看護師が子育てと仕事を両立するには?子育て中の看護師の働き方

2021.02.15看護 , 看護師の働き方・環境
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産休、育休を経験した潜在看護師の方の中には、職場への復帰を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、再び看護師として復職できたとしても、実際に子育てと仕事を両立できるかどうか不安、といった声も多くお伺いします。本コラムでは、お子さんがいる看護師の方が、子育てと仕事を両立するために知っておきたいポイントをご紹介致します。皆さまの参考になりますと幸いです。

共働き世代の増加について

看護師に限らず、経済の不安定さや女性の社会進出などを背景に、共働き世帯が増えています。昭和後期から平成にかけ共働き世帯は年々増加し、1997年以降は専業主婦世帯の数を共働き世帯が上回っている状態です(※1)。また、共働きに限らず、価値観の多様化によりシングルマザーやシングルファザーとして社会で働きながら子育てを担っている方が多くいらっしゃいます。

看護職員の退職理由で最も多いのが「出産・育児」

看護職員全体で退職経験のある方の退職理由で最も多かったのが「出産・育児のため」でした(※2)。一方で、日本看護協会の調査によると、就業中の看護職員で子育てを経験した方は全体の58.8%(※3)とのことで、多くの看護職員が出産後も働き続けているようです。

子育て中の看護師が利用できる施設

院内保育所(託児所)

院内保育所とは、病院内や病院付近にある託児所で、主に病院で働く従業員の子どもを預かるために設けられた施設です。院内の保育所を利用することで、朝夕の送り迎えの負担が減る他、急な発熱の際もすぐに対応できるため安心して勤務できる方が多いようです。

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学童保育

小学生を放課後に預かってもらえる施設を学童保育といいます。公立・民間ともにサービスを提供しており、利用料は様々です。場所によって異なる審査基準を設けており、共働き世帯やシングルマザー家庭を優先的に預かってくれるところも多いようです。小学校低学年のお子さんのいる看護師さんのサポートとなる施設といえます。

子育て中の看護師が無理なく働くために

家族や周囲の理解と協力を得る

看護師の方が子育てと仕事を両立する上で、家族や周囲のサポートは必要不可欠といえます。家事の分担や、仕事中の子どもの面倒など、一人で抱え込むことなく周囲に協力してもらえるようお願いしておきましょう。

夜勤のない求人に応募する

二交代・三交代の夜勤ありのシフトは子育て中の看護師にとって負担となる場合が多いようです。夜勤シフトが欠かせない病院・病棟で勤務する場合は、日勤のみのパート・アルバイトでの働き方に変えてみることもおすすめです。また、常勤で勤務したい方は日勤のみで働くことができる施設形態を探してみても良いでしょう。

子育て中の看護師が働きやすい職場とは

・クリニック(診療所)
・訪問看護
・デイケア・デイサービス
・保育園

高齢化社会が進む現代において、看護師の活躍の場は多岐に渡ります。現在病院・病棟で勤務している方も、これまでの経験を生かし全く新しい職場で勤務することが可能です。転職の可能性を広げるためにも、病院以外の看護師の勤務先を知っておくと良いでしょう。今回...

子育て中の看護師が検討したい雇用形態

パート・アルバイト

常勤とは異なり、一週間あたりの勤務日数や勤務時間を自分の希望に合わせて調節することができる働き方です。

メリット

・夜勤なしの求人が多い
パート・アルバイト求人は日勤のみの募集が多く、日勤のみの中から幅広く選択することができます。

・休みを取りやすい
自分の希望に合わせたシフトで働くことができるため、子どもの発熱や行事を理由にした休みを取りやすい傾向にあります。

派遣

派遣とは、正社員やパートのように職場と直接雇用契約を結ぶのではなく、派遣元の人材サービス会社と雇用契約を結ぶ働き方です。雇用主は勤務先ではなく派遣会社で、給与支払いも派遣会社から行われます。

メリット

・勤務日数、時間を選ぶことができる
シフトの融通が利かない場合のある直接雇用に対し、派遣看護師は自分の勤務日数、時間を選ぶことができます。夜勤専従や日勤のみなど、それぞれのライフスタイルに合わせて勤務が可能です。

・人間関係のトラブルを避けやすい
人間関係や業務に悩みがある場合は、派遣会社が個人と職場のフォローを行ってくれます。子育てが大変で職場での悩みを軽減したい方にとっては強い味方となるでしょう。

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子育てと仕事の両立を目指す看護師が知っておきたい勤務先の対策や制度

子育てをしながら看護師を続けていくために、用意されている制度を下記にまとめました。

超過勤務対策

2019年4月施行の働き方改革関連法により、時間外労働の上限規制が設けられています。原則として月45時間、年360時間が時間外労働の上限とされており、時間外労働の削減に動いている職場が多いようです。タイムカードやICカードを導入し時間外労働の把握に努めている病院等、超過勤務対策を積極的に行っている職場を選ぶことをおすすめします。

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育児短時間勤務制度

子どもが3歳になるまでの間、1日原則6時間の勤務を常勤扱いとする制度です。2009年の育児・介護休業法の改正により導入されました。企業によっては「子どもが小学校就学の年齢になるまで」としているところもあり、利用期間は職場によって様々なようです。

短時間正社員制度

この制度の利用により正社員として勤務しながら勤務日数、勤務時間を一般の正社員よりも短くできます。育児時短勤務制度と異なる点は、育児だけでなく介護をはじめとする他の理由でも利用できる点です。

子育て後の看護師復帰を応援する行政の支援サービス

子育て期間だけでなく、子どもがいる方を全般的にサポートするサービスをご紹介します。厚生労働省委託事業の「仕事と育児カムバック支援サイト」では、産休・育休を経て再就職を目指す女性の就業支援を行っています。

子育てをしながら転職する際は転職エージェントが強い味方に

転職には履歴書・職務経歴書の作成や求人探しをしなければならず、子育てをしながら一人で転職活動をするのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。転職エージェントをうまく利用することで、求人探しや履歴書作成をサポートしてもらうことが可能です。また、お子さんがいる方は面接日程の調整で苦労される方もいますが、転職エージェントを通して応募することで面接や入社日の調整も依頼できるため、負担を軽減することができます。

看護専門の転職支援サービス「キララサポート」は子育て中の看護師さんの転職実績が多数あります。以下、利用した方のご感想をご紹介します。

千葉県 40代女性看護師
細かいこちらの要求を相手先に何度も確認してくださり心強かったです。契約前後の関わりだけではなく、始業初日にも連絡いただき、娘の保育園のことも常に気にかけて下さりました。家庭を優先するかわりに看護師としてのキャリアを諦めかけていたとき励まされ、諦めず希望通りの条件の勤務先を見つけることができ大変感謝しております。

神奈川県 30代看護師女性
育児と仕事が両立できる条件の募集を探すのに苦労していましたが、キララサポートのコンサルタントの方が求人をピックアップして提案してくれたので助かりました。丁寧に対応して頂いたおかげで面接当日も安心して臨むことができました。

まとめ

お子さんがいる看護師の方が、子育てと仕事を両立する方法をご紹介しました。子育てをしながら看護師のキャリアを続けていくためには、一人の努力では難しい場合も多くあります。本コラムでご紹介した子育て支援機関や職場のサポートを利用しつつ、活躍の場を広げていけるといいですね。
また、転職の際は転職エージェントをうまく使うことで必要な情報・求人だけを受け取ることが可能です。子育てと両立しながら転職活動もしたいと悩んでいる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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看護師の子育てと仕事の両立に関してよくある質問

Q.子育てで離職しましたが、ブランクがあっても看護師として復帰できますか?

ブランクのある看護師の方の応募を歓迎している病院・施設は多くあります。お子さんが小さく夜勤が難しい方も、日勤のみの求人もあるため安心して就職活動を開始して頂けます。

Q. 子育てと仕事が両立しやすい職場の探し方はありますか?

その病院・施設で働いている看護師の育休・産休取得率が参考になるかもしれません。育休・産休を経て復帰した看護師が多い職場であれば、育児に対する理解のある環境であると期待できます。

Q. 育休が終わり復帰する際に、注意する点はありますか?

ご自身のお子さんの預け先をきちんとリサーチしておきましょう。待機児童の多いエリアでは預け先が見つからず職場復帰が遠のいてしまったケースもあるため、早めに候補を見つけておくことをおすすめします。

参照(キラライク以外のサイトに遷移します):
※1 男女共同参画局
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html

※2 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000072895.pdf

※3 日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/research/88.pdf

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