【例文付き】看護師が転職面接で退職理由を述べる際のポイントを詳しくご紹介!
公開日: 更新日: 看護師転職マニュアル転職を考えている看護師の方のなかには、退職理由について「面接でどこまで正直に伝えて良いのだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
面接官は、退職理由の内容や伝え方からも応募者の人柄や価値観などをチェックしているため、相手に不安や懸念を与えてしまうような退職理由の伝え方は、避けなければなりません。
そこで今回は、看護師が転職面接で退職理由を述べる際のポイントと、退職理由の例文をご紹介します。
併せて、転職面接までに準備することなどもご紹介しているので、転職を検討中の看護師の方はぜひ参考にしてください。
目次
看護師が転職面接で退職理由を聞かれるワケ
看護師の転職面接では、必ずといって良いほど退職理由について尋ねられます。
応募先が退職理由を尋ねる主な目的は、次の3点です。
- 応募者の人柄を知るため
- 応募者の仕事に対する価値観を知るため
- 応募者が同じ理由で辞めないか、長く働けるかを確認するため
応募先は、「採用したら責任感を持って働いてくれるだろうか?」「既存のスタッフとうまくやれるだろうか?」などといった点を気にしています。
そのため、転職面接で退職理由を述べる際には、上記のような不安や懸念を拭えるような伝え方が求められるでしょう。
看護師が転職面接で退職理由を述べる際のポイント
転職面接で退職理由をうまく伝えるには、いくつか気を付ける点があります。
それぞれのポイントについて、以下で確認していきましょう。
ポジティブな表現に言い換える
「職場の人間関係が悪かったから」「仕事量が多かったから」などのネガティブな退職理由は、同じ理由ですぐに辞めてしまいそうだという印象を与える可能性があります。
もちろん嘘をつくのはNGですが、退職理由はできるだけポジティブな表現に言い換えるようにしましょう。
ハラスメントや結婚・出産が退職理由の場合は正直に伝えても良い
職場でのハラスメントや、結婚・出産などの理由で退職した場合は、事実を正直に伝えても問題ありません。
ただし、出産が退職理由のケースでは、子どもがいても現在は業務に支障がないことをアピールする必要があります。
志望動機につながる内容にする
退職理由と志望動機に一貫性がないと、応募先から疑念を抱かれてしまいます。
「このような理由で退職した」→「だからこのような職場を希望している」→「応募先なら実現できる」という流れを意識し、志望動機につながる退職理由の内容を考えましょう。
看護師の退職理由の質問例と回答例
転職面接での退職理由に関する質問例とともに、前章「看護師が転職面接で退職理由を述べる際のポイント」の内容をふまえた回答方法をご紹介します。
回答例については、OK回答例とNG回答例に分けてチェックしていきましょう。
質問例
看護師の転職面接では、退職理由について以下のように質問されます。
(例)
- 「なぜ前の職場を退職したのですか?」
- 「退職理由(転職理由)を教えてください。」
- 「以前にも転職した経験があるようですが、そのときはどのような理由があったのでしょうか?」
- 「この職場で実現したい働き方があれば教えてください。」
OK回答例
退職理由に関する理想の答え方は、次の通りです。
(例)
- 「前職では、◯◯の業務を△年間経験し、看護師としての基本的なスキルを身に付けることができました。退職を決めたのは、今後は環境を変えて、さらなるスキルアップやキャリアアップを目指したいと思ったためです。チームワークを重視している貴院なら、スタッフ同士が切磋琢磨しながら新たな成長を目指せると考えております。」
- 「私には、患者様だけでなく、患者様のご家族とも密なコミュニケーションを図りながら看護業務に取り組みたいという思いがあります。しかし前職では、そのような看護観と職場の方針との間に齟齬を感じていました。一方、貴院の看護方針は、私の考え方と合致すると感じています。同じ思いを持った職場でなら、より前向きに業務に取り組めると考え、貴院への転職を決意いたしました。」
- 「妊娠・出産によりやむを得ず職場を離れましたが、いずれまた看護師として復帰したいと強く思っておりました。子育てが一段落し、子どもの体調不良の際などの協力体制も整ったため、これからは前職で培った経験を貴院で活かしたいと考えております。」
NG回答例
一方、退職理由に関する好ましくない答え方の例は、次のとおりです。
- 「前職では、上司や先輩からの嫌がらせがあるなど病院内の人間関係が悪く、仕事を続けていく自信をなくしてしまいました。」
- 「人手不足の影響で業務量が多く、超過勤務が続いておりました。理想の働き方ではなかったため、退職することにしました。」
- 「以前の職場では、努力しても給料に反映されず、自身のスキルや業務量に見合っていないと感じました。」
上記のように、相手にネガティブな印象を与える表現は避けましょう。
退職理由以外に看護師が転職面接当日までに準備すること
退職理由をどのように伝えるか検討・練習するのに併せて、次の点も転職面接までにしっかりと準備しておきましょう。
身だしなみを整える
面接時のトップスは、白いブラウスまたはシャツに、黒やネイビーなどの落ち着いた色のスーツ・ジャケットを着用するのが基本です。
ボトムスは、スカートなら膝丈、パンツならフルレングスのものを選んでください。靴は、服装に合う低めのヒールのパンプスや革靴が適しています。髪が肩にかかる場合は結び、メイクはナチュラルさを重視しましょう。
持参する物を確認する
転職面接には、以下のものを持参するのが一般的です。
- 応募書類(履歴書、職務経歴書、看護師免許のコピーなど)
- 筆記用具
- メモ帳
- 志望動機や退職理由などについてのメモ
- 印鑑
- 腕時計
- その他応募先から指定されているものや必要なもの
履歴書や職務経歴書などの応募書類(コピー)、志望理由や退職理由などについてのメモは、面接前に読み返しておくことで、一貫性のある回答がしやすくなります。
会場までのアクセスや所要時間を調べる
面接当日は、15分前には会場に到着するようにしましょう。
事前に会場までのアクセスや所要時間を調べるとともに、当日に交通機関の乱れが発生することも想定して、余裕を持って行動することが大切です。
それでも、事故による電車の運休などのトラブルに巻き込まれてしまい、遅刻する可能性が出てきた場合は、速やかに応募先に電話連絡をしてください。
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退職理由も含め、「転職面接の準備を1人でするのは不安がある」という看護師の方も多いのではないでしょうか。
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まとめ
看護師が転職面接で退職理由を述べる際には、ポジティブな表現に言い換えること、志望動機につながる内容にすることが主なポイントです。
「人間関係が悪かった」「業務量が多かった」などの理由は、たとえ事実でも、そのまま伝えることは避けましょう。
転職活動は、理想の求人探しから雇用条件の交渉まで多岐にわたります。1人で進めようとすると大きな負担となることでしょう。
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