保育士の休日はどのくらい?年間休日120日以上の求人を探すポイント
公開日: 更新日: 保育 , 保育士の働き方・環境転職を検討している保育士の方の中には、年間休日の数を気にされる方も多いのではないでしょうか。年間休日や有給の取りやすさはワークライフバランスに影響しやすいため、気になるポイントとなりやすいようです。今回のコラムでは、保育士の休日について解説するとともに、年間休日120日以上の職場の探し方をご紹介します。
目次
年間休日120日=カレンダー通りの休日
保育士求人だけでなく一般企業の求人でもよく見かける「年間休日120日以上」は、カレンダー通りの休日であれば一般的な日数です。全ての土日・祝日がお休みになる場合に年間休日が120日前後になります。
全企業の平均年間休日
厚生労働省によると、一般企業を含めた全企業の平均年間休日は116日です(※1)。
「年間休日」に含まれる休暇とは?
休暇には様々な種類がありますが、一般的に年間休日に含まれる休暇は下記の通りです。
年間休日に含まれている休暇
公休日、国民の祝日、長期休暇(GW・夏季休暇・年末年始など)
年間休日に含まれていない休暇
バースデー休暇、リフレッシュ休暇、慶弔休暇、有給休暇
保育士は休日が少ないって本当?
「保育士は休みが少ない職業」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。その実態について考えていきましょう。
保育士の休日が少ないのはなぜ?
基本的に保育園は平日に開園し土日や祝日を閉園としているところがほとんどですが、中には土日に預かり保育を行っている園もあります。そのため、土日が出勤日となることも珍しくなく、必ず土日休みの働き方ができるとは限らないのが現状です。また、運動会など保護者の参加するイベントは休日に行うことが多いため、行事に合わせて土日が出勤日となる職場もあります。そのため、多くの保育士の勤務体系は「4週8休」や「4週6休」のように月に6~8日の休日となるようにシフトが設定され、年間休日は100~110日程度となります。
このことから、土日・祝日全てが休みになる場合に比べ年間休日が10~20日程少なくなってしまうようです。
休暇の取りにくさも休みの少なさに影響
全国保育協議会によると、常勤保育士の有給休暇取日数は最も多いのが3〜6日、次に7〜9日でした(※2)。全業種における年間の有給休暇平均取得日数は10.1日(※3)であるため、保育士は比較的有給休暇を取りづらい環境であるようです。
保育士の働き方について
多くの保育園は7時頃~19時頃まで開園しており、保育士は約12時間の間で交代しつつ勤務しています。園の開園時間に合わせ、早番・中番・遅番といったシフトが設けられており、中番を基本として早朝と遅い時間を早番と中番で補うようになっています。24時間稼働の院内保育所などでは早朝保育や夜間保育もシフトの対象となります。
時間固定勤務について
近年、「子どもの都合で夕方には帰宅したい」という子育て世代も働くことができるように時間固定勤務制を採用する保育園も増えてきています。この場合、出勤時間と勤務時間が毎日固定で決められており、シフト制ではない働き方となります。
保育士の働き方に関する課題
雇用形態によって異なりますが、シフト制・時間固定勤務制どちらも8時間勤務が基本です。しかし、職場によっては定時での帰宅が難しく、残業や持ち帰り仕事をしている保育士の方もいるようです。特に、運動会や卒園式といったイベントの前は、通常の保育業務に加えて行事の準備をしなければならず、業務量の増加により残業や持ち帰り残業に頼らざるをえないという問題があります。最近は機械化により業務負担を減らす努力をしている保育園もありますが、改善されていない職場も多く、保育業界の課題の1つとされています。
保育士の勤務パターン
休日数によって保育士の勤務パターンは異なります。それぞれどのような休みの取り方になるのか、想定される働き方をご紹介します。
完全週休二日制
土曜保育を行っている保育園では日曜日+平日1日の休みであることが一般的です。土日休みの園では土日を固定で休みにし、イベントで休日出勤になった場合は平日に代休が取れるところが多いようです。週2日のお休みに加え、園によっては祝日も休みになるため年間休日は120日程度になります。
週休二日制
週に2日間の休みが1ヶ月に1度以上ある制度のことです。年間休日は100~110日程で、毎週2日休める完全週休二日制よりも10日程お休みが少なくなります。
「年間休日120日以上」の求人を探すメリット
年間休日120日以上の職場で働くとどのようなメリットがあるのでしょうか。
仕事とプライベートの両立ができる
年間休日120日以上の場合、週に2日休みがあり、年末年始などの休暇が取れる職場がほとんどのため、家族や友人と予定を合わせやすいというメリットがあります。
ストレスが溜まりにくい
保育士の仕事はやりがいが大きい一方で、体力的にも大変なことが多い職業です。休みが少ないと疲れが取れず心身ともにダウンしてしまう場合もあります。翌日から仕事を頑張るためにも、日々の疲れを解消できるお休みの数は多い方がいいかもしれません。
休暇制度の整っている求人を探すポイント
休日の多い保育士求人を探す際に、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
休日に関わるキーワードで探す
保育士求人を探す際に「完全週休二日制」や「年間休日120日以上」で調べてみると、休日の多い職場を探すことができます。ただし、完全週休二日制などのキーワードでは休める曜日が決まっていない求人も多いため、土日休みにこだわる方は選択肢は狭くなりますが「土日休み」でもチェックすると良いでしょう。
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求人内容を確認する
入社後に休みが少ないと後悔しないように、求人内容はしっかりチェックすることが大切です。本コラム内でご紹介したように、「完全週休二日制」と「週休二日制」は休日数が異なりますので注意しましょう。また、休日にカウントされない休暇(バースデー休暇、リフレッシュ休暇)の有無も確認しておきたいポイントです。
残業時間、有給休暇取得率もチェック!
休みが多い分残業時間が長いケースがあり注意が必要です。また、有給休暇の取得率や取得日数の実績が示されている職場は、比較的休日を取りやすい環境と判断できます。求人票を見る際は休日数とともに月あたりの残業時間や有給取得率も確認しておくと安心です。
キャリアアドバイザーや転職エージェントを利用する
転職が不安な場合は勤務環境や支援制度などに詳しい転職エージェントに相談することもおすすめです。転職エージェントは非公開求人も含まれているため、自分では見つけることが難しい好条件求人の紹介も受けることができます。また、一人で求人票をそれぞれ見比べるのは時間がかかってしまいます。転職のプロに相談することで、希望エリアにある休日数の多い求人をピックアップしてもらえるためスムーズな仕事探しに繋がります。
まとめ
保育士の休日事情や、休日の多い保育園の探し方などをご紹介しました。年間休日が多い園で働くことで、リフレッシュしやすい・プライベートを充実させやすいといったメリットがあります。保育士として長く活躍するためにも、休日を活かしながら疲れが取れる環境で働くことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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参考(キララサポート以外のサイトに遷移します):
※1 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/20/dl/gaikyou.pdf
※2 全国保育協議会
http://www.zenhokyo.gr.jp/cyousa/h29_06/201706.pdf
※3 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/20/dl/gaikyou.pdf
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