保育園でも活用できる!4歳児の成長に合わせた室内遊びのアイデア

公開日: 更新日: 保育

梅雨の時期など外で遊べない日が続くと、活動がマンネリ気味になってしまい困っている保育士の方はいらっしゃるのではないでしょうか。キラライクでは、年齢別に使える室内遊びのアイデアをご紹介しています。今回は4歳児の室内遊びのアイデアをまとめましたので、担任の保育士さんは是非参考にしてみてくださいね。

4歳児ってどんな時期?

遊びのアイデア紹介の前に、まずは4歳児の発達状況を身体面・精神面からご紹介します。

4歳児の平均身長・平均体重

厚生労働省発表の資料(※1)によると、4歳児の平均身長・平均体重は下記のようになっています。

平均身長
4歳児男子:101.8cm~104.9cm
4歳児女子:100.8m〜104.1cm

平均体重
4歳児男子:15.76kg~16.62kg
4歳児女子:15.51kg~16.41kg

運動や食事の量、遺伝で個人差は生じるため、目安の一つとして知っておく程度でよいでしょう。

運動能力の発達

4歳児はより高い運動能が身に付く時期です。片足でのケンケンやスキップなど複雑な動きもできるようになり、より活発な動きがみられるようになります。

言葉の発達

名前、年齢、誕生日など、細かい質問に答えることができるようになります。また、4歳児になったあたりから過去、現在、未来を理解し言葉を使い分けた話し方もできる子どもが増えていきます。

社会性が身につく

友達との遊びを通じて社会性を身に付ける時期です。ルールを守って遊ぶ、相手に合わせて遊ぶ、同じ遊びに積極的に参加することができる機会が増えていきます。

4歳児の室内遊びのねらい

4歳児の室内遊びを行うときは、どのようなことにねらいを定めると良いのでしょうか。

ねらい1:友達との遊びを楽しみつつ、自分の好きな遊びを見つける

友達との遊びを楽しみながらも、器用さや興味を持つものに個人差が出ていきます。絵を描くことが好きな子どもや、身体を動かすことが好きな子どもなど、それぞれに合わせて充実感が感じられる活動を用意しましょう。

ねらい2:集団で遊ぶ中で協調性を身につける

成長とともに自主性や自我が強くなるため、友達とケンカしてしまうことも増えていきます。また、自分が思うようにいかない事に不満や不安を感じるようになります。子ども同士のトラブルを経て、話し合う・譲り合う経験を重ね、協調性を身につけます。

4歳の発達に合わせた遊び

〇×ゲーム

○×クイズの札様々な問題に○×で答える遊びです。

遊び方
① 保育士が○×で答えられるクイズを出す
② 園児が○×を答える
③ 正解の子どもは残る
④ ①から③を繰り返し、最後まで残った子どもが優勝

ポイント
保育園に関することや季節に関することなど、園児が共通で分かる話題を選ぶと全員が楽しめます。

じゃんけん列車

じゃんけんをする親子4歳児クラスでじゃんけんのルールが分かる子が増えた際に実施したい遊びです。

遊び方
① 保育士が音楽をかける
② 子どもは室内を自由に歩く
③ 保育士は音楽を止め、子どもは近くにいる子どもとじゃんけんをする
④ 勝った子どもが列車の先頭になり、負けた子どもは勝った子どもの後ろに回り列車を作る
⑤ ①から④を繰り返し、最後まで列車の先頭に残った子どもが勝ち

ポイント
徐々に列が長くなっていくため、広い場所で遊ぶことをおすすめします。また、走らずゆっくり歩く声かけもあると安全に遊ぶことができます。

ペットボトルボーリング

ペットボトルの空きボトルでボーリングを楽しむことができます。

遊び方
① ペットボトルを複数用意しボーリングのピンに見立てて並べる
② ピンにめがけてボールを転がし、倒せたピンの数を競う

ポイント
中にビー玉を入れ、おもりにすることで難易度を調整できます。

ハンカチ落とし

少人数から大人数まで、集団で楽しめる遊びです。

遊び方
① 子どもの中から鬼を1人決める
② 鬼以外の子どもは内側を向いて輪になって座り、目を閉じる
③ 合図とともに、座っている子どもは手を背中に回し、手のひらを上に向ける
④ 鬼はハンカチを持って輪の外側を歩き、座っている子の手にハンカチを落とす
⑤ ハンカチを落とされた方はハンカチを持って立ち上がり、輪に沿って鬼を追いかける
⑥ 鬼は捕まらないように輪の周りを走り、ハンカチを落とされた子どもが座っていた空席に座る
⑦ 鬼が捕まれば再度鬼役をし、捕まらずに座ることができればハンカチを落とされた子どもが鬼になる

ポイント
走る遊びのため、広い場所で行うと安全です。ルールを覚えながら楽しめるほか、運動要素も取り込める遊びです。

ボール運びリレー

室内でできるリレーです。子ども同士で応援し合いゴールするので、集団で何かすることの達成感を味わいやすい遊びです。

遊び方
① 子ども達を複数のチームに分け、ゴールとなるカラーコーンを子ども達から離れたところにチーム数と同じ数で置く
② 1チームに一つボールを持たせ、子どもは縦一列に並ぶ
③ 保育士の掛け声とともに、第一走者の子どもボールを持って走る
④ 第一走者の子どもはカラーコーンを回り、スタート地点に戻る
⑤ 第一走者の子どもは次の子にボールを渡し、ボールを渡された子がスタートする
⑥ ①から⑤を繰り返し、最終走者が最初にゴールしたチームが勝ち

まとめ

保育園の4歳児クラスで使える室内遊びのアイデアをご紹介しました。4歳児の遊びでは、少し複雑なルールを覚えながら楽しめる活動を用意すると良いようです。ボール等の準備が必要なものから、道具なしで楽しめるものまで様々なアイデアをお伝えしましたので、皆さまの参考になりますと幸いです。

遊びに対する考え方は、保育園によって様々です。自由な遊びを通じ、のびのびとした保育を行っていきたい方は保育観の合った園選びが大切です。今の保育園の保育観が合わない・・・とお悩みの方は、他の職場を検討することもおすすめです。

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参照(キラライク以外のサイトに移動します):
※1 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf

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タグ : 室内遊び
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kiralike編集部

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