保育士の必需品、文房具!ないと困る・あると便利な文房具をご紹介
公開日: 更新日: 保育お役立ち情報これから社会に出る新人の保育士さんや、資格を目指して勉強中の方は、保育の現場でどんな文房具が使われているのか気になりますね。
今回は「保育士がよく使う文房具」と、文房具が保育のどんな場面で使われているのかをご紹介します。あると便利な文房具の情報もご紹介しますので、知っておくと役に立ちますよ。
保育士が文房具を使う3つのシーン
保育士の仕事は幅広く、保育以外にもたくさんの業務がありますが、頻繁に文房具が使われるのは主に3つの場面です。文房具がなければ作業ができないので、保育士にとっては「欠かせない必需品」なのです。
想像以上に多い「事務作業」
実際に保育園で勤務してみると、想像以上に「事務作業」が多いことに気づかされます。
保育日誌、週案や日案、年間カリキュラム、園だより、連絡帳など、事務作業は毎日の仕事です。中には「手書きで作成するもの」もあるので、保育士の事務作業に文房具は「なくてはならないもの」なのです。
「作る仕事」は毎日のようにある
事務作業と同じように多いのが「作る仕事」です。
製作の下準備、季節によって変える壁面装飾、行事に関連するもの、さまざまなプレゼントなど、紙を大量に切る仕事から大掛かりな製作物まで、保育士は何でも作ります。文房具なしに「作る仕事」をするのは不可能なので、現場からは機能的で使いやすいものが求められています。
「人とのやりとり」にも文房具を使う
道具としての文房具だけでなく、連絡やちょっとしたメッセージを保護者や同僚に伝える時、カードや付箋、カラーペンなどを利用している保育士さんもいますね。可愛い文房具を使うことで、人とのやりとりに温かみが加わり人間関係を円滑にします。
ないと困る!保育士がよく使う文房具
保育園で働く保育士に「なくてはならない文房具」とはどんなものでしょうか。こちらでは、特に「毎日のように使う頻度が高いもの」をご紹介しますね。
筆記用具
保育士が頻繁に使う筆記用具といえば、シャープペンシル・ボールペン・マジックです。
シャープペンシルとボールペンは、メモをとる時や連絡帳を書く時に使いますね。マジックは、子どもの私物や洗濯物などを入れたビニール袋に、直接名前を書けるので便利です。また、何かを製作する時は、シャープペンシルよりも鉛筆が使いやすいですね。
ハサミ、カッター
ハサミやカッターは、一般事務レベルのものから本格的なクラフト用のものまで、さまざまな種類を揃えているのが保育園です。それぞれ用途が違うので、現場の保育士は作業内容によってハサミやカッターを使い分けています。
のり、粘着テープ
のりや粘着テープも、保育園では数種類のものを常備しています。保育士が主に使うのは、のり、スティックのり、ボンド、セメダイン、セロハンテープ、ガムテープ、両面テープなどで、扱いやすく安全なものを選びます。
消しゴム、修正液(修正テープ)
一般的に使われているプラスチック消しゴムの他に、保育園で役立つのは「砂消しゴム」です。砂消しゴムは、ボールペンやマジックで書かれた線を削って消すことができます。
また、連絡帳を書く時の必需品が修正液・修正テープです。連絡帳は急いで書くことが多いので、ミスした箇所をすぐに消してくれる修正液は、保育士にとって欠かせないものです。修正テープなら乾きも早いので、書き直しがすぐにできて便利ですね。
ホチキス(ステープラー)
ホチキスは園にたくさんあり、子どもも大人も使う文房具です。
保育士の仕事では、書類や子どもの作品などを綴じる他、画用紙などをまとめて切り抜きたい時に、先にホチキスで隅を留めて紙を固定すると作業がしやすくなります。
より多くの紙を綴じることができる「針が大きいタイプ」のホチキスを置いている保育園もあります。
定規(ものさし)
定規(ものさし)は、大きさを決めて紙を切るには欠かせない文房具です。長さは15cm位から30㎝ほどの短めのものと、50cmや1mの長めの定規も自分用に持っている保育士さんもいますね。切る紙のサイズに合わせた定規を使うと、仕事がスムーズに進みます。
付箋
保育士の仕事に付箋は大活躍します。目印やしおりなど一般的な使い方だけでなく、直接名前を書けないものに付箋を貼って、本人のものだと分かるように名札代わりに使います。
5×5cm大の付箋はメモとして使うことが多いですね。連絡用の他に、大事なことを忘れないための「To Do リスト」として付箋を貼っておく保育士さんもいますよ。
パンチ、千枚通し
穴を開けるための文房具も、保育士にはマストアイテムです。1つ穴タイプと2つ穴タイプ、どちらも保育園ではフルに活用します。パンチで穴を開けづらい時は「千枚通し」が役に立つので、1つ持っていると便利です。
メモ帳
メモ帳には「リングタイプ」と「ノートタイプ」があり、保育士によって使うタイプが分かれます。
付箋と同じように一時的なメモとして使うなら「リングタイプ」、大事なことを書き留めて何度も繰り返し見るなら「ノートタイプ」が向いています。
クリアファイル
クリアファイルに挟んでおくだけで、大事な書類を紛失することが少なくなります。書類がクリアファイルによって守られるので、子どもが触ったり、水に濡れたりすることを防げるのが良いですね。特に「ジップ式のクリアファイル」は、中の物が飛び出さないのでスグレモノです。
保育士がすすめる「あると便利な文房具」
保育園にある定番の文房具をお伝えしましたが、次は「仕事の効率が良くなる文房具」をご紹介します。あると便利な文房具は、仕事をもっと早くこなしたい保育士さんにおすすめですよ。
強粘着タイプの付箋
付箋は便利ですが、剥がれやすいのが弱点です。強粘着タイプの付箋は、接着部分が大きく粘着力が強いので、保育の現場で使うのに向いています。付箋を貼っておく時間が長くなる時は、強粘着タイプがおすすめです。
訂正印
重要な書類では、ミスをした箇所を修正液や砂消しゴムで消すことはできません。そんな時は自分の印を使いますが、書類用の小さな「訂正印」を持っているとミスが目立たずに済みます。認め印やインク内蔵印と同じく、訂正印は持っていると便利な文房具です。
指サック
指サックは事務用品のひとつですが、保育士の仕事にも役に立つ文房具です。紙の枚数をスムーズに数えることができるので、指先が乾いて作業がしづらいと困っている保育士さんには特におすすめです。
コンパスカッター
カッターが付いたコンパスには目盛りが付いているので、紙を丸く正確に切ることができます。
コンパスで丸を描く作業と、線の通りに切り取る作業が一度にできるのはとても便利ですね。製作準備の時短化が期待できます。
可愛いスタンプ
メッセージ付きの可愛いスタンプがあると、連絡帳などに使えて便利です。また、何かのごほうびにスタンプを押すと、子どもはとても喜びます。
イラストを描くよりも短い時間で可愛さがアップできるので、おすすめです。
保育士の文房具選びで大事なこと
保育士が文房具を選ぶ時のポイントを5つ挙げてみました。自宅で使うものではなく、保育園という場所で仕事として使うものという視点で考えることが大切です。
- 今よりも作業効率がアップするか
- 耐久性や機能性はどうか
- 派手すぎないか
- 操作が簡単か
- 安全か
ただ、ポイントを踏まえて選んだとしても、使ってから分かることが多いのが文房具です。おすすめの文房具だと評判が高くても、自分には合わないこともあります。通販でも良い文房具はたくさんありますが、直接手にとって検討することで失敗が少なくなります。
気になる文房具を同僚が持っていたら、試しに使わせてもらうようにしましょう。実際に仕事で使ってみることで、自分に合う文房具かどうかが分かります。
保育士の文房具に関するまとめ
今回ご紹介した「ないと困る文房具」は、あらかじめ保育園に備えられているものも多いです。新人の保育士さんは、実際に働いてみてから「必要だと思う文房具」「足りない文房具」を購入するようにしましょう。
業務を効率化させて残業時間を減らしたいのなら、強粘着タイプの付箋やコンパスカッターなどの「あると便利な文房具」を使ってみてください。
機能性に優れたものや、可愛いものを使うことで、仕事へのモチベーションもちょっぴり上がるはず。ぜひ自分に合った文房具を選んで、保育の仕事に活かしてくださいね。
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