デイサービスの介護職とは?仕事内容や魅力について

2020.09.15介護 , 介護の仕事
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介護の施設形態の中に、デイサービスという施設があります。自宅で暮らす介護利用者が、日中のみ過ごす場所ですが、デイサービスで勤務する介護職の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。今回のコラムでは、デイサービスの介護職の仕事内容、魅力や注意したいポイントをご紹介します。

デイサービスとは

デイサービスとは、別名通所介護とも呼ばれ、要介護認定を受けた利用者に食事介助や入浴介助・レクリエーションといった介護サービスを提供する施設です。特別養護老人ホームといった入居タイプの施設ではなく、普段自宅で過ごす利用者が日中のみ利用します。

デイサービススタッフの仕事内容

デイサービスで働くスタッフの仕事内容をご紹介します。夜勤はなく、朝のお迎えから夕方のお送りまでがサービス提供の範囲になります。

・送迎
朝夕、利用者の乗車・降車のサポートや荷物運びを担当します。職場によっては送迎担当の運転手がついている場合がありますが、運転手がいない場合は介護士が運転をします。

・入浴介助
一人での入浴が困難な方のために、入浴介助を行います。

・食事介助
利用者に提供する食事の準備、配膳を行います。飲み込みやすいように工夫したとろみ食やきざみ食など、利用者に合わせた調理がされているため、間違えないように配膳します。一人での食事が難しい方もいるため、口元へ食事を運ぶことや、誤飲や誤嚥(ごえん)がないようにサポートすることも業務の一部です。

・トイレ誘導・排せつ介助
トイレへの誘導や排せつの手伝い、おむつ交換を行います。

・レクリエーション
利用者の心身の機能向上・ストレス解消・リフレッシュ・交流のためにレクリエーションを実施するデイサービスが多いようです。レクリエーションの企画・実施も介護士の役割であり、利用者が楽しく参加できる雰囲気づくりが必要となります。
※レクリエーションについては、企画・実施に特化した、「レクリエーション介護士」という資格もあるほど重要視されています。単なる遊びではなく、心身機能の向上や生きがい作りといった役割を担っているとされています。

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その他の施設

一般的なデイサービス以外にも、特定の利用者に特化した通所サービスがあります。

・お泊りデイサービス
デイサービスの中には宿泊サービスを実施している施設もあります。デイサービスの仕事内容において、夜勤はないとお伝えしましたが、宿泊可能なデイサービスでは、夜勤業務も発生します。

・デイケア
要介護1~5の認定を受けた人の中で、リハビリが必要だと医師が判断した人が利用する施設です。通常のデイサービスよりもリハビリの要素が強く、理学療法士や作業療法士などによるリハビリ指導が一日の流れに組み込まれています。

・認知症対応型通所介護
認知症の利用者を対象としたサービスです。通常のデイサービスと同様、日帰りで食事・入浴介助を受けられ、社会的孤立の解消や介護を行う家族の負担軽減に役立っています。

デイサービススタッフの給与

電卓厚生労働省発表の資料によると、平成29年時点のデイサービスの介護職員(常勤)の月給給与平均は264,790円でした。介護老人保健施設の同項目では314,560円、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は322,310円となっており、夜勤がない分他施設よりも給与水準は低い傾向にあるようです。

デイサービスに転職する魅力

利用者に寄り添った支援ができる

デイサービスの介護職はレクリエーションや食事を通し、一人ひとりの利用者の生きがい作り、日常生活の向上に関わることができます。身の回りのサポートだけでなく、利用者にとっての「生きることの楽しさ」にも貢献したい方に向いている施設といえます。

利用者の家族への支援ができる

デイサービスの利用によって、利用者への支援だけでなくその家族の介護負担を減らすこともできます。在宅介護を続けるにあたり、デイサービスが貢献できる部分は大きく、自分の仕事が多くの人の役に立てているという介護士のやりがいに繋がっているようです。

勤務時間が規則的で働きやすい

デイサービスは入浴や食事など、一日のスケジュールに変動が少ないため職員間の役割分担がしやすく、残業時間も短い傾向にあります。また、日中の利用がメインのため、お泊りデイサービス以外は夜勤もなく、安定した生活リズムで働くことが可能です。

介護の負担が少ない

デイサービスに通う利用者は基本的に要介護度が低く、自分の身の回りのことがある程度できる方が多いようです。身体介護によるサポートはもちろん業務の一部ですが、特別養護老人ホームや老人保健施設よりも負担は軽いといわれています。

デイサービスへ転職する際に注意したいポイント

腕組みして悩む女性利用者が変わるため覚えづらい

毎日顔を合わせる入居タイプの施設とは異なり、デイサービスの利用者は毎日同じではありません。名前と顔が一致するまでに時間がかかり、関係を深めるのに苦労する方が多いようです。

一般的に入居タイプの施設よりも給与が低い

体力面に不安のある方や子育て等で夜勤が難しい方におすすめしたいデイサービスですが、夜勤がない分給与水準は老健や特養よりも低くなります。資格手当や役職手当での給与アップは期待できるため、給与を上げたい方はスキルアップを目指すと良いかもしれません。

身体介護に関する技術を極めにくいといった声も

前述の通り、デイサービスに通う利用者は介護度が低い方が多いため、身体介護の場面は他の施設よりも少ない傾向にあります。自立支援、介護予防のスキルアップには繋がりますが、身体介護の技術を深めたい方には物足りないかもしれません。

デイサービスのやりがい

デイサービスでやりがいを感じられる場面は多々あります。例えば、以下のような点が挙げられます。

・利用者との会話や交流ができる
・利用者家族から感謝される
・考えたレクリエーションを楽しんでもらえる

利用者から「デイサービスに来るのが楽しみ」「レクリエーションが楽しい」といった言葉をかけられた時や、家族から感謝の言葉をもらった時にやりがいを感じる方が多いようです。

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デイサービスで役立つ介護資格

履歴書の資格欄職場によっては無資格でも募集はありますが、その場合は掃除・洗濯などの「生活援助」しか行うことができません。食事、入浴など利用者の身体に触れる「身体介護」を行うためには以下のような資格が必要です。

・介護職員初任者研修
・実務者研修
・介護福祉士

介護職員初任者研修は介護系の資格の「スタート資格」とされており、もっとも取りやすい資格と言われています。デイサービスだけでなく、介護施設で勤務を希望する無資格の方は、まず介護職員初任者研修の資格取得をおすすめします。
また、介護福祉士資格を持っていると資格手当の対象になる場合もありますので、キャリアアップ、収入アップを目指す方は実務者研修の取得後、介護福祉士を目指してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

デイサービスの仕事内容、魅力や必要な資格をご紹介しました。デイサービスの給与は他の介護施設に比べ低い傾向にありますが、夜勤が少なく勤務時間も安定しているため負担を少なくして働きたい方におすすめです。体力に自信がない方や、子育て中で夜勤を避けたい方は、デイサービスでの勤務をご検討してみてはいかがでしょうか。

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※1 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/18/dl/29kekka.pdf

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タグ : レクリエーション
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