看護師国家試験の合格率や出題基準は?実習後から始める勉強法もご紹介

2019.11.06看護師になるには , 看護師の資格取得

看護師国家試験の受験者
看護師資格を得るための看護師国家試験。受験生の皆さん、国試対策は順調に進んでいますか?実習で忙しくて全然勉強できていない…という方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、看護師国家試験の合格率や出題基準などの基本的な情報に加えて、実習後から始める国試対策についてもご紹介します。

合格率や問題数について。看護師国家試験の基本情報

看護師国家試験は、2017年に厚生労働省から発表された看護師国家試験出題基準に基づいて実施される国家試験です。例年、2月中旬に実施されています。

試験会場は全国11カ所、9:50から休憩を挟んで17:00までの5時間20分で、240問の問題を解くという試験です。合格率は例年90%前後で推移しています。

出題される問題は

  • 必修問題(50問/1問1点)
  • 一般問題(130問/1問1点)
  • 状況設定問題(60問/1問2点)

の3つに分かれており、必修問題は8割(40点)以上の正解が必須です。仮に他の問題が満点だったとしても、必修問題の正解が8割を超えていなければ不合格になってしまいます。

設問のタイプは例年、問題の8割程度が、4つの選択肢から正解を1つ選ぶもの(4肢択一)です。残りの2割程度は5肢択一、5肢択二、正解の数字を回答するもの、写真などの視覚的な素材を使った問題となっています。

参考資料:看護師国家試験出題基準

看護師国家試験の出題項目について

看護師国家試験の出題項目看護師国家試験の出題範囲は以下の通りです。(2019年10月時点)

  • 必修問題:看護師として基本的かつ重要な事柄
  • 人体の構造と機能:生理学、生化学といった基礎医学分野
  • 疾病の成り立ちと回復の促進:病気の原因、機序と薬理学
  • 健康支援と社会保障制度:公衆衛生と社会福祉制度
  • 基礎看護学:看護の概念と基本的な看護技術
  • 成人看護学:成人の特徴と呼吸器系/循環器系など各臓器別の解剖生理学、検査、疾患、治療とその看護
  • 老年看護学:老年期/高齢者に特有の疾患や看護
  • 小児看護学:小児の成長/発達と小児に特有の疾患、その看護
  • 母性看護学:母子保健、妊娠期/出産後の女性の看護、新生児の看護
  • 精神看護学:精神科医療/看護の歴史、精神保健、主な疾患とその看護
  • 在宅看護論:在宅看護/訪問看護の知識
  • 看護の統合と実践:医療安全、災害時の看護、国際社会における看護

看護師国家試験対策の勉強方法

看護師国家試験対策の勉強通っているのが専門学校か大学かによって、学生に対する国家試験対策のケアの手厚さは異なります。学校ごとに異なりますが、どちらかといえば専門学校のほうが学校として早めに、かつ熱心に国試対策を行い、大学では学生の自主性に任せる傾向があります。
そのため、看護師国家試験対策を始める時期は通っている学校や人によって異なります。

ここでは、合格した先輩方がどんなスケジュールで国試対策をしてきたのか、ご紹介します。

看護師国家試験の勉強方法① 低学年のうちから国試を意識

低学年のうちから過去問を解くなど、国試を意識した勉強をしておくパターンです。実習などで忙しい時期に国試対策ができなくても焦らずに済みます。

ただ、試験本番までの期間が長くなるため、中だるみをしがちなことがデメリットです。頻出疾患をノートにまとめるなどより深い知識を身につけて、継続して勉強することが求められます。

看護師国家試験の勉強方法② 実習と国試対策を両立

実習前にレポートなどの課題が出されることが多いですが、ここで手を抜かずに勉強して国試対策を始める方もいます。実習を行う病院や病棟で多い疾患について、その領域の過去問を解くなどして、実習と国試対策を両立させます。

看護師国家試験の勉強方法③ 実習が終わってから国試対策本格化

実習が忙しくて、終わるまで国試対策ができなかった場合もあるでしょう。これまで国試対策をしていなくても、しっかりと基礎の勉強をしてきていればまだ間に合います。実習後から始める勉強法については、次項で詳しくご紹介します。

看護実習後からでも大丈夫!おすすめの国試対策勉強法

実習後からの勉強法国試対策を始める時期については、早いに越したことはありませんが、とはいえ通常の授業や看護実習で日々忙しいし、卒論や卒業研究がある方もいるでしょう。もちろんプライベートも大切です。

ここでは、実習後から本格的に国試対策の勉強を始める方におすすめの勉強法をご紹介します。

正答率の高い問題を確実に解けるようにする

看護師国家試験は9割前後の受験者が合格する試験です。大切なことは、多くの方が解ける問題を自分も解けるようになることでしょう。正答率が低い問題や難問を正解していても、結果的に採点除外となる可能性もあります。それよりも、正答率の高い問題を取りこぼさないことのほうが重要です。

できるだけ効率良く勉強をするためには、まずは必修問題、その次は出題項目の中でも配点の高い分野、というように優先順位をつけて取り掛かるのが良いでしょう。過去問も、正答率の高い問題から優先して取り組むことで効率化を図れます。

国試対策の基本「過去問と模試」にしっかり取り組む

基本的な国試対策のアイテムは「過去問」です。過去10回の国試で問われていないテーマの問題は、例年10%程度しか出題されていません。つまり、過去10回分の過去問で扱われたテーマをしっかり押さえておくことが、国試合格においては最重要といえます。

過去問を解くといっても、正解だけを覚えるのではなく、不正解の選択肢は何が間違っているのかという点や、その問題の関連知識も含めて学習しておきましょう。

模試も重要な国試対策です。結果を見て一喜一憂するのではなく、全国の受験者のうち自分がどのくらいの位置にいるのか、どの分野が取れてどの分野が取れなかったのかを把握して、その後の対策をしていきましょう。

看護師国家試験に関するまとめ

今回は、看護師国家試験の概要と対策についてご紹介しました。

実習が終わってから本格的に国試対策をしても、たくさんの先輩が合格を手にしています。繰り返しますが、看護師国家試験は受験者の9割前後が合格する試験。マニアックな問題で正解を狙うより、多くの受験者が解ける問題を落とさないことが重要ですから、ご自身に何が足りないのかを把握し、足りない部分を効率的に埋められるような対策を立てましょう。

以下の記事では、試験直前のソワソワ期に何をするかや試験当日の持ち物などをご紹介しています。受験に向けて気持ちを落ち着かせたい方はぜひこちらも読んでみてくださいね。

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