【3歳児・1月】月案・週案の例文！ねらい、養護、子どもの姿、食育など書き方をご紹介
公開日： 保育お役立ち情報
まだまだ寒い日が続く1月は、長いお休みを経て、子どもたちがゆっくり園生活のペースを取り戻していく時期です。月案・週案では、子どもたちが安心して過ごせるような環境づくりや活動内容を意識していきたいですね。
そこで今回は、3歳児クラスの1月の月案や週案に活用できる例文をご紹介します。ぜひ、月案・週案の作成の参考にしてください。
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目次
今月の保育のポイント【3歳児・1月】
1月は、年末年始の長い休み明けから始まります。そのため、生活リズムが崩れやすい時期です。園では、ゆったりと過ごしながら日常のペースを取り戻せるように配慮し、安心して登園できる環境づくりを大切にしましょう。3歳のこの時期は、身の回りのことを積極的に自分でやろうとする姿が増える時期でもあるため、着替えや片付けなど「できた」という気持ちが持てるよう、丁寧にサポートしていきます。
また、絵本や歌、正月遊びを取り入れ、日本のお正月文化に親しめる時間をつくりましょう。友だちと言葉を交わしながら楽しむ活動を通して、相手の思いに気づいたり、自分の気持ちを伝えたりする力が育つよう援助していきます。冬の自然にも触れ、季節の変化を感じながら豊かに過ごせる1カ月を目指します。
3歳児 1月のねらい
- お正月遊びを楽しみ、日本の伝統文化に親しむ
- 寒さに負けず、外で元気に体を動かす楽しさを味わう
- 自分の思いや考えを言葉で伝え、友だちとの関わりを深める
- 雪や霜などの冬の自然に触れて、季節に興味・関心を持つ
3歳児 1月の週のねらい(養護・教育)
1週目：
長期休みで崩れた生活リズムを整える（養護）
日本の伝統的なお正月遊びを楽しむ（教育）
2週目：
寒くても積極的に外で遊び、健康的に過ごす（養護）
冬の自然に触れて、季節を楽しむ（教育）
3週目：
手洗い・うがいを積極的に行い、感染症予防を行う（養護）
友だちや保育者に自分の思いを伝えようとする（教育）
4週目：
活動に応じて衣服の調整を行い、快適に過ごす（養護）
友だちと同じ遊びを通して関わりを持つ（教育）
前月の子どもの姿
- 友だちとの関わりが増え、ルールのある遊びを一緒に楽しむ姿が見られた
- 発表会を通して、人前で表現する喜びや達成感を味わっていた
- 寒さが厳しくなる中でも、外遊びを楽しもうとする意欲が見られた
3歳児 1月の活動内容(五領域対応)
健康
- 園での生活の流れを覚えて、自ら行う
- 寒さに負けず、健康的に外で遊ぶ
環境
- お正月遊びを通じて、日本の伝統的な文化を知る
- 落ち葉など自然を使って遊ぶ
人間関係
- 自分の思いを言葉で伝えたり、友だちの気持ちを受け入れたりして遊びを楽しむ
- ごっこ遊びを楽しみ、少しずつ役割を意識する
言葉
- 自分の気持ちを言葉で伝え、コミュニケーションを取る
- 歌や絵本などを通じて、表現や言葉に親しむ
表現
- 友だちとイメージを共有しながらごっこ遊びを楽しむ
- 絵の具やクレヨンを使い、冬の自然をイメージして景色を描く
3歳児 1月環境構成と援助
養護
- 着替えや片付けなど自ら行動できるよう声掛けを行う
- 休み明けは、ゆったりとしたリズムで過ごせるような時間配分を行う
教育
- 鬼ごっこやゲームの活動を取り入れて、グループで遊ぶ楽しさを伝える
- トラブルがあった際は、子どもたちに寄り添い解決できるような声掛けを行う
3歳児 1月の健康、安全面で配慮すべき事項
- 年末年始の生活リズムの乱れが見られるため、生活リズムが整えられるよう支援する
- 風邪やインフルエンザなどの流行に注意し、手洗い・うがい・換気をこまめに行う
- 室内遊びが増える時期のため、遊具や玩具の使い方を再確認し、安全に遊べるよう環境を整える
- 氷や霜など冬の自然に触れる際は、滑って転倒しないよう安全に配慮する
3歳児 1月の行事・食育
行事
- お正月（1／1～1／7）
- 春の七草（1／7）
- 鏡開き（1／11）
- 成人の日（1月の第2月曜日）
- 小寒（2026年は1／5～）
- 大寒（2026年は1／20～）
食育
- お正月の行事食に触れ、日本の行事食や季節の食材に関心を持つ
- 苦手な食材にも少しずつ挑戦し、「食べてみよう」とする意欲を育てる
地域、家庭との連携
- 年末年始の家庭での過ごし方や生活リズムの変化を共有し、園生活へスムーズに戻れるよう連携を図る
- 冬の感染症予防のため、家庭でも手洗い・うがい・咳エチケットの習慣化に協力してもらう
3歳児 1月の自己評価
- 室内と外の温度差を留意しながらエアコンを使い、こまめに換気したことで大きな体調の崩れはなく健康的に過ごせた
- 友だちと協力して遊ぶ姿が見られ、順番を守るなど学ぶ機会が増えていた
- 休み明けで疲れが見える子には、無理をさせず休憩をとってゆったりと過ごす時間をつくることができた
1月の3歳児保育のポイント
1月の月案に活用できる3歳児クラスの保育のポイントとして、まず生活リズムに関することです。年末年始の長い休みを経て生活リズムが乱れやすくなります。年末年始の長い休み明けで乱れがちな生活リズムを整え、安心して園生活に戻れるよう配慮した内容を盛り込むようにしましょう。ゆったりと過ごしながら、着替えや身の回りのことを自分で行う意欲を育てる援助も意識します。
また、12月に引き続き、風邪が流行しやすい時期のため、手洗い・うがいの習慣化や衣服の調整など、冬ならではの健康管理についても具体的に記載しましょう。さらに、こま回しや福笑いなどのお正月遊びを取り入れることで、季節の行事に親しむとともに、友だちとの会話や集団遊びを通して関わりが深まるような活動を計画することがポイントです。
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まとめ
今回は、3歳児クラスの1月の月案や週案に活用できる例文をご紹介しました。
1月の始まりは長期休み明けとなるため、子どもたちが生活リズムを取り戻せるよう丁寧なサポートが欠かせません。月案・週案には、安心して園生活に戻れる取り組みや、冬ならではの健康管理についてもしっかり記載しておきましょう。ぜひ、今回ご紹介した月案・週案の例文を参考にしてみてくださいね。
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