保育士がワークライフバランスを保ちながら働くためには?働き方のポイント
公開日: 保育士の働き方・環境保育士は、子どもたちの成長を見守る大切な職種ですが、一方で長時間労働や過重労働が問題視されています。そんな中で、保育士のワークライフバランスが注目されてきています。実際に、働き方について悩んでいる保育士もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、保育士が抱えるワークライフバランスの悩みと、ワークライフバランスを保つためのポイントをご紹介します。
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目次
ワークライフバランスとは
ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和が取れた状態のことを指します。
内閣府では、ワークライフバランスを次のように定義していて、仕事と生活の調和が取れるよう対策と行動指針を掲げています。
【ワークライフバランスの定義】
- 就労による経済的自立が可能
- 健康で豊かな生活のための時間が確保できる
- 多様な働き方・生き方が選択できる
出典:内閣府「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」
ワークライフバランスが崩れるとどうなる?
長時間労働によってワークライフバランスが崩れると、まず身体の疲弊につながります。
身体が疲弊することで、健康状態に影響することもあるでしょう。健康状態が悪化すると、意欲や正常な判断力が低下し、仕事に必要以上の時間がかかったり、ミスが続いたりということもあります。身体の疲弊状態によっては、長期的に仕事を休んで療養が必要になるケースもあります。
また、お子さんがいる方は長時間労働や身体の疲弊によって、家事や育児の負担がパートナーに偏ってしまうこともあるかもしれません。これをきっかけに、不満がたまり家庭内の環境が悪くなってしまうということもあります。これは、育児だけではなく介護でも同じことがいえます。
ワークライフバランスが保てない場合、ライフステージの変化によって退職を選択しなければいけないこともあるでしょう。ワークライフバランスを保つことは、健康的に働いたり日常生活を送ったりするためには、とても大切なことなのです。
保育士はワークライフバランスに悩みやすい
業務量が多い 保育士は、ワークライフバランスに悩みやすいといわれています。ここでは、保育士が持ちやすい悩みの傾向や保育士がワークライフバランスを保ちづらい理由を解説します。
不規則な勤務時間
認可保育園は、基本的に11時間開所のため、ほとんどの施設で早番・遅番などシフト制が採用されています。シフト制の場合、時間の管理が上手くできなくなっている方もいるでしょう。例えば、7時出勤の日と9時半出勤の日では2時間以上の差があります。予定が立てづらくなり、有効に時間を使うことが難しいと思う方も多いのではないでしょうか。
時間外労働がある
仕事が時間内に終わらなかったり、行事の支度があったりすると、家に持ち帰って作業するという方もいるかもしれません。仕事を家に持ち帰ると、自宅に帰っても仕事と向き合わなければならず、リラックスできる時間が減ります。時間外労働をすることで、オンオフの切り替えが上手くできなり、プライベートの時間が確保しにくくなるでしょう。
休みが取りづらい環境
保育士が少ない施設では保育士が1人不足するだけでも、日中の保育業務が上手く回らなくなることがあります。そのため、休みが取りづらいと感じる方もいるのではないでしょうか。希望通りの休みが取りにくいと、ワークライフバランスを保つのが難しくなってしまうこともあります。
子育てとの両立が難しい
業務量が多く、子育てとの両立が難しいと感じる方も多いようです。特に、フルタイムで働いている場合、なかなか自分の子どもとの時間が取れなくなってしまいます。自分の子どものお世話のほうが疎かになっているという矛盾に苦しむこともあるかもしれません。
近所で保護者に会う可能性がある
自宅が職場に近い場合、近所で保護者に会う可能性があります。常に保育士として見られているという感覚があったり、道でばったり会った際は立ち話をしたりなど、外に出るときも仕事を意識することになります。
そのため、プライベートでも気を遣うことになり、息抜きがしにくいと感じることもあるでしょう。
保育士がワークライフバランスを保つポイント
保育士がワークライフバランスを保つには、どうすれば良いのでしょうか。保育士がワークライフバランスを保つポイントについて解説します。
規則正しい生活を心掛ける
睡眠時間をしっかりと確保し、規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。出勤時間(シフト時間)にかかわらず、規則正しい生活を送ることで自律神経が整い、ポジティブな思考が生まれやすくなります。
タイムマネジメントを徹底する
① 優先順位をつける
業務の中でも、重要度や緊急度に応じて優先順位をつけ、効率的にタスクを進めるようにしましょう。優先順位をきっちりつけることで、効率が上がり残業や持ち帰りの業務が減る可能性があります。
② スケジュールを明確にする
自分のスケジュールをしっかりと管理することも大切です。業務の優先順位をつけ、スケジュールを明確にしましょう。そして、仕事時間中に集中して作業することを心掛けて無駄な残業を防ぎ、仕事時間外に仕事を持ち込まないようにしましょう。
休日の予定を立てる
休日はどのように過ごすか、やりたいことをまとめて、予定を立てるのもおすすめです。休日の予定を決めることで、モチベーションにつながるでしょう。充実した休日を過ごすことで、気持ちを切り替えて仕事に打ち込めるという方も多いのではないでしょうか。
家族に協力してもらう
保育士は出勤し、園に通う園児を保育しなければいけません。家族に協力してもらうことで家事や育児の負担を1人で背負うことなくプライベートな時間を楽しむ余裕ができます。
また、フルタイムで働く方は、育児の負担軽減としてファミリーサポートセンターを活用するのもおすすめです。
ファミリーサポートセンターとは、育児の援助を受けたい方と援助を行いたい方を結ぶサービスです。育児の援助を受けたい方は子どもの送迎や預かりなどのサービスを受けられます。こうした育児支援サービスを利用して、育児の負担を軽減させるのもおすすめです。
ワークライフバランスの整った職場に転職する
ワークライフバランスを整えるには、施設の環境も重要です。タイムマネジメントだけでは、対処できない場合はワークライフバランスの整った職場に転職するのも1つの手段です。転職の際は、エージェントを活用して、ワークライフバランスを保てる園を紹介してもらうのも良いでしょう。
ワークライフバランスを重視するなら派遣という働き方も
ワークライフバランスを重視するなら、正社員ではなく派遣での勤務を選ぶのも一つの手段です。派遣社員は、正社員と比べて働き方の自由度が高いのが特徴で、たとえば「週3日だけ働きたい」「1日4時間だけ勤務したい」といった要望に合った求人を見つけやすいです。家庭の事情や介護、子育てなどでフルタイム勤務が難しい方にも柔軟な働き方が可能です。
また、派遣はパートやアルバイトと比べて時給が高い傾向にあるため、派遣として働くのもおすすめです。
保育士転職ならキララサポートにおまかせ
ワークライフバランスが保つのが難しくなっている保育士は、転職を考えるのも1つの手段です。そこでおすすめなのが、保育士転職専門の転職エージェントの活用です。転職エージェントは、自分に合った求人を探してくれるだけではなく、自分に合った求人を探してくれるだけではなく、履歴書・職務経歴書の作成や面接対策もサポートしてくれます。また、在職中でも転職活動を効率的に進められるのも、エージェントの大きなメリットです。エージェントを活用すれば、自分のキャリアに合った求人に効率よくアクセスでき、希望に沿った新たな職場でのスタートが切りやすくなるでしょう。
キララサポートは、保育業界に特化した転職エージェントです。求人紹介から転職相談、面接対策、入職までのサポートを無料で行っています。求人は、正社員はもちろん、派遣やパートの募集もあり、Webに公開されていない非公開求人のご紹介も可能です。
自身の希望条件や悩みを解消できる求人を見つけられます。一人での転職活動に不安を感じている保育士はぜひ一度ご相談ください。
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まとめ
今回は、保育士のワークライフバランスについて解説しました。
ワークライフバランスとは、仕事とプライベートの調和を指します。保育士は、このワークライフバランスを保つのが難しいといわれています。規則正しい生活を送ったり、タイムマネジメントを意識したりしてワークライフバランスを確保すると良いでしょう。施設の環境的に難しいと感じている場合は、転職も1つの手段です。
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