働く保育士を応援!東京都練馬区の借り上げ社宅制度(家賃補助)を解説
公開日: 更新日: 保育士の福利厚生・待遇 , 保育士転職マニュアル保育士における借り上げ社宅制度は、保育園が借り上げた物件を社員に貸し出し、一部補助することで保育士の家賃負担を軽減させることができる制度です。働く上で毎月の大きな出費となる家賃をなるべく抑えるために、借り上げ社宅を利用したいと考えている保育士の方は多いのではないでしょうか。
今回は、東京都練馬区の借り上げ社宅制度(家賃補助)について解説します。練馬区内の保育園へ転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
東京都練馬区はどんなエリア?
練馬区は、東京都23区の北西に位置しています。23区内で2番目に人口が多く、農地面積の広さは第1位。都心に近いながらも公園や児童遊園の数は最も多く、緑の多い閑静な住宅地区として住みやすさが魅力のエリアです。区内の鉄道は、西武池袋線・豊島線・新宿線・有楽町線、東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線と複数の路線が乗り入れているため通勤や通学の利便性が高いです。新宿や池袋など都心部へのアクセスも良好なので、休日のお出かけも楽しむことができます。
練馬区の家賃相場
練馬区の家賃は間取りなどの条件によって変動しますが、一人暮らし用物件である1Rや1Kで7~9万円、1DKや1LDKで11~15万円程度が相場となっています。23区の中では比較的安い相場設定となっているので、毎月の費用をなるべく抑えたいという方におすすめのエリアです。ただ引っ越しの際は、引っ越し費用や敷金・礼金・共益費といった全体的な初期費用も考慮しておきましょう。
練馬区の保育環境
練馬区は、令和5年現在で保育所等利用待機児童数ゼロを達成し、令和3年、4年と続いて3年連続待機児童数ゼロを更新しています。平成28年から令和5年までの9年間で全国トップクラスとなる定員拡大で、約8,500人の定員増を実現し、練馬区の保育需要は増加し続けています。この状況から、練馬区は今後も保育士の人材確保が必要とされている地域であることが分かるでしょう。
練馬区の借り上げ社宅制度
最初に、借り上げ社宅制度とはどのような制度かを解説し、練馬区の借り上げ社宅制度の概要についてご紹介します。
借り上げ社宅制度とは
一般的に 借り上げ社宅制度とは、企業が社員を住まわせるための賃貸物件を借りて社宅として貸し出す制度のことです。社員は物件探しや契約といった不動産会社とのやりとりを行う必要がなく、家賃の一部は企業負担となるため安い家賃で住居を借りることができます。福利厚生の一環として取り組んでいることが多く、家賃負担を軽減させることで社員満足度の向上や就業継続を期待でき、企業と社員の双方にメリットがあります。
借り上げ社宅の家賃が給与から天引きされると額面上の給与総額が減少するため、住民税や所得税などの税負担を軽減できるという点から住宅手当よりも重視している方が増えています。
保育士における借り上げ社宅制度も上記と同一で、保育園が借り上げた物件を保育士に貸し出し、一部家賃補助することで保育士の家賃負担を軽減させることができる制度です。
借り上げ社宅制度について、詳しい概要はこちらの記事をご覧ください。
練馬区の借り上げ社宅制度概要
練馬区の借り上げ社宅制度の概要は以下のとおりです。
補助上限額 | 8万2,000円 |
---|---|
礼金の補助額 | あり(月額に含まれる) |
敷金の補助額 | なし |
物件の範囲 | 原則、練馬区内 ※通える範囲であれば区外も対象 |
その他の補助 | 共益費(管理費)や更新料も補助対象 |
練馬区の補助額
練馬区では、月額8万2,000円を補助基準上限に家賃補助として支給されます。礼金や公益費(管理費)も補助対象に含まれますが、各保育園の運営法人によって補助額が異なるため、事前に確認しておきましょう。先述した練馬区の家賃相場を考えると、借り上げ社宅制度の利用することで家賃負担をかなり軽減することが可能です。
自己負担額
借り上げ社宅制度は家賃の一部を企業が補助してくれるものです。練馬区の借り上げ社宅制度を利用すると、自己負担額は大体0~2万円となっています。ただし初期費用(敷金・仲介手数料・火災保険料・鍵の交換費用・引っ越し費用)については、基本的に自己負担です。
また、物件については自分で自由に探せるパターンもありますが、基本的には保育園指定の物件に入居します。立地や間取りにこだわらない方は大丈夫ですが、自由に物件選びができないことが多いです。
補助対象者
練馬区内で借り上げ社宅制度の補助を受けるためには、以下の条件を満たさなければなりません。
1. 練馬区内の保育施設等に勤務する施設長、保育士、保育補助者、調理師、看護師等であること 2. 1日6時間以上勤務する常勤の保育従事職員であること 3. 世帯主であること 4. 本人も同居人も住宅手当を受けていないこと |
練馬区内の保育園に勤務している保育士であることは大前提です。さらに、1日6時間以上勤務している常勤の社員であることや、自身が世帯主であること、同居人がいる場合は自分と同居人が住宅手当を受けていないことが条件となります。
結婚や同棲している場合も対象者として含まれますが、保育園によって独自の規定を設けているケースがあります。借り上げ社宅制度の対象者や利用条件については求人票に詳しく記載されていないため、保育園に直接聞いたりエージェントを通して質問したりするのが確実でしょう。
練馬区内にある借り上げ社宅制度が利用できる保育園に就職しよう
借り上げ社宅制度の利用を希望する場合は、就業先の保育園を通して申し込まなければなりません。しかし、保育園によって借り上げ社宅制度を導入している園と導入していない園があるため、借り上げ社宅制度を利用できる区内の保育園で働く必要があります。練馬区内で保育士の転職・就職を考えている方は、福利厚生の中に借り上げ社宅制度が取り入れられているかチェックしてみましょう。
練馬区の保育士求人ならキララサポートにお任せ
練馬区で保育士として働きたいと考えている方や借り上げ社宅制度を利用したい方は、まず借り上げ社宅制度が利用できる保育士求人を探しましょう。しかし、借り上げ社宅制度のみ重視すると転職に失敗してしまう可能性があるため、福利厚生が充実していることや自分に合った働き方ができる職場を見つけることが大切です。また保育観が合っているということも長く働き続けるために重要なことです。転職する際は、自身の譲れない希望や優先したい条件を考えて求人を探してみてください。
希望の条件に合う求人が見つからない、履歴書の準備がはかどらない、面接などで相手に自身の希望や保育観を伝えることが苦手という方はエージェントの活用がおすすめです。キララサポートでは、希望条件に合った求人の紹介だけでなく、履歴書や面接対策、転職後のサポートまで対応します。現職中でなかなか転職の準備が進まないという方、転職したいけど実際に動けていないという方、練馬区内で保育士求人を探す場合はぜひキララサポートにご相談ください。
まとめ
今回は、東京都練馬区の借り上げ社宅制度についてご紹介しました。保育士として長く働き続けるためには、労働条件や職場の雰囲気、他の福利厚生などさまざまな条件をしっかりと見ることがポイントとなります。借り上げ社宅制度に申し込んで月々の家賃補助を受けることができれば、金銭的負担が軽減されて日常生活にも余裕ができるでしょう。ただ、制度の概要は保育園によって異なるため、転職・就職の際は転職エージェントなどを活用して情報収集しておくのがおすすめです。
忙しいあなたに寄り添った転職サポートをします。
LINEでも気軽に無料相談できます
給与や残業時間、職場の人間関係などリアルな情報をお届け
履歴書作成や面接対策、条件交渉など安心しておまかせ
キララサポート編集部
最新記事 by キララサポート編集部 (全て見る)
- 【2歳児・12月】月案・週案の例文!ねらい、養護、子どもの姿、食育など書き方をご紹介 - 2024年11月21日
- 【2024年最新】保育士さんにおすすめの派遣会社8社をご紹介!派遣が向いている方の特徴やメリットも解説 - 2024年11月19日
- 派遣保育士なら職場の人間関係で悩まず働ける?派遣保育士の働き方とは - 2024年11月19日