30代保育士の転職事情とは？転職する際のメリットや注意点について

公開日：2021.07.29 更新日：2023.06.30 保育 , 保育士転職マニュアル

30代になった保育士さんの中には、キャリアップを見据えた転職や、ライフスタイルにあった職場探しを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。業種によっては30代での転職は難しいといわれるケースもありますが、保育士の場合はどうなのでしょうか。今回のコラムでは、30代保育士の転職事情をご紹介します。

1 保育士の転職に年齢制限はある？
2 30代保育士が転職を考える主な理由
3 30代の保育士は需要が高い！
4 30代保育士が転職するときのポイント
- 4.1 勤務条件を明確にする
- 4.2 希望する保育園についてよく調べる
5 転職エージェントを活用する
6 30代保育士が転職する際の注意点
7 年齢制限に注意！
8 まとめ
9 30代保育士の転職ならキララサポート！

保育士の転職に年齢制限はある？

基本的に、職場が設定している定年退職未満の年齢であれば転職は可能です。50代~60代で転職を検討する方もいらっしゃるため、30代の保育士も転職するのに問題はありません。未経験の保育士さんを歓迎している園も多くありますので、未経験や経験の浅い方も転職できます。未経験の方は、それまでどのような業界で働いてきたのか、保育士として活かせる経験は何かを面接でアピールできると採用側の印象を良くすることができます。

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30代保育士が転職を考える主な理由

30代の保育士が転職を考える主な理由をご紹介します。

人間関係のトラブルのため

職場の同僚や園長との人間関係や保護者とのトラブルに悩み、転職を検討する方が多いようです。30代は後輩の指導にあたる立場でもあるため、上司と後輩との板挟みになるケースもあります。

結婚・出産を経て生活環境が変わったため

結婚や出産によってライフスタイルが変わる方が多いのも30代保育士の特徴です。環境の変化によって家庭と仕事が両立できなくなる不安から、転職を検討するようです。

勤務条件が合わないため

処遇改善などの取り組みで保育士の年収は増加傾向にありますが、まだまだ収入の低い保育士の方も多くいらっしゃいます。20代の頃と比べても変化しない給与に不満を感じ、30代で経験を活かして給与アップできる職場を探す方が増える年代です。

体力に不安を感じたため

保育士は子どもを抱えるなど体力が必要な職業でもあります。また、残業が多く休みが取りづらいし職場で心身ともに疲労が蓄積している方は、今後長期的に保育士を続けられるか不安に感じるようです。

今後のキャリアアップのため

30代になると、知識や技術が十分身についている保育士が多くなっていきます。経験やスキルを活かし、役職のあるポジションにも挑戦したいと感じる方が増え、ご自身の勤務する園でのキャリアアップが難しいと感じた際に転職を検討されるようです。

30代の保育士は需要が高い！

経験年数もあり、一通りの保育業務ができる30代保育士は需要が高いといえます。後輩育成の経験があれば更に転職時の強みになります。また、出産、育児を機に保育士を辞めた方は、子育ての経験を活かすことができるためブランクがあっても歓迎される場合が多いようです。「保育士に復帰したいけど、ブランクがあって心配・・・」という方も是非チャレンジしてみてくださいね。

30代保育士が転職するときのポイント

30代保育士の方が転職する際におさえておきたいポイントをご紹介します。

勤務条件を明確にする

30代の保育士は売り手市場で有利に転職できますが、40代以降になってくると条件面が厳しくなってくるケースもあります。最後の転職のつもりで、後悔のない職場選びをしましょう。そのために、ご自身の中で「譲れない条件」「できれば欲しい条件」を明確にしておくことをおすすめします。

希望する保育園についてよく調べる

求人票チェックや面接を通して、希望条件とのミスマッチはないか事前に調べておくと、入職してからのギャップを少なくすることが可能です。また、職場の雰囲気や一緒に働く人の年齢層などは実際に見学にいって確認することをおすすめします。感染症予防の観点から園見学を控えている職場もありますが、見学を受け入れてもらえるようなら積極的に足を運んでみると実際に働くイメージを持ちやすくなります。

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転職エージェントを活用する

30代での転職が不安な場合は転職エージェントの活用がおすすめです。30代保育士を積極的に採用している保育園や、同年代の方が多く働いている職場をピックアップして提案してもらうことができます。他にも、これまでの経験をヒアリングし、どのように面接でアピールしていくと良いか等、転職活動のあらゆる場面でアドバイスをしてもらえる強い味方になるでしょう。

30代保育士が転職する際の注意点

30代保育士の方が転職する際に注意したいポイントをご紹介します。

最後の転職のつもりで検討を

30代保育士は需要が高いものの、40代に近づくにつれて選択肢は徐々に狭くなっていきます。転職回数もキャリアに影響を与える要因になりますので、「これが最後の転職」というつもりで情報収集を行うことを推奨します。満足のいく転職のためには、園見学や面接のやり取りで応募先の雰囲気を把握しておくことが大切です。保育専門の転職支援サービス「キララサポート」なら、園見学の手配をお願いすることも可能です。気になる保育園がある方は是非ご相談ください。

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経験者・即戦力を求められる現場も

職場によっては即戦力を求めており、新人保育士のように手取り足取り仕事の仕方を教えてもらえない場合もあります。経験が浅い方やブランクがあり、すぐに即戦力になれるか不安な方は研修制度が充実している職場や未経験歓迎の求人を探してみると良いでしょう。

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園のルールを最初から覚えなくてはいけない

保育園によってそれぞれの独自ルールがあり、転職の際はゼロからルールを覚えて行かなければなりません。前職でのやり方が通用しない場合があり、慣れるまで苦労する方もいるようです。

年齢制限に注意！

本コラム内で保育士の転職には年齢制限がないとお伝えしましたが、職場によっては欲しい人材像を20代にしたいと考えている場合もあります。求人で定年でない限り年齢制限を設けることはありませんので応募はできますが、採用してもらえる可能性は下がってしまうことを留意してください。また、公立の保育園は公務員の扱いになるため、30歳前後の年齢制限が設けられているため注意が必要です。

まとめ

30代保育士の転職について、ポイントをご紹介しました。慢性的な保育士不足のため、30代保育士の需要は高く、転職がしやすい状況といえます。様々な施設形態・働き方の求人が出ていますので、ご自身のライフスタイルや目標に合った職場選びができるといいですね。
また、出産や子育てで一度保育士の現場から離れている方も、子育て経験が活かせるので復帰のチャンスは沢山あります。まずはどんな求人があるのか情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

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