もしかして、孤立してる？！転職先の職場に馴染めない看護師へのアドバイス
公開日： 更新日： 看護 , 看護の仕事
入職してからしばらく経過しているにも関わらず、職場に馴染めていないと感じている看護師さんはいらっしゃいませんか？円滑な看護業務のためにも、職場の人間関係は良好であることが大切です。今回のコラムでは、職場に馴染めない方によくある原因をお伝えした上で、改善するためのポイントをご紹介します。
目次
看護師が職場に馴染めない原因
看護師が職場に馴染めない原因は、大きく分けて二つあります。
・看護師自身に原因があるとき
・職場環境や人間関係に原因があるとき
馴染めない問題を解決するには、まず問題の原因がどこにあるのかを知ることが大切です。
看護師自身に原因がある場合
職場に馴染めない原因が看護師自身にある場合の例と解決策をご紹介します。
コミュニケーション・マナーができていない
職場に馴染むためには、コミュニケーションは必要不可欠です。以下のような行動に心当たりがある方は改善を検討する方が良いかもしれません。
・自分から挨拶をしない
・お礼や謝罪をしない
・正しい言葉遣いができない
・ホウレンソウ（報告連絡相談）をしない
・人見知りで発言が少ない
・笑顔が少ない
人見知りをしてしまい、積極的に話しかけるのが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、自ら関係構築に踏み込まないと職場の方との距離感を縮めることは難しいといえます。
解決策
まずは自分から挨拶を始めてみましょう。ハキハキと、しっかり周りに聞こえるように声を出すのが大切です。また、何かをしてもらった際や、ミスをしてしまった際のお礼・謝罪はすぐに伝え、年齢や立場に関係なく誰に対しても丁寧な言葉遣いを意識してみましょう。看護師はチームで動く仕事なので、連絡連携を大切にし、積極的にコミュニケーションを取ることをおすすめします。また、笑顔が少ない方には職場の方も話しかけづらくなってしまうため、表情も意識してみると良いでしょう。
身だしなみが職場に適していない
メイクが濃い、ヘアカラーが明るすぎる、職場のルールに反した化粧（香水など）をしている方はいませんか？職場で設けられているルールだけでなく、自分と周りの看護師とを比べて明らかに浮いている身だしなみの場合、改善した方がいいかもしれません。
解決策
周りの看護師を見て、自分の身だしなみをチェックしましょう。上司から注意を受けた事がある方は、注意された事を踏まえて身なりを整えると良いでしょう。
働き方に問題がある
「前の職場はこうだったから」と、新しい職場に合わせようとしない方や、上から目線で高圧的な態度を取っている方は職場で受け入れてもらいにくいかもしれません。また、働く意欲が見られない、仕事を覚えようとしないといった勤務態度も、周りから距離を置かれてしまう要因となります。
解決策
同じ看護師という職業でも、職場が変われば用語やルールは異なります。前職とは違う職場であることを理解し、経験したことであってもまずは先輩の指示に従いましょう。「こうした方がよいのに」「前の職場ではこうだったのに」と思うことがあっても、新しい環境では言わない方がよいでしょう。中途入職だとしても、新しい職場では新人の立場で仕事に取り組むことが大切です。教えてくれる先輩よりも自分の方が年上であっても、真摯な姿勢を見せるほうが職場に馴染みやすくなります。
職場環境が要因で馴染めない場合
職場に馴染めない要因が職場にある場合の例と解決策をご紹介します。
コミュニケーションを取りにくい環境
業務が忙しすぎて日常会話をする時間がない場合や、周りの看護師が忙しさでピリピリしているため話しかけづらい雰囲気になっていると馴染みにくいと感じてしまうようです。
解決策
話しかけづらい雰囲気でも最低限の挨拶、お礼・謝罪はしっかり伝えるようにしましょう。感染症の心配がない時期は、飲み会などの数少ないコミュニケーションの機会を活用する方もいらっしゃったようです。
排他的である・職場の雰囲気が悪い
新しく入ってきた看護師を受け入れない空気がある職場は実際にあるようです。新人に対するいじめや、職員同士の悪口・陰口が多く悩んでしまう方が多くいらっしゃいます。
解決策
排他的な雰囲気を感じても、挨拶やお礼などの最低限のコミュニケーションは怠らないようにしましょう。また、そのような空気を作っているのが一部の職員のみであれば相性の悪い人として割り切るのも良いかもしれません。いじめなどを実際に受け、上長に相談しても改善されない場合や、どうしても辛いと感じた際は転職という手段もあります。
同じ境遇の人がいない
同期や同じ世代の看護師がいないと話かけやすい人が少なく、疎外感を感じてしまうケースもあります。また、結婚していて子どもがいるベテラン看護師の方ばかりの中に、独身の20代が一人だけの環境や、新卒の時から働いている人ばかりの中に中途で入るなど、共通の話題が見つけられない場合も馴染みにくいようです。勤続年数の長い人が多い職場では、仲良しのグループができていてなんとなく輪の中に入りにくいと感じてしまうこともあります。
解決策
全員と話せるようにならなくても良いので、話が合いそうな人を一人でも多く見つけることが解決策の一つです。また、友達を作るために仕事している訳ではないため、仕事に影響がない程度であれば割り切っても良いかもしれません。
それでも馴染めない…孤立してしまう時は
上記でご紹介したような解決策を実行してみたものの、悩みが解決しない場合は職場を変えるのも手段の一つです。原因が職場にある場合、頑張っても改善されないのは仕方がないことです。特に、仕事を教えてもらえない、手伝ってもらえないなど仕事に支障が出ている場合は職場環境のリセットも検討してみてはいかがでしょうか。
配属先を変えてもらう
配属先の変更が可能な場合は上司へ相談してみましょう。職場環境が良くないのが今働いている診療科目だけだと分かっている場合はこの手段が有効です。
転職する
配属変更が難しい場合や、職場自体に限界を感じている場合は転職という選択肢もあります。ただし、短期間で転職する方は職歴が増えてしまうため、デメリットもよく考えて行動することをおすすめします。
転職時のミスマッチをなくすには
せっかく転職するのであれば、次は人間関係の良い職場で働きたいですね。ですが、実際の職場の雰囲気や人間関係については求人票だけでは分からないため、同じことを繰り返してしまうケースもあります。転職を決意した際は、ミスマッチが起きないよう以下のような対策をするのがポイントです。
・施設見学に行く
・実際に働いていた知り合いがいる場合は話を聞く
・転職サイトではなく転職エージェントを活用する
後悔しない転職ならキララサポート！
後悔しない看護師の転職なら、看護業界に詳しく、地域に密着したキャリアアドバイザーが在籍する転職エージェントの利用がおすすめです。看護専門の転職エージェント「キララサポート」では、病院の雰囲気や働いている看護師の人柄を把握した担当者が、あなたに合った職場をご提案します。面接や職場見学の日程調整のほか、内定に近づくためのコツなどもアドバイスしてもらうことができます。
まとめ
職場に馴染めていないとお悩みの看護師さん向けに、考えられる原因と解決策をご紹介しました。職場に馴染めていない場合、看護師さんだけに問題があるように考えてしまいがちですが、職場環境が原因の場合もあります。ご自身に原因がある場合は努力で馴染めるかもしれませんが、職場環境が原因の場合は頑張っても変わらないこともあります。業務に支障をきたすレベルだと感じた際は、思い切って職場を変える決断も必要かもしれません。まずは本コラムを参考に職場に馴染む努力をしてみて頂き、難しいと感じた際は自分に合った求人が出ていないかチェックしてはいかがでしょうか。
kiralike編集部
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