子どもも高齢者さんも楽しめる！簡単ハンカチマジックのやり方をプロマジシャンが伝授！

公開日： 更新日： 保育の仕事

見る人に驚きや感動を与え、好奇心をかき立てる手品。場を盛りあげるにはもってこいのレクリエーションです。また、日常にちょっとした刺激をもたらしたり、コミュニケーションのきっかけになったり、さまざまな可能性を秘めています。

今回は、ハンカチとその場にあるものを使ってできる簡単なマジックを2つご紹介。子どもたちや患者さん、高齢者さんたちに楽しんでもらえるポイントもご紹介していますので、レクリエーションや歓送迎会などイベントの余興にもぜひご活用ください！

持ち上げても落ちてこない⁉ コイン消失マジック

ハンカチで包んだコインにおまじないをかけて…ハンカチをパッと開くとコインが消えてしまっています。コインは周りの人から借りると、タネも仕掛けもないことを演出できて、もっと驚かれるかも。

使う道具

・ハンカチ

・コイン（1円玉から500円玉まで、どのサイズでもOK）

マジックのタネあかし

ハンカチがコインを巻き込んでひっかかっているだけ、というシンプルな手品。開いた時に消えたように見せることができます。

① ハンカチをひし形に広げて、真ん中にコインを置きます。

② コインを隠すように、ハンカチを二度折ります。

③ ハンカチを手前から、小さくくるくると巻いていきます。

④ 巻き終わったらハンカチの両端をつまんでワン・ツースリー！ピンと張るように左右に開きます。

⑤ あら不思議。コインが落ちてこないので、消えたように見せることができます。

アレンジ

中に入れるのは、厚みで物が残っているのがばれないよう、薄くて小さい、軽いものがベストです。将棋の駒などでも代用できます。

ハンカチを貫通!? ペン瞬間移動マジック

ハンカチでペンを包み、そのまま開いただけなのに、ペンがハンカチを貫通して下に落ちています。その場にあるボールペンなどでできるので、場所を選びません。

使う道具

・ハンカチ

・ペン（どんなペンでもOK）

マジックのタネあかし

こちらは巻く時にハンカチの表裏を反転させることで、ペンが移動したように見えるという手品です。反転したことを隠すため、必ず両面同じ柄のハンカチを使うようにしましょう。

① ハンカチをひし形に広げ、真ん中に横になるようペンを置きます。

② ペンが隠れるようにハンカチを三角に折ります。この時に、重なった上側の角を長めに出しておくのがポイントです。

③ ペンを中心に、手前からくるくると巻いていきます。手前にハンカチの下側にあった角が飛び出てきたら、ストップ！ハンカチの表裏が反転した合図です。巻きすぎるとさらに反転して元の位置に戻ってしまうため、注意しましょう。

④ おまじないをかけて、飛び出てきた下側の角を引っ張ってハンカチを広げると…。

⑤ ペンがない！ペンはハンカチを通り抜けて下に落ちています。

アレンジ

ペンだけではなくストローなど少し長いものなら何でもできます。あまりに幅があるものは、巻き終わりでハンカチを反転させているのが目立ってしまうので、向いていません。

楽しさ倍増！子どもや高齢者さんに楽しんでもらう3つのポイント

マジックを習得したら、あとはみなさんの前で実践！見ている方に楽しんでもらうためには、演出も重要です。小さな子どもから高齢者さんまで、みんなに楽しんでもらえるアクションや声かけをご紹介します。

① 何が起こるかは秘密にしよう！

「コインが消えちゃいますよ」などと先にこれから起こるマジックのネタばらしをしてしまっては、不思議さや驚きが半減してしまいます。「このコインに不思議なことが起こりますよ」「何が起こるのか、楽しみですね」などと想像がふくらむ声かけをしましょう。

② 観覧者さんにも参加してもらおう

コインやペンを借りたり、ハンカチなど使う道具を実際に触って確かめてもらったりすると、参加意識も高まるのでオススメです。「なんの変哲もないハンカチですよね」と同意を得ることで、周りの方にもアピールしましょう。

③ その場では1度しかマジックを見せない

マジックのタネを見つけたい人は「もう一回やって！」とお願いしてくることもあります。何度も繰り返すと不思議さはどんどんなくなってしまいますので、「1日に1回しかマジックパワーが出ないです。また明日！」などと不思議さを残したまま終わるようにしましょう。 もう一度行う場合は、ハンカチで包むコインやペンを別の物に変えたり、観覧者さんの全後列を入れ替えたりするなどして、少しでも新鮮な気持ちで見てもらえるようにしておきたいですね。

まとめ

今回ご紹介したのは、どちらもすぐに覚えられる簡単な手品です。手品は、相手をびっくりさせるのはもちろん、喜ばせたり、楽しんでもらったりすることが目的。失敗したらどうしよう…と思わずに、まずは自分が楽しむ気持ちで演じてみてくださいね！

★教えてくれた人★

マジシャン
ミスター・リンクさん
12歳から手品をはじめ、現在は関西のマジックショップでディーラーを務める。マジック教室も開講するなど、子どもから大人まで笑顔にするお笑いマジシャンとしても活動中。
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タグ : コミュニケーション 医療・福祉共通
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kiralike編集部

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