新人保育士の心構えと準備しておくべきものとは?新人保育士の基本

公開日: 更新日: 保育士の働き方・環境

笑顔の新人保育士この春デビューする新人保育士さんは、期待でわくわくする反面、仕事への不安もたくさんあることでしょう。

今回は、念願の保育士デビューを果たす新人保育士さんに向けて、勤務開始前に知っておきたい事前の準備や心構えについてお伝えします。仕事中の服装や必需品、気を付けるべきことなどを知りたい新人保育士さんは、ぜひチェックしてくださいね。

新人保育士の準備①「身だしなみ編」

まずは新人保育士さんの「身だしなみ」について、大事なポイントを3つお伝えします。

服装

保育士の服装については園によってルールが違うので、先に確認してから準備をしましょう。先輩保育士の服装を参考にしても良いですね。

【保育士の基本的なスタイル(例)】

  • トップス(トレーナー、ポロシャツなど)
  • ボトムス(ジャージなど)
  • エプロン
  • 上履き(バレーシューズなど)

保育士の服装では「アクセサリーはNG」です。子どもが怪我や誤飲をする可能性や、衛生的な不安があるので、仕事中はアクセサリーを付けないようにしましょう。

髪型

髪を結ぶ女性保育士さんの髪型のポイントは「清潔感」と「顔がよく見えること」です。横の髪が顔に掛からないよう1つにまとめたり、ハーフアップにしたりするなど工夫しましょう。

髪の色については園によって基準が違うので、自分で判断するよりも上司に確認した方が良いですね。

メイク、ネイル

保育士さんは子どもに顔を触られることが多く、スキンシップでも肌を密着させるので、薄めの「ナチュラルメイク」が向いています。

また、長い爪やネイルは、子どもに怪我をさせる可能性が高くなり、手を洗う時にも汚れが取りづらくなります。安全面と衛生面から保育園ではNGです。

新人保育士の準備②「仕事道具編」

メモ帳とペン保育士の仕事道具といえば「文房具」ですが、あらかじめ備えている園も多いので、様子を見ながら必要だと思ったものを揃えましょう。今回は、勤務初日までに準備した方が良いものをご紹介しますね。

メモ帳、筆記用具

ポケットに入るサイズの「メモ帳」は、新人保育士さんの必須アイテムです。保育園では覚えることが多いので、最初の1~2カ月はメモ帳の携帯を心がけたいですね。筆記用具も小さめで、キャップがないものを選びましょう。

印鑑

社会人になると必要になるのが「印鑑」です。新人保育士さんは、職場専用の「認め印」を準備しましょう。出勤簿・書類作成・連絡帳などに使用します。

紫外線対策グッズ

春になると、保育園では「外遊び・散歩」が本格的に始まります。保育士は外で過ごす時間が長い職業なので、紫外線対策をしっかり意識したいですね。帽子・日焼け止めなどのUVケアグッズは、大事な仕事道具のひとつです。

着替え

保育士さんは、園に「着替え」を備えておく必要があります。水や飲み物をこぼしたり、砂や泥を掛けられたり、子どもが急に吐くこともあるので、「エプロン・トップス・ボトムス・靴下・肌着」の着替えを準備しておきましょう。

新人保育士の準備③「やるべきこと編」

ここでは、採用が決まってから勤務開始までの間、新人保育士さんがやるべきことをお伝えします。

保育の準備をする

折り紙のお花新人保育士の「保育の準備」とは、現場ですぐに使える「保育ネタの引き出し」を増やしておくことです。

【準備したい保育ネタ】

  • 手遊び
  • 絵本
  • 折り紙
  • 手作りおもちゃ

保育所保育指針を読んでおく

保育のベースとなる「保育所保育指針」は、これから働く新人保育士さんのガイドブックです。仕事が始まってしまうと「保育所保育指針」を読む余裕がなくなってしまうので、今のうちに内容を把握しておきましょう。

挨拶や自己紹介を考えておく

考え事をする女性デビューしたばかりの保育士さんは、新人として先輩保育士や園児、保護者に「挨拶」や「自己紹介」をする機会が多いので、あらかじめ内容を考えておくと、後でスムーズに言うことができます。

【新人保育士が挨拶や自己紹介をする場面とは】

  • 勤務初日
  • 入園式
  • 送迎時
  • 懇談会
  • 歓迎会
  • 連絡帳を通して

生活リズムを整える

毎日決められた時間に出勤するためにも、生活リズムを整えることは仕事への責任です。新人保育士さんは、勤務開始前から生活リズムを調整しておくと、社会人生活もスムーズに始まります。

新人保育士の心構えを覚えておこう

新人保育士だからこそ肝に銘じておく「心構え」があります。キャリアを重ねると忘れてしまうこともあるので、新人のうちにしっかり身につけておきましょう。

心構え①子どもと保護者を大切にする

子どもを抱きしめる女性まず大切なのは、「子どもと保護者のことを第一に考える」という心構えです。保育士は、子どもや保護者の対応に困った時、つい「相手を大切にする」という基本を忘れてしまいます。自分のイライラや苦手意識に気づいてコントロールし、相手の気持ちに心を傾けるのが「プロの保育士」です。とても難しいことですが、いつも意識していれば新人保育士さんにもできるようになりますよ。

心構え②言葉遣いや態度に気を付ける

保護者・上司・同僚に接する時は「対人マナー」に気を付けましょう。新人保育士は、特に「言葉遣い」や「態度」をチェックされます。相手がどんなに気さくな人でも、家族や友だちとは違います。言葉遣いや態度が馴れ馴れしくならないようにしたいですね。

心構え③指示待ちにならない

片付けをする保育士仕事では先輩からの指示を待つだけでなく、自分から「〇〇が終わりました。次は何をすればいいですか」と、積極的に指示を仰ぎましょう。また、1日の流れに慣れてきたら、何も言われなくても「〇〇やります」と自分から動くことも大事です。

心構え④「感謝」と「謝罪」の言葉を忘れずに

上司や同僚に何かしてもらった時は、必ず「感謝」の言葉を伝えましょう。ミスや勘違いをした時も、「すみませんでした」「申し訳ありませんでした」と素直に謝ることが大切です。保護者に対しても、言い訳よりもまず「謝罪」をすることが誠意です。

新人保育士の準備と心構えについてのまとめ

新人保育士がしておくと良い準備と、保育士としての心構えについてご紹介しました。

勤務開始までに保育士にふさわしい身だしなみを整え、筆記用具や印鑑などの必需品を揃えるなどして準備万端にしておくことで、安心して勤務初日を迎えることができるはずです。しっかりと事前準備をしてきていて、仕事への心構えがある新人保育士さんは、きっとすぐに保育園の戦力になれますよ。

保育士としての喜びややりがいを感じる時まで、先輩保育士さんは温かく見守ってくれます。安心して保育士人生をスタートさせましょう。

保育業界に特化した転職支援サービス「キララサポート」では、新人保育士さんのキャリアアップ、給与アップをお手伝いしています。お仕事にお悩みがある方は、是非一度ご相談ください。

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kiralike編集部

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