保育士の転職を成功させるポイントとは?転職の失敗例もご紹介

公開日: 更新日: 保育士転職マニュアル

転職面接に挑む保育士
転職をしたいと考えてはみるものの、「転職に失敗してしまったらどうしよう…」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、転職を検討している保育士さんにぜひ読んでいただきたい転職成功のポイントと、保育士の転職失敗例をご紹介します。「後悔のない転職」を実現したい方は、ぜひチェックしてくださいね。
過去に転職した保育士さんが、転職の際に苦労した点等はこちらからご確認頂けます。お住まいの都道府県や年齢、性別で検索が可能ですので、ご自身と条件の近い方のエピソードを探してみてください!

保育士が「転職は失敗だった!」と思う時

転職に失敗した保育士せっかく転職をしたのに、「転職を失敗した」とガッカリしている保育士さんもいます。なぜ落胆してしまうのか、主な理由を挙げてみました。

1.待遇が期待通りではなかった

以前よりも良い条件の職場に転職したものの、求人内容と実態が違っていたケースです。期待していた通りの待遇を受けられないことが分かった時は、「何のために転職したのか」と悔やみます。

2.転職してからのほうが忙しい

転職をしたら前の職場よりも仕事が多くなってしまい、さらに激務となってしまう保育士もいます。多忙な毎日が続いて心身共に疲れ果てた時、「前の職場のほうがマシだった」と辞めたことを後悔する保育士さんは少なくありません。

3.新しい職場になじめない

仕事そのものには慣れたけど、新しい職場に対して何だか居心地が悪いと感じることがあります。そんな保育士がなじめないのは、保育園の「方針」「風土」「職員」のいずれかであることが多いです。自分の価値観と違うことがあるとそれがストレスになり「転職しなければ良かった」と後悔します。

保育士の「転職の失敗例」を参考にしよう

保育士の転職の失敗例「失敗だった」と後悔する保育士さんは、どのような経緯で転職したのでしょうか。具体的な体験談を3つご紹介します。

【転職の失敗例①】20代前半の女性保育士の例

今の職場に大きな不満はなかったけど、「給料がもう少し欲しい」とか「残業のない保育園が羨ましい」とか、いつも何となく思っていました。転職をしようと思ったのは、友人が別の保育園に移った時です。転職後の友人は活き活きしていて、自分も転職して輝きたいという気持ちが強くなりました。

条件に合った転職先はすぐに見つかり、新しい職場での勤務が始まりましたが、1カ月もしないうちに「転職は失敗だった」と思うようになりました。転職先は40代以上の保育士ばかりで派閥があり、人間関係も雰囲気も最悪でした。前の職場は和やかで楽しかったので、転職したことを後悔しています。

【転職の失敗例②】20代後半の女性保育士の例

保育士としての経験が10年近くになり、そろそろキャリアアップしたいと考えていました。どうせなら違う職場で働いてみたいと求人検索をしたら、「主任候補の保育士」を募集していたので、良いタイミングだと喜んですぐに応募しました。

採用されてから半年。主任とはいえ大変な激務で、どうやらこの園は「ブラック保育園」だということが分かりました。何でも丸投げする無責任な上司なので、ストレスがたまり体調を崩してしまうことも多くなりました。転職したのは失敗だったと後悔する毎日です。

【転職の失敗例③】30代半ばの女性保育士の例

結婚してからずっと「派遣保育士」として働いてきましたが、子どもの学費を稼ぐために、正職員として働ける保育園に転職しようと考えました。ハローワークにあった条件の良い求人に惹かれ、急いで応募したところすぐに採用されました。

仕事に慣れてくると、日々の業務がどんどん増えていきました。毎日のように残業は続き、休日も持ち帰り仕事をしている状況です。家族と過ごす時間も激減してしまい、子どもにも寂しい思いをさせてしまったので、また派遣保育士に戻ることを考えています。

なぜ保育士は転職に失敗したのか

転職するまでの過程保育士が転職に失敗する原因の多くは、「転職するまでの過程」にあります。転職を初めて考えた時から転職後まで、どんな気持ちでどんな判断をしてきたか「過程」をふり返ってみると、その中に必ず失敗の理由があります。

転職に失敗する理由の例には、以下のようなものがあります。

【転職失敗の理由①】安易に退職を決めてしまった

退職を真剣に考えている保育士は、決断までに時間をかけます。その場の感情にとらわれて勢いで退職を決めると、後になって「辞めるほどのことではなかった」と気付き、後悔することになります。

【転職失敗の理由②】転職の意志がはっきりしない

転職は、自分の意志をしっかり持っている人が成功します。自分がどうしたいのか曖昧で、ただ何となく「転職するのもいいかな」と思っているだけでは、転職後に後悔することも多いですね。

前記の【転職転職の失敗例①】の保育士も、自身の意志というよりも転職した友人に影響されたことがきっかけで転職をしたきらいがあるので、転職に失敗してしまったのかもしれません。

【転職失敗の理由③】情報が足りない

前記の【転職の失敗例②】の保育士は、求人検討の段階でもっと情報を集めるべきでした。特に責任の重い「主任」などの管理職なら、すぐに応募せず慎重に考えることが必要です。情報をより多く集めることで、職場の実態が見えてくるものです。

膨大な求人の中から正しい情報を探すことは1人では難しい場合があります。保育専門の転職サービス「キララサポート」なら希望する条件の求人をピックアップし提案してくれます。

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【転職失敗の理由④】想像することが足りなかった

転職に必要な「想像力」とは、その職場で働いたら「どんな変化が表れるか」を考える力のことです。例えば、正職員になるということは、待遇が良くなる分、仕事量や責任も増えるということです。前記にある【転職の失敗例③】の保育士は、派遣から正職員に変わることで起こる変化をもっと想像することが必要だったと言えるでしょう。

【転職失敗の理由⑤】自分に原因がある

下記のように、転職を失敗するのは「自分自身」に原因があることも考えられます。考えられる原因は以下の通りです。

  • 理想が高く転職先に「完璧」を求めている
  • 人よりもストレスを強く感じやすい
  • 就労意欲や熱意がない
  • 謙虚さや感謝の気持ちがない
  • 「前の職場」と比べる発言が多い
  • 飽きっぽい

このような傾向がある場合は、転職だけで現状を打開できるのかどうか検討した方が良いかもしれません。また、様々な職場を比較し、本当に今の職場に問題があるのか検討してみるのも良いでしょう。

元の保育園に出戻ることはできる?

元の職場への出戻り転職を失敗したと感じた時、元の職場に戻りたいと思う保育士さんは多いですね。実際に出戻ることはできるのでしょうか。

保育園に出戻ることができるかどうかは「職場の事情」によります。深刻な人手不足で困っている保育園は、出戻りの保育士を歓迎するかもしれません。ですが、元の職場に戻るには下記のようなリスクがあります。

  1. 前と同じ条件で働けるとは限らない
  2. 「一度退職した要注意人物」というレッテルを貼られる
  3. 同僚から冷たい目で見られる
  4. 保護者から信頼されない
  5. 出戻ってもまた辞めたくなる

「あっちがダメだったから帰りたい」という考えは、社会では通用しないことが多いので、元の職場に出戻ることは難しいと考えた方が良いでしょう。今度は、コンサルタントやアドバイザーのいる人材紹介サービスや転職支援サイトを利用して、再就職をめざすことをおすすめします。

保育士が転職を成功させるためのポイント

転職を成功させるポイント保育士さんが「後悔のない転職」をするために、大切なことを3つにまとめてみました。下記に挙げるポイントの意味をしっかり理解し、言われたからやるのではなく「自分の意志」として行動しましょう。きっと自分に合った転職先が見つかり、満足して働くことができますよ。

1.とにかく「熟慮」する

転職を成功させるには、常に「熟慮すること」が大切です。退職を決めるまで何度も繰り返し考えて、最終的な決断をするまで時間をかけることで、自分の意志も強く確かなものになり、後になって気持ちがブレたり揺らいだりすることが少なくなります。

気になる求人を見つけた時も、何度も求人票を見返してみることが必要です。情報を多方面から集めて、熟慮を重ねてから応募することを決めましょう。「もっと慎重になれば良かった」と後悔する保育士さんも多いので、よく考えることは大事なポイントです。

2.転職の情報は多方面から集める

転職先に関する情報を集めずに応募を決めてしまうと、大事なことを知らないまま転職が決まり、働いてから後悔することもあります。ネットで独自に情報を集める他にも、友人・知人・業界に詳しい人の話を聞くなどしてみましょう。普段から「情報集め」を意識してアンテナを張っておくことも大事ですね。

3.転職のコンサルティングを受けてみる

転職したいと考え始めたら、人材紹介サービスに登録してコンサルタントに相談をしてみることをおすすめします。

【コンサルティングのメリット】

  1. 今の気持ちを整理できる
  2. 自分が何をしたいのか分かってくる
  3. 自分に合う職場が分かる
  4. 求職条件の優先順位がつけられるようになる
  5. 応募書類や面接のサポートがある

電話だけでなく、メールやLINEなどでもコンサルティングを受けることができます。面接での受け答えをどうしたら良いかなども相談することができるなど、さまざまな形で転職をサポートしてもらえます。

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保育士の転職成功ポイントに関するまとめ

転職を失敗することは誰にでもあることで、恥ずかしいことではありません。大切なのは「失敗」から何を学ぶかです。
保育士が転職で失敗してしまうのは、情報収集や想像力の不足などの理由が挙げられます。転職を成功させるためには、人材紹介サービスなどを利用して相談や情報収集を行い、よく検討することが大切です。

転職に失敗して辛い思いをしたことのある保育士さんなら、今回お伝えした情報をフルに活かすことができるでしょう。ぜひ、ご紹介した内容を参考にして転職を成功させてくださいね。

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kiralike編集部

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