東京都で介護士として働こう!給与や求人など東京都の介護士事情について
公開日: 更新日: 介護 , 介護お役立ち情報 , 介護士の働き方・環境東京都は、人口約13,900,000人と日本で最も人口が多く、介護サービスへの需要もトップです。今回のコラムでは、そんな東京都で働く介護士の給与情報や、実際の給与などをメインに東京都の介護士事情をご紹介します。
目次
東京都の介護士の給与について
まずは東京都の介護士の給与を見てみましょう。
東京都の介護職の平均給与
東京都の介護職の年収は、男性介護士で4,204,100円、女性介護士で3,817,500円でした(※1)。全国の介護士の平均年収が男性3,635,400円、女性3,263,800円のため、東京は全国的に見て高い給与水準であることが分かります。また、ケアマネージャーの場合は男性の平均が5,639,000円、女性が4,225,900円と、職種によってさらに平均年収が高くなっています。
東京都の介護士年収 男女によって違いがある?
平成30年賃金構造基本統計調査(※2)を見ると、ケアマネージャー、ホームヘルパー、介護職員の全てにおいて給与に男女差があります。
ケアマネージャー
男性 5,639,000円
女性 4,225,900円
ホームヘルパー
男性 4,021,900円
女性 3,628,500円
福祉施設介護員(介護士)
男性 4,204,100円
女性 3,817,500円
データ上では男女の差がありますが、夜勤の有無や雇用形態、勤続年数によっては女性も男性と同じ年収で勤務されている方が多いようです。
全国と東京都の介護士年収差
都道府県別に、女性介護士の年収を比較してみましょう。
都道府県 年収
全国 3,263,800円
東京 3,817,500円
神奈川 3,711,500円
北海道 3,092,900円
大阪 3,199,800円
福岡 2,981,000円
(※3)平成30年賃金構造基本統計調査より
全国の主要都市の中で、東京都の年収がトップクラスの給与水準となっています。
東京都の介護士求人を探すポイント
地方に住んでいる方で、東京都の介護士求人を探す際は、東京都にオフィスのある転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントに上京を相談するメリット
① 土地勘のある担当者からおすすめの勤務エリアを教えてもらえる
地方に住んでいる方にとって、東京のエリア毎の情報は分からないことが多いのではないでしょうか。東京にオフィスがある転職エージェントなら各エリアの詳細情報を知っており、希望に合った勤務地を提案してもらえるため土地勘がなくても安心してお仕事を探すことができます。
② 面接日の調整をしてもらえる
遠方からの転職の場合、面接に行ける日が限られているため、日程調整をしなければならないケースが発生します。転職エージェントに相談することで、面接担当者との日程調整を代行してくれるため、スムーズに選考を進めることが可能です。
東京都で介護士を始めるメリット
東京都で介護士として働くメリットは大きくわけて4つあります。
求人が多い
東京都は人口の多さに比例し、介護施設や医療機関が他エリアよりも多い傾向にあります。そのため、介護士の需要も高く、常に職員募集がされている状況です。老人ホームや介護老人保健施設などの入居タイプの施設はもちろん、ケアマネージャーであれば訪問介護など日勤のみで働ける求人も多く見つけることができます。
平均給与が高い
本コラムの中でご紹介した通り、東京都の介護士求人は年収が高い傾向にあります。地方在住の方が同じスキルで年収アップを目指す際は、思い切って上京してみても良いかもしれません。
ストレスを発散できる場所が多い
介護士は夜勤や力仕事など、体力的にも精神的にも負担がかかる仕事といえるため、リフレッシュの機会を必要としている方が多いのではないでしょうか。東京都は流行のお店やイベントが沢山あるため、地方よりも気分転換がしやすいエリアです。休日の楽しみをモチベーションに、介護士を頑張っている方が多いようです。
介護職へのサポートが厚い
東京都では、介護士の確保のために様々なサポートを用意しています。奨学金返済のための費用が手当として支給される、資格取得に関わる研修を無償で開催されるなどが一例として挙げられます。
東京都の介護士資格取得支援制度
メリットの4つ目に上げた、東京都の介護士向け支援をご紹介します。東京都では介護士として働きたい方向けに様々な資格取得制度を用意しています。
介護職員就業促進事業
介護業界への就労を希望する人を介護施設で雇用しながら、介護職員初任者研修、生活援助従事者研修、介護職員実務者研修の受講を支援する制度です。すでに介護福祉士の資格を持っている方や学生の方、就業中の方は対象外となるなど、条件が定められています。
介護福祉士等修学資金貸与事業
厚生労働大臣の指定する養成施設または実務者研修養成施設に在学する人を対象に、修学資金を無利子で貸与する制度です。養成施設を卒業した後、東京都が指定する社会福祉施設において、介護福祉士または社会福祉士として一定年数従事することで償還が免除されます。
施設独自の資格取得支援制度も
上記でご紹介した内容以外にも、施設毎に職員の資格取得を支援している場合があります。資格取得に積極的な職場では試験日のシフト調整や、受験に関わる費用の補助が出るようです。
まとめ
東京都の介護士求人や給与情報をご紹介しました。東京都の介護士は給与水準が高いだけでなく、資格取得の支援などが充実しています。キャリアアップ、給与アップを目指す方は、東京都で介護士として勤務することを検討してみてもいいかもしれません。
※1、2、3 平成30年賃金構造基本統計調査
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001113395&tclass2=000001113397&tclass3=000001113406&tclass4val=0
kiralike編集部
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