【1歳児・11月】月案・週案の例文！ねらい、養護、子どもの姿、食育など書き方をご紹介
公開日： 保育お役立ち情報
本格的に冷え込んでくる11月は、朝晩と日中の気温差が大きく、体調を崩しやすい季節です。1歳児の子どもたちは歩行や言葉の発達がさらに進み、生活の中で「自分でやってみたい」という姿が多く見られるようになります。
この記事では、1歳児クラスの11月の月案・週案に活用できる例文をご紹介します。ぜひ、月案・週案の作成の参考にしてくださいね。
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目次
今月の保育のポイント【1歳児・11月】
11月は、気温が大きく下がることから、体調を崩しやすくなります。そのため、衣服の重ね着や室内の温度調整に配慮し、子どもたちが快適に過ごせるよう環境を整えていきましょう。
また、1歳児は歩行や走る動きが安定し、体を動かすことを楽しむ姿が多く見られます。戸外活動を充実させることで、十分に体を動かしながら発達を促すことが大切です。さらに、落ち葉や木の実など自然の素材に触れる遊びを取り入れることで、季節を感じながら感性を育むことにもつながります。
1歳児 11月のねらい
- 戸外で体を十分に動かし、歩く・走るなど全身の発達を促す
- 身の回りのことを自分から意欲的に行う
- 手洗いを習慣にし、感染症予防への意識を高める
- 簡単な言葉を使って気持ちを伝えようとする姿を受け止める
1歳児 11月の週のねらい(養護・教育)
1週目：
- 感染症予防のため、手洗いを習慣化しながら衛生的に過ごす（養護）
- 少人数の散歩で探索や友だちと歩くことを楽しむ（教育）
2週目：
- 朝夕の気温差に配慮し、気温差があるため、衣服を調整して快適に過ごせるようにする（養護）
- 友だちと関わる中で、一緒に遊ぶ楽しさや社会性を育む（教育）
3週目：
- 食事や排泄、着脱の場面で「自分でやりたい」という気持ちを尊重する（養護）
- 季節の自然物（落ち葉・木の実）に触れ、秋から冬への変化を感じる（教育）
4週目：
- 個々の生活リズムに合わせて休息をとり、健康に過ごせるよう援助する（養護）
- 絵本や歌を通して言葉に親しみ、やりとりを楽しむ（教育）
前月の子どもの姿
- 朝夕の冷え込みにより、衣服の着脱で「自分でやりたい」という気持ちを見せる姿が増えてきた
- 戸外での歩行や走る動きが活発になり、体を使って遊ぶことを楽しんでいた
- 「ちょうだい」「どうぞ」など簡単なやりとりの言葉を使う姿が見られた
- 食事のときに、スプーンやフォークを自分で持つなどして、自分で食べる姿が少しずつ見られた
1歳児 11月の活動内容(五領域対応)
健康
- 朝夕の冷え込みに応じて衣服を調整し、健康に過ごせるようにする
- 戸外での歩行や走る活動を取り入れ、体を十分に動かす楽しさを味わう
環境
- 落ち葉や木の実など秋の自然物に触れ、季節の変化を感じる
- 遊びの場面で身近な道具や玩具に関わり、使い方を知る
人間関係
- 友だちと並行遊びを楽しみ、互いの存在を意識して過ごす
- 保育者に安心して甘えたり、自分の思いを伝えたりする経験を重ねる
言葉
- 絵本や歌を通じて新しい言葉に親しみ、簡単な表現を楽しむ
- 自分の気持ちや欲求を単語で伝えようとする姿を受け止める
表現
- クレヨンやシールを使って、簡単な造形活動に触れる
- 季節の歌や楽器遊びを取り入れ、表現する喜びを味わう
1歳児 11月環境構成と援助
養護
- 朝夕の気温差に応じて衣服を調整できるよう、重ね着しやすい服装を用意する
- 室内の乾燥を防ぐため加湿器や換気を取り入れ、快適に過ごせる環境を整える
教育
- 絵本や歌、リズム遊びを通して言葉や表現に親しめるよう援助する
- 並行遊びやごっこ遊びを楽しめるように玩具を工夫し、友だちとの関わりを育む
1歳児 11月の健康、安全面で配慮すべき事項
- 朝夕の冷え込みが強まるため、衣服の調整や室温管理に配慮する
- 空気の乾燥から喉や肌を守るため、こまめな水分補給や保湿を心がける
- 感染症が流行しやすい時期のため、手洗いやうがいの習慣を取り入れる
1歳児 11月の行事・食育
行事
- 立冬（2025年は11／7）
- 小雪（2025年は11／22）ココアの日（立冬）
- 文化の日（11／3）
- 七五三（11／15）
- 新嘗祭（11／23）
- 勤労感謝の日（11／23）
- お誕生日会
11月の行事・イベントに関しては次のコラムをご参考ください。
食育
- 季節の食材（さつまいも、きのこ、柿など）に触れ、秋の味覚を楽しむ経験を持つ
- 「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶を大切にし、食事のマナーを学ぶ
- 水分補給をこまめに行い、体調を崩さないようにする
地域、家庭との連携
- 戸外活動や地域の行事を通して、子どもが地域の雰囲気を感じられるよう家庭と協力する
- 保護者と子どもの成長を喜び合えるよう、日々の小さな変化を丁寧に伝える
- 外遊び用の衣服を用意してもらう
1歳児 11月の自己評価
- 朝夕の気温差に応じた衣服調整を行い、子どもが快適に過ごせるよう配慮できた
- 感染症予防として、手洗いや環境整備を継続し、健康面への配慮を意識できた
- 戸外活動を充実させることで、歩行や走る動きを十分に発揮させることができた
- 言葉のやり取りを行うなどして友だちと関わる姿が見られた
11月の1歳児保育のポイント
11月の月案に活用できる1歳児クラスの保育のポイントとして、気温差による体調への配慮や身の回りの援助、自然に触れられるような戸外遊びの導入などを盛り込むことをおすすめします。特に、11月は季節の移ろいを感じる時期ですから天気が良い日は積極的に戸外遊びを取り入れ自然に触れる活動を盛り込むことが大切です。体を動かすことで、体力づくりにつながり、子どもたちも元気に過ごせるでしょう。
こうした配慮や工夫を月案・週案に反映させていくことをおすすめします。
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まとめ
今回は、1歳児向けの11月の月案・週案の例文をご紹介しました。
1歳児クラスの子どもたちは、11月になるとできることも増えてくるため、自分でやりたいという気持ちが満たせるように関わり方を工夫していきましょう。
また、気温がぐっと下がってくることから、感染症対策が必要です。手洗いうがいの促進や、室温・湿度も気に掛ける必要があります。11月の月案・週案には、これらの内容を踏まえて作成すると良いでしょう。ぜひ、今回ご紹介した月案・週案の例文を参考にしてみてくださいね。
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