看護師が育休中に転職する場合の履歴書の書き方

公開日: 更新日: 看護師転職マニュアル

通常は育休を終えると在職している現場へ復帰しますが、現在の職場より仕事と子育てを両立できる職場へ転職したいと考えている方もいらっしゃるかと思います。子育てをしている中で今後の仕事の仕方についてじっくり考え、転職に向けて準備している方も多いのではないでしょうか。

ただし、いざ転職準備を始めたとき、育休中であることを応募先に伝えるべきなのか、どのように転職活動を進めれば良いか悩むでしょう。

今回は、看護師が育休中に転職する場合の履歴書の書き方についてご紹介します。応募先に育休中であることを伝える必要性もあわせて紹介するので、育休中の方はぜひ参考にしてください。

子育てしながら働きたい看護師さん

現在育休中の方や育休明けの方には「現在の職場で子育てしながら働けるの?」と不安な方もいるのではないでしょうか。
また、現在の職場に復帰するつもりが、事情が変わったため転職をしなければならないという方もいらっしゃるかもしれません。

子育てしながらの転職活動は時間もなく、また希望条件に合う求人探しなどはなかなかスムーズに進まないことも多々あります。

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育児休業制度とは

母子の手「 育児休業制度」とは、子どもを養育する労働者が、1歳未満の子を養育するために取得できる休業制度です。仕事と育児を両立させることを目的として規定されており、企業へ申し出ることで、子どもが1歳になるまで育児に専念するために仕事を休業することができます。育児休業を終えた後はもとの職場へ復職することが原則です。

 

夫婦ともに育児休業を取得する場合や、保育園に入れないといった特定の条件を満たすと休業期間を子どもが2歳になるまで延長することも可能です。育児休業制度は、企業が独自にルールを設けているケースもあるので事前に確認が必要となります。

出典:
厚生労働省 育児休業制度とは – イクメンプロジェクト
育児休業制度について(厚生労働省)

履歴書には過去の育休取得期間を記載すべき?

過去に育休を取得して仕事を休業していた期間があるとしても、履歴書の職歴欄へ記載する必要はありません。そもそも職歴欄は、どのような会社でどのくらいの期間在籍していたかを記載するものです。育休中であっても在籍扱いとして勤続年数に算入することになるので、特に企業から申告を必要とされない場合は、過去の育休取得期間を記載しなくても問題ありません。

現在育休中の場合は面接で必ず伝える

転職中の女性育休中に転職活動を行っている場合も同様で、履歴書等に育休中であることを記載する必要はありません。ただし、採用後に子どもを預ける保育園が見つからない、慣らし保育のため入職日の調整が必要といった状況になると、企業側への印象を悪くしてしまう可能性があります。

そのため、面接の段階で育休中である旨を伝えておくと日程の調整等をスムーズに対応してもらえます。採用に不利になるかもしれないと思う方もいらっしゃるかと思いますが、育休中に給与が支払われていないことは入職時に提出する源泉徴収などで分かってしまうため、必ず伝えましょう。

看護師の職歴欄の書き方はこちら

転職の際に必ず準備する履歴書の「学歴・職歴欄」は、求職者がこれまでどのような仕事でどのくらい業務経験を積んできたのかを採用担当者に伝えるためのものです。面接では履歴書をベースに質問されるため、職歴を正しく記入することで自分のスキルやキャリアをアピ...

履歴書に育休中と記載する場合の例文

履歴書面接時に直接伝えることに抵抗があれば、履歴書に育休中であることを記載しておくのも良いでしょう。ここからは、履歴書に育休中であることを記載する場合の例文をご紹介します。

履歴書の本人希望欄に記載

履歴書の本人希望欄に記載する場合、職務経歴欄には通常のルール通り、過去の経歴や現在在籍している病院・施設名を記載して「現在に至る」で締めくくります。

<例>

2020年○月 〇×病院 ▽▽科に入職

現在に至る

その上で、本人希望記入欄に「2022年7月に出産し、現在育休中です。」と記載しておくと、応募先に育休中であることが伝わります。

履歴書の職務経歴欄に記載

履歴書の本人希望欄ではなく、職務経歴欄にこれまでの経歴と続けて育休中であることを記載しても問題ありません。

<例>

2020年〇月 〇×病院 △△科に入職

2022年7月 第一子出産、育児休業取得中

現在に至る

また、あわせて復職予定時期も記載しておくと面接時に説明しやすく、応募先側も採用スケジュールを想像しやすいです。育休のほかに、「産前・産後休業」として産前6週間と産後8週間休業できる制度もありますが、産前・産後の休業期間については記載する必要はありません。

過去の育休期間を職務経歴書欄に記載

過去に育休期間を取得し、現在すでに復職している場合は、以下のように育休取得時期と復職時期を記載します。

<例>

2020年〇月 〇×病院 △△科に入職

2022年7月 第一子出産、育児休業取得中

2023年5月 育児休業から復職し、○○科へ配属

現在に至る

復職後に別の科へ異動となった場合は、どこの科に配属となったのかまで正しく記載しましょう。

応募先に「育休中」であることを必ず伝える

女性育休中に転職活動を行う場合、必ずしも履歴書に育休中であることを記載しなければならないという決まりはありません。しかし、まだ身体が小さな子どもは急な体調の変化などによって仕事を休んだり早退したりすることもあるでしょう。育休期間が明けても子育てをしながら仕事を続けるためには、少なからず応募先によるサポートが必要となります。採用後の働き方も踏まえて、育休中であることは応募先に必ず伝えておくべき事項です。

その際、履歴書に記載する、もしくは面接時に直接伝える方法があります。自分では言いにくい、うまく説明できる自信がないという場合は、転職エージェントを通して伝えてもらう方法もあります。

転職エージェントは求職者と応募先企業の仲介役として最適なマッチングを支援しています。求職者が応募先へ伝えにくい条件や事情を代わりに伝えてくれる役割もあるため、育休中の転職活動について不安なことがあれば、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

育休中の転職も転職エージェントを活用しよう

子育て中の女性育休をきっかけに、「短時間勤務できる職場へ転職したい」「夜勤のない働き方をしたい」などの理由で転職を決める方は多いです。 これまで説明したように、育休中の転職活動は応募先にもしっかりと伝えることが重要となります。保育園の状況や前職との話し合いで育休中に転職できるのか、育休明けに一度復職して退職するのかなど、状況次第でスケジュールが変わるかもしれません。子育てと仕事を両立させるには、採用後の対応を含めて適切に説明する必要があります。

不安がある場合はエージェントを活用して、どのように応募先に説明すれば良いかをアドバイスしてもらうのがおすすめです。

子育てしながらの転職活動は、子どもの面倒を見ながら行うため通常の転職活動よりも思うように動けないこともあります。転職エージェントを活用することで、時間をかけずに効率的に進めることができるでしょう。現在はオンラインでのやり取りも可能なため、子育て中の方でも自宅から転職について相談することが可能です。

キララサポートでは、転職活動をサポートするためにさまざまなサービスを提供しています。希望条件に合った求人のご紹介や履歴書作成のサポート、面接対策だけでなく入職後も手厚いサポートを行っています。育休中に転職活動をお考えの方は、ぜひキララサポートへご相談ください。

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まとめ

今回は、看護師が育休中に転職する場合応募先へ伝える必要性や、履歴書の書き方についてご紹介しました。育休中であることを応募先へ必ずしも伝えなくてはいけないという明確な決まりはありませんが、今後の働き方や印象のことを考えると事前に伝えておく方がメリットは大きいです。採用に影響するのではないかと不安に思う方や、育児と並行して転職活動を行うのが難しい方は、一度転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。

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kiralike編集部

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