダードな遊びを見直してみることも大切です。基本的なものに少しだけアイデアを入れることで、遊びの新鮮味が感じられるようになります。

お絵描き

お絵描きは「画材」を変えるだけでおもしろくなります。
クレヨン、色鉛筆、マーカーペン、筆、ボールペン、蛍光ペンなど、仕上がりがそれぞれちがいますね。お絵描きの「紙」も、ダンボール、新聞紙、ボール紙、包装紙など、画用紙以外にも変化があると楽しいですね。

ままごと遊び

ままごとコーナーに「変身グッズ」を置いておくと、子どもたちのテンションが上がります。
定番のエプロンだけではなく、かわいいドレスやマント、動物の帽子やヒーローのマスクなどを用意しておくと、ままごとのストーリーが思わぬ方向へ展開していくかもしれません。

粘土遊び

粘土遊びに慣れてきたら、お友だちと一緒に共同作品を作ってみましょう。
粘土を細くのばしたものをつなげていくと、長いニョロニョロができますね。完成したものが何に見えるかは、子どもの想像力に任せましょう。
作った作品を部屋の中に飾ると、みんな喜びますよ。

廃品遊び

廃品を集めて、室内遊びの際に子どもが自由に使って良いようにしている保育園も多いことでしょう。廃品は種類別にまとめておくと、子どもが好きなものを探しやすくなります。
テープ類やクレヨンなどを使ってオリジナル作品を作ったり、グループで大型製作をしたり、子どものイメージが廃品で表現されます。

ブロックと積み木

ブロックは、ひとつずつ床に並べていくとマットのようになり、おうちに見立てて遊ぶことができます。小さな積み木は、ままごと遊びでお皿に並べて使うことができますね。
いつもとちがう遊び方ができるのも保育園ならでは。仲間がいるのでとても楽しくなります。

アスレチック遊び

室内でも体をたっぷり動かして遊べるのはアスレチックです。
体操マット、跳び箱、鉄棒、平均台、トランポリンなど、保育園にある運動設備をいつもとちがう場所に移動して変化をつけると、子どもたちは「遊園地だ!」と大喜びです。

基地遊び

子どもは自分の基地で遊ぶのが大好き。イメージをふくらませて、とてもうれしそうに基地作りをします。
いよいよ基地が完成すると「ごっこ遊び」に発展し、1日だけではなく数日かけて遊んでいます。長く楽しめるので、猛暑や雨で何日間か続けて外遊びが難しくなりそうなときにうってつけの遊びです。

保育園で室内遊びを楽しもう…盛り上がるゲーム編

盛り上がるゲーム系室内遊び室内で遊ぶ日は体力を持て余しがちなので、体を動かすゲームも意識して行いましょう。子どもがルールを理解しやすいゲームをとり入れて、保育士も一緒に遊ぶようにすると盛り上がりますよ。

じゃんけん列車

保育園では定番のじゃんけんゲームです。
歌に合わせて動き回り、歌が終わったら近くにいる人とじゃんけんをします。負けた人は勝った人の後ろに立ち、肩に両手をのせて列車になります。
歌を何度もくり返して、勝ち抜いた人が長い列車のトップになります。

室内で玉入れゲーム

室内で玉入れをするのも盛り上がりますね。
運動会で使用するようなポールや玉を使うのもいいですが、保育士がカゴやたらいをかついで、ポールの代わりになる遊び方もおすすめです。玉は、新聞紙を丸めたものやスポンジボールなど、軽めのものがいいですね。

ダンス&ストップ

音楽が鳴っている間は自由に踊り、ストップしたらそのまま動かないようにするゲームで、「だるまさんがころんだ」と少し似ています。
動いたところを見つかった人は、音楽をストップさせる鬼になって動いた人を探します。最後まで残った人がチャンピオンです。

タワーを倒そう

Aチームは、大きいウレタン積み木を重ねてタワーを作ります。Bチームは決められた場所からボールをけってタワーを倒します。
次はBチームがタワーを作り、Aチームが倒します。
タイムを計って、早く倒したほうが勝ちです。

新聞紙のひっぱりゲーム

2人で向き合って立ち、新聞紙を広げて対角線上の角をそれぞれ片手でもちます。保育士の合図で新聞紙をひっぱります。
破れたらゲームセットで、手に残った新聞紙が大きい人の勝ちです。どのように破けるかはわからないので、勝負の予想がつかないのがおもしろいですね。

手作りすごろく

模造紙などの大きい紙を準備し、世界にひとつしかない「すごろく」をみんなで作ります。どんな形にするか、マスの内容をどうするか、子ども同士で考えるようにします。
作って遊んだ後は、完成したもので「すごろくゲーム」をします。何度でもくり返して楽しめる室内遊びです。

アレンジ版フルーツバスケット

フルーツバスケットは知名度が高く、大人にも親しまれているゲームです。
保育園では子どもがくだものの絵を描くことが多いですが、時にはくだもの以外のもので「アレンジ版フルーツバスケット」をしてみましょう。動物や虫、野菜など、描くもののジャンルも子どもたちが決めるようにすると楽しみが増します。

まとめ

保育園でできる室内遊びを14個ご紹介しました。
室内遊びのアイデアを試してみると、予想以上に盛り上がることもあれば、逆に今ひとつなこともあり、子どもたちの反応はさまざまです。いろいろな室内遊びを試してみて自分のクラスに合った室内遊びを見つけ出し、必要に応じてアレンジしてみてくださいね。

遊びに対する考え方は、保育園によって様々です。自由な遊びを通じ、のびのびとした保育を行っていきたい方は保育観の合った園選びが大切です。今の保育園の保育観が合わない・・・とお悩みの方は、他の職場を検討することもおすすめです。

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タグ : 保育ノウハウ 室内遊び
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キララサポート編集部

キララサポート編集部

保育士・看護師専門の転職支援サービス「キララサポート」がお役立ち情報を発信中!運営会社である株式会社モード・プランニング・ジャパンは全国で保育施設「雲母保育園」を展開しており、医療と保育現場、そして転職活動のプロフェッショナルとして情報を提供しています。