【4歳児・1月】月案・週案の例文!ねらい、養護、子どもの姿、食育など書き方をご紹介
公開日: 保育お役立ち情報
1月は、長期休み明けもあり、子どもたちの生活リズムが乱れやすい時期です。そのため、この時期は、ゆったりと園生活に戻っていけるような関わりが大切になります。
また、友だちとの関わりが深まる時期でもあり、集団で遊ぶ中でルールを守ったり、気持ちを伝え合ったりする姿が多く見られるようになります。月案・週案でも、子どもたちが安心して過ごせるような内容にまとめることが大切です。
そこで今回は、4歳児クラスの1月の月案や週案に活用できる例文をご紹介します。ぜひ、月案・週案の作成の参考にしてください。
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目次
今月の保育のポイント【4歳児・1月】
1月は、年末年始の休みもあり、生活リズムが乱れやすくなります。園では、安心して日常のリズムを取り戻せるよう、ゆったりとした雰囲気づくりを心がけましょう。寒さに負けず戸外で体を動かすことを楽しめるよう、体調や服装の調整にも配慮すると安心です。
また、凧あげやこま回し、福笑いなどのお正月遊びを通して、日本の伝統文化に親しむ機会をつくりましょう。友だちと協力して遊ぶ中で、相手の気持ちを考えたり、自分の思いを言葉で伝えたりする力を育てます。
冬ならではの自然にも目を向け、季節の変化を感じながら心も体も健やかに過ごせるような支援も大切です。
4歳児 1月のねらい
- 年末年始を経て、園での生活リズムを取り戻し、安心して過ごす
- 寒さに負けず戸外で元気に体を動かし、健康な体づくりを意識する
- 正月遊びや伝統行事を通して、日本の文化や季節の移り変わりに親しむ
- 友だちと協力したり、ルールを守ったりしながら集団で遊ぶ楽しさを味わう
4歳児 1月の週のねらい(養護・教育)
1週目:
生活リズムを整えて、遊びを楽しむ(養護)
正月遊びを楽しみ、日本の伝統的な文化を知る(教育)
2週目:
冬に必要な生活習慣を身に着けて、快適に過ごせるようにする(養護)
自然の変化に気づき、見たり触れたりして興味・関心を持つ(教育)
3週目:
戸外遊びで思いっきり体を動かして体力を養う(養護)
友だちと一緒にルールを守りながら遊びを楽しむ(教育)
4週目:
手洗い・うがいの習慣を身に着けて健康的に過ごす(養護)
友だちに自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを受け止めたりしようとする(教育)
前月の子どもの姿
- 友だちと一緒にクリスマス会を楽しむ姿が見られた
- 製作に意欲的に取り組み、友だち同士で作品を見せ合うなどの姿が見られた
- 冬の自然に興味を持ち、霜や落ち葉などで遊ぶ姿が見られた
4歳児 1月の活動内容(五領域対応)
健康
- 手洗い・うがいの大切さを知り、自ら行おうとする
- 寒さに負けず、戸外で元気に体を動かす心地よさを味わう
環境
- 霜や雪など冬の自然に興味を持ち、季節の変化を感じ取る
- 正月遊びなどの伝統的な文化に親しみを持つ
人間関係
- 行事や共同制作を通して、達成感や仲間意識を味わう
- 年下の子どもや友だちに優しく接し、思いやりの気持ちを育てる
言葉
- 絵本や紙芝居を通して、言葉の表現やリズムを楽しむ
- 会話や発表の場で、自信を持って話す経験を重ねる
表現
- 音楽やリズム遊びで、体全体を使って表現する楽しさを味わう
- 友だちと一緒に製作を行う喜びや、作った作品を見せ合う楽しさを感じる
4歳児 1月環境構成と援助

養護
- 冬の寒さを感じながらも快適に過ごせるよう、暖房や換気、衣服の調節に配慮する
- 一人ひとりの健康状態を丁寧に観察し、疲れや風邪の兆候に早めに気づけるようにする
教育
- 正月遊びや冬の自然遊びなど、季節を感じられる活動を取り入れ、伝統文化や自然への興味を広げる
- 集団遊びやルールのある遊びを通して、友だちと協力しながら楽しむ気持ちを育てる
4歳児 1月の健康、安全面で配慮すべき事項
- 年末年始の休み明けで体調を崩しやすいため、無理のない生活リズムを取り戻せるよう配慮する
- 感染症が流行しないよう、手洗い・うがい・換気を徹底する
- 氷や霜など冬の自然に触れる際は、滑りやすい場所や冷えすぎに注意し、安全に配慮する
4歳児 1月の行事・食育
行事
お正月(1/1~1/7)
春の七草(1/7)
鏡開き(1/11)
成人の日(1月の第2月曜日)
小寒(2026年は1/5~)
大寒(2026年は1/20~)
食育
- 自分の食器を自分で片付けるなど、食後の活動を通して自立を促す
- おせち料理やおもちなど、正月の行事食を知り、日本の食文化に親しむ
地域、家庭との連携
- 年末年始の生活リズムの乱れについて家庭と情報共有し、無理なく園生活に戻れるよう協力をお願いする
- 地域の行事がある場合は情報共有し、季節感に触れる機会を増やす
- 寒さによる体調不良に気づきやすいよう、家庭とこまめに連絡を取り合う
4歳児 1月の自己評価
- 寒さの中でも戸外で体を動かすことを楽しみ、体力面・意欲面の成長が見られた
- 換気や室内の温度調整をこまめに行い、感染症対策を行うことができた
- 着替えや身支度など、身の回りのことを自分でしようとする意欲が高まっているため、今後も自立を促す援助を続けていきたい
1月の4歳児保育のポイント
1月の月案に活用できる4歳児クラスの保育のポイントは、まず年末年始の長い休み明けで生活リズムが乱れやすいことを踏まえ、無理なく園生活へ戻れるように配慮することです。ゆったりと過ごしながら気持ちの安定を図り、戸外遊びや日課の流れを通して生活リズムを取り戻せるよう支援しましょう。
また、4歳児は友だちとの関わりが深まり、集団生活の中でルールを守ったり、協力して活動する姿が見られたりする時期です。ルールのある遊びや共同制作など、仲間と関わる活動を計画すると良いでしょう。さらに、着替えや片付け、体調の自己管理など「自分で考えて行動する力」を育てる援助も欠かせません。4歳のこの時期ならではの自立に向けた取り組みを意識して記載することがポイントです。
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まとめ
今回は、4歳児クラスの1月の月案や週案に活用できる例文をご紹介しました。
もうすぐ年長さんになる4歳児クラスは、友だちとの関わりが深まる時期です。集団で遊ぶ中でルールを守ったり、気持ちを伝え合ったりする姿が多く見られるでしょう。月案・週案にも、4歳ならではの自立に向けた取り組みを意識して記載することをおすすめします。ぜひ、今回ご紹介した月案・週案の例文を参考にしてみてくださいね。
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