保育園のクリスマス会の進行まとめ!準備ポイントから当日の流れまで解説
公開日: 保育お役立ち情報
保育園で行われるクリスマス会は、クリスマスに関連するお遊戯会を実施したり合唱したりと子どもたちとクリスマスを楽しむイベントです。海外の文化を学び、行事の楽しさを味わうことを目的として行われます。
季節を感じながら友だちや保育者と楽しい時間を過ごすことで、思い出に残る特別な一日となります。そのため、スムーズにイベントを進めたいと考える保育士さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、保育園でのクリスマス会のねらいから準備のポイント、当日の流れまでを解説します。ぜひ、クリスマス会の進行の参考にしてくださいね。
保育園でのクリスマス会のねらい
まずは、クリスマス会のねらいを見ていきましょう。
西洋文化に親しみを持つ
クリスマス会は、西洋由来の文化に触れて、異国の風習や雰囲気を知ることができるきっかけとなります。ツリーの飾りやサンタクロース、プレゼント交換など、海外の風習を体験することで、異文化への興味や理解を育むことができます。異国の行事を身近に感じることで、子どもたちの世界が広がるでしょう。
子どもたちに季節行事の楽しさを伝える
クリスマス会は、季節の行事の楽しさを伝えられる場でもあります。歌や劇の発表、ゲームなどを通して、子どもたちは行事に参加する喜びを味わいます。季節の移り変わりを感じながら、保育園での特別な時間を楽しむ経験は、豊かな感性を育むきっかけになります。
保育者や友だちとの交流を深める
クリスマス会を通して、保育者や友だちとの絆を深めることができます。一緒に準備をしたり、出し物を披露したりすることで、協力する楽しさや達成感を味わうことができます。
保育園のクリスマス会の準備ポイント
クリスマス会を成功させるためには、ねらいや子どもの発達段階に合わせた計画づくりが大切です。出し物やプレゼント、装飾などを事前にしっかり準備しておくことで、当日の進行もスムーズになります。スムーズなクリスマス会となるように、以下のポイントを押さえて計画を立てましょう。
ねらいに沿って計画する
まずは、クリスマス会を行うねらいを明確にして計画を立てます。西洋文化に触れることや季節行事を楽しむことなど、目的に沿った内容にしましょう。また、月齢に合わせることも大切で、0~1歳児クラスでは歌や手遊び、簡単なダンスなど、無理のない活動を取り入れます。
出し物やプレゼントを決める
クリスマス会では、クラスごとに歌や合奏、劇などの出し物を行うのが一般的です。発達段階に合わせて無理のない内容を選びましょう。また、サンタクロースからのプレゼントも子どもたちの楽しみの1つです。プレゼントの例は、以下の通りです。
【プレゼント例】
- お菓子セット
- スノードーム
- クレヨン
- 粘土セット
など
年齢に合った安全なものを選ぶようにします。
出し物の詳細については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
クリスマスの飾り付けを行う
会場の雰囲気づくりには、ツリーやリース、オーナメントなどの飾り付けが欠かせません。ツリーを設置する際は、転倒防止対策を忘れずに行いましょう。特に乳児クラスでは、ツリーに触れてしまい、転倒してケガをする危険もあるため、壁面ツリーなどの安全な装飾を取り入れるのがおすすめです。飾り付けは子どもたちと準備することで、クリスマスを意識づけることができます。
保護者も参加する場合は早めにお知らせする
施設によっては、保護者が参加するクリスマス会を実施することもあります。参加型の場合は、保護者が予定を調整しやすいよう、できるだけ早めに案内を出しましょう。プログラム内容や持ち物など、事前に伝えておくことで当日の混乱を防げます。
宗教的背景はどう対応する?
園児の中には、宗教的な理由でクリスマスを祝わない家庭もあります。その場合は、「クリスマス会」とせず、「お楽しみ会」「冬のお祝い会」といった名称で行う方法もあります。すべての子どもが安心して参加できるようなイベントを計画しましょう。
クリスマス会当日の流れ
クリスマス会の進行は、園児の人数や年齢構成によって異なりますが、基本的な流れを押さえておくとスムーズに進められます。開会のあいさつから出し物、サンタクロースの登場、閉会のあいさつまで、一般的な流れを解説します。
①開会のあいさつ・導入
最初に園長先生や司会の保育士が開会のあいさつを行い、子どもたちに行事の始まりを知らせます。「今日はみんなで楽しいクリスマス会をしましょう」と声をかけ、会の雰囲気を和らげましょう。歌や手遊びを導入に取り入れると、緊張がほぐれて笑顔が生まれやすくなります。
②歌や合奏
クリスマスソングや季節の歌をクラスごと、または全体で発表します。鈴やタンバリンを使った合奏など、子どもたちが楽しめる内容にしましょう。年齢の低いクラスでは保育者が一緒に歌ったり、動きを加えたりして参加しやすい雰囲気をつくることが大切です。
③ゲーム・出し物
クラスや年齢に合わせて、簡単なゲームや出し物を行います。たとえば「プレゼント運びゲーム」や「椅子取りゲーム」など、みんなで楽しめる内容がおすすめです。年長クラスでは劇やダンスの発表など、少しステップアップした出し物に挑戦するのも良いでしょう。
④サンタクロース登場・プレゼントタイム
子どもたちが一番楽しみにしているのがサンタクロースの登場です。ベルの音を鳴らす、照明を落とすなど、ちょっとした演出でワクワク感を高めましょう。登場後はサンタから一人ずつプレゼントを手渡し、子どもたちが「ありがとう」を伝える場面を大切にします。
⑤記念撮影
プレゼントを受け取ったあとは、全体写真やクラスごとの記念撮影を行いましょう。子どもたちの笑顔があふれる瞬間を残せるよう、背景にツリーやリースを配置すると華やかです。保護者参加型の場合は、家族との記念写真タイムを設けるのも喜ばれます。
⑥閉会のあいさつ・おわりの歌
最後に、園長や保育士から「楽しい時間をありがとう」と感謝を伝え、会を締めくくります。「あわてんぼうのサンタクロース」などのおわりの歌を全員で歌うと、温かい雰囲気で終えることができます。その後、軽食や給食に移る流れにすると自然です。
クリスマス会の当日を円滑に進めるための工夫
クリスマス会をスムーズに進めるためには、工夫も必要です。
子どもの集中を保つための時間配分
クリスマス会をスムーズに進行するには、子どもの集中力やテンポを意識した工夫が大切です。長すぎるプログラムは飽きや疲れにつながるため、発表やゲームの合間に歌や手遊びを挟むなど、テンポよく進めましょう。
トラブル時の対応を想定しておく
当日は思わぬハプニングが起こることもあります。衣装のトラブルや、子どもが泣いてしまう、進行がずれるなど、さまざまな場面を想定しておくと安心です。保育者同士で役割分担をしておくほか、予備の衣装や代替の演出を準備しておくと、柔軟に対応できます。
司会進行のコツと声かけの工夫
司会進行では、子どもたちの緊張をほぐす言葉かけが大切です。「みんなで楽しもうね」「上手にできたね」などのポジティブな声かけで安心感を与えましょう。笑顔や柔らかい口調で進めると、会場全体が和やかな雰囲気になります。小さなトラブルも明るく受け止めることで、子どもたちの笑顔を引き出せます。
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まとめ
今回は、保育園でのクリスマス会のねらいから準備のポイント、当日の流れまでを解説しました。
クリスマス会を実施する場合は、事前準備が重要です。出し物やゲーム、プレゼント、当日の流れをしっかりと決めておきましょう。また、教室の飾り付けを子どもたちと行い、クリスマス会の雰囲気を作ることで、より楽しみが増しますよ。
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