振り付けにもう悩まない!保育園のオリジナルダンスのつくり方と教え方
公開日: 更新日: 保育の仕事お遊戯会やイベントの定番と言えば「ダンス」。保護者さんにとってはお子さんの成長を感じることのできる貴重な機会。楽しみにされている方も多いですよね。でも保育士さんたちは普段の業務に加えてダンスを考えたり、子どもたちに教えたりといつにも増して忙しくなります。
中には「そもそもどうやってダンスをつくったらいいんだろう」「どうしたら子どもたちがダンスを覚えてくれるんだろう」とダンスに苦手意識をもっている方も多いはず。
そこで今回キラライクでは、かんたんにダンスをつくるコツ、子どもたちに教えるコツを伝授します。取材に協力してくださったのは雲母保育園に勤める豊海先生。なんと豊海先生、ダンスの勉強のため10年近く中国に住んでいたんだとか。 先生としても、ダンサーとしても、2児の父としても熱い、豊海先生のレクチャー、スタートです!
目次
【レッスン1】ダンスをつくる時に知っておきたい5つのこと
豊海先生:まず、ダンスをつくり始める前におさえておくとよい5つのポイントをお教えします。
① テーマを決めよう
まずはテーマを決めてみましょう。例えば、「クリスマス会にピッタリのダンス」など大まかなものでOK。テーマを決めたら「クリスマスっぽいダンスにするにはどうしたらいいかな?」「クリスマスっぽい動きってどんなものかな?」と、少しずつ内容をつめていきましょう。いきなりオリジナルをつくろうとせず、まずは教材を参考にするといいですよ。
② 子どもたちの動きをよ~く観察してみよう
子どもたちの普段の動きを観察してみてください。うれしいとき、楽しいとき、どんな動きをしているでしょうか?それが分かったら、その動きをダンスにとり入れてみましょう。すると子どもたちにとって無理のない、自然と笑顔が出てくるダンスになりますよ。
③ 子どもたちが喜ぶ動きを入れてみよう
動きを観察していると分かると思いますが子どもたちは「回る」「とび跳ねる」「走る」という動きが大好きです。ぜひこれらをダンスにとり入れてみてください。最高の笑顔を見せてくれますよ(笑)。 私がオススメなのは「くるっと1回転して、ジャンプをしながら両手足をパッと開く」という動き。子どもたちが楽しんでくれるだけでなく、見ばえが非常によく、保護者さんからの評判もいいです。 逆に子どもたちが苦手なのは、ゆっくりとした動き。テンポがよく、メリハリのある動きの方が踊りやすいようです。
④ レベルはダンスの苦手な子・幼い子に合わせよう
ダンスが得意な子もいれば、苦手な子もいます。また、生まれ月や歳によってダンスの習得具合に大きな差が出てしまうこともありますよね。そんなときは、ダンスの苦手な子や幼い子にレベルを合わせてあげるといいですよ。ダンスの得意な子や歳上の子が物足りなそうにしていたら、動きのキレや精度を磨いてあげるといいでしょう。
⑤ 曲を体になじませてあげよう
ダンスに使う曲を、遊びや給食の時間にかけておくといいですよ。曲を耳と体になじませてあげることで先生は教えやすく、子どもたちは踊りやすくなります。
【レッスン2】ダンスを教える2つのポイント
豊海先生:さて、次はダンスの教え方をレクチャーします。
① みんなが楽しく踊れること」が一番大切
ダンスを教えていると「保護者のみなさんにお見せできるようにきちんと仕上げなきゃ」「子どもたちみんなが踊れるようにしなきゃ」と真剣になるあまり、ついピリピリしてしまうことがありますよね。でも一番大切なのは子どもたちが楽しそうに踊っていること。あまり頑張りすぎず、まずは先生が楽しむことを心がけてみましょう。つくっていたダンスが難しそうであれば、どんどんかんたんな動きにアレンジしてしまいましょう。
② 動きを引き出す言葉で伝えよう
例えば「頭の上で左手をかざす」という動きを教えるとしましょう。このとき、そのまま「頭の上で左手をかざしてね」と伝えるだけでは分かりにくいし、面白みがないですよね。そこで少し言い方を変えて「(左側にある)太陽がまぶしいね~」と言われるとどうでしょうか。動きが自然と出てきますよね。おまけにまぶしい表情もついて、表現が豊かになります。
最後に、豊海先生からひと言
体の動きがバラバラでも、ちょっとタイミングがズレていても、子どもたちが楽しそうに体を動かしていたら、ダンスとしては大成功です。「上手い」や「完ぺき」よりも「楽しい」を大切にして、すてきなダンスにしてください!
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