保育士向け!ブラックな保育園の特徴とは?ブラック保育園の見分け方
公開日: 保育士転職マニュアル保育士で転職を考えている方は、転職先がブラックな保育園だったらという不安がある方も多いのではないでしょうか。また、いま自分の働いている保育施設は、ブラックなのか?気になる方もいるかもしれません。ブラックな保育園は、特徴があります。
そこで今回は、保育士向けのブラックな保育園の特徴や見分け方について解説します。
目次
ブラックな保育園の特徴とは
ブラックな保育園とは、職場環境や待遇が劣悪な保育園を指します。ブラックな状況下だと働く環境が悪いことから、保育士が疲弊し、モチベーションが下がる、健康状態に悪影響を及ぼすなどさまざまなリスクがあります。
ブラックな保育園には、どのような特徴があるのでしょうか。
労働時間が極端に長い、残業が多い
労働時間が長い場合や、サービス残業が多い場合も代表的な例です。本来は8時間勤務のはずが、人手不足により1日10時間以上働いているという場合は注意しましょう。
また、勤怠管理がずさんで、賃金が発生しないサービス残業が多い場所もブラックの可能性があります。
休憩が少ない
休憩時間が確保されていない園も、注意が必要です。上司の圧力がある、休憩ができないほど忙しいなどといった理由から休憩時間がない場合があり、ブラックである可能性が高いといわれています。
仕事量と給与が見合っていない
サービス残業が多く、仕事量と給与が見合っていない場合や極端に給与が低い場合、給与が上がらないなどはブラックな保育園といえます。全国の保育士の平均年収は、令和5年で約397万円といわれています(※1)。地域によって、平均年収が異なりますが、平均よりも著しく下回る場合は注意が必要です。
(※1)出典:令和5年賃金構造基本統計調査
園長や理事長などに独裁的な部分がある
園長や理事長など上長が独裁的に運営していて、環境が悪化しているというブラックな保育園施設もあります。例えば、えこひいきしていたり、職員の意見を拒否するなどといった行為があたります。保育士が自分のやりたい保育ができない状況で、圧を感じる場合は注意しなければなりません。
園内で不適切な保育が横行している
園内で不適切な保育が横行している場合も注意が必要です。不適切な保育とは、子どもの人格を尊重しない、物事を強要するような関わりなどが挙げられます。
有給休暇が希望通りに取得できない
雇用形態に関わらず、年に10日以上の有給が付与される場合、年5日以上の取得が義務付けられています。
有給休暇は取得したいタイミングで取得できるものですが、自由に使わせてもらないケースもあります。強制的に指定された日に取らされるなどといった場合は、いわゆるブラックのおそれがあります。
ブラックな保育園の見分け方
転職活動中は、どのようにブラックな保育園かを見分ければ良いのでしょうか。ここでは、「求人」「園見学」「面接」に分けて解説します。
求人での見分け方
まずは、求人での見分け方を見ていきましょう。
求人の掲載頻度が高い、掲載期間が長い
求人の掲載頻度が高い場合や掲載期間が長い場合は、人材が定着せずすぐに辞めている人が多い傾向にあるといわれています。ただし、施設の拡大などにより人材を多く募集していることもあるため、どのように求人に記載されているか確認しましょう。
詳細が掲載されていない
給与や雇用形態、勤務時間など詳細が記載されていない場合は注意です。他にも明らかに給料が高すぎるという場合は気をつけた方が良いでしょう。また、手当などが含まれている可能性があるため、給与に関しては内訳が記載されていると安心です。
園見学時の見分け方
次に、園見学時の見分け方を見ていきましょう。
勤怠の記録を取っているか
勤怠管理がずさんだと、サービス残業や休日出勤が横行している可能性があるため、勤怠はどうしているのか質問みると良いでしょう。
保育士の人数が少ない
国が定めた配置基準を満たしているかどうか確認します。保育士の人数が少ない場合、1人あたりの負担が大きい可能性があり、労働環境が悪い可能性があります。
休憩を取っていない
昼に訪問した際、誰も休憩を取っていない場合は、ブラック保育園である可能性が高いです。とはいえ、見学に行った日、保育士の欠勤が発生したまたま忙しかったというケースもあるため、よく確認することが大切です。
面接時の見分け方
次に面接時での見分け方について解説します。
面接での対応
高圧的であったり横暴だったりする場合は、ブラックの可能性があります。逆に、親しく接し、気に入ったからといってすぐに採用するのもブラックな保育園で見られる特徴のため、留意しておきましょう。
質問に対する返答があいまい
質問に対して堂々とした返答がない場合、規定等が守られていない場合や園の状況が把握されていない可能性があります。
ブラックな保育園を避けて転職するには
ブラックな保育園の特徴や見分け方について解説しました。では、ブラックな保育園を避けて転職するにはどうしたら良いでしょうか。
ホワイトな保育園の特徴を知る
ホワイトな保育園には、特徴があります。例えば、保育士の定着率が高い、有給消化率が高い、研修制度が充実しているなどです。定着率や給消化率が高い、研修制度については確認して応募すると良いでしょう。
自分にとって理想の働き方を明確にする
転職の際、自分に合う職場を見つけるためにも給与、勤務時間、保育方針などを明確にしましょう。自分にとって理想の働き方を明確にすることで、ミスマッチも起こりにくくなります。働きやすい職場選びをする際に役立ちます。
口コミ・評判を確認する
求人サイトの口コミや評判を確認するのもおすすめです。口コミや評判の全てが事実ではないケースもありますが、口コミや評判は園の雰囲気が分かることもあり、参考になる情報です。応募する前に必ず、口コミや評判を確認しておきましょう。
転職エージェントの利用
転職の際、ブラックなど働きにくい職場を避けるには、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは、自分に合った求人を紹介してくれます。それだけではなく、面接・履歴書の書き方など転職に関するサポートを行っています。
転職に関してさまざまなサポートをしてくれることから、働きながら転職活動することも可能です。
保育士の転職であれば、保育士業界に強い転職エージェントを利用することで、スムーズに転職しやすくなります。転職エージェントは、転職に関するノウハウを豊富に持っているため、保育施設の状況にも詳しいことがあります。ブラックな保育園に関する情報を持っていることもあり、避けて求人を紹介してくれる傾向にあります。
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保育士転職を考えているけど不安…という方は、キララサポートにご相談ください。
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まとめ
今回は、ブラックな保育園の特徴や見分け方について解説しました。
保育士の方で、転職を考えている場合、ブラックな保育園にあたってしまったらと不安になる方もいらっしゃるかもしれません。ブラックな保育園とホワイトな保育園の特徴を把握して、求人を探すと良いでしょう。もし、転職でお困りなら、保育士求人専門のキララサポートにご相談ください。
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キララサポート編集部

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