介護職のキャリアアップ資格!「社会福祉士」と「介護福祉士」の違いとは

2020.09.14介護 , 介護の仕事 , 介護士の働き方・環境
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介護・福祉の現場では、様々な資格を持った方が各自の役割を果たしています。介護職としてキャリアアップを考えた時に、社会福祉士と介護福祉士、どちらの資格を取得するべきか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回のコラムでは、社会福祉士と介護福祉士の違いについて、仕事内容や給与を例にご紹介します。

社会福祉士とは

社会福祉士はソーシャルワーカーとも呼ばれ、高齢者や障がいを持つ人がより良い生活を送ることができるよう支援する仕事です。社会福祉士を名乗るためには国家資格を取得する必要がありますが、社会福祉士の業務自体は資格を持っていない人でも行うことができます。

国家資格の種類について
国家資格は「名称独占」と「業務独占」の二種類があります。社会福祉士のように、業務は資格がなくても担当できますが、資格保有者でなければ職業として名乗ることができないものを「名称独占」といいます。「業務独占」にあたる資格が医師や看護師であり、資格保有者のみ業務実行が許可されています。

介護福祉士とは

介護福祉士は、自立して生活することが身体的に困難なお年寄りや障がい者の方を適切に介助・サポートするために設けられた専門資格です。介護系の資格の中で、国家資格にあたるのは介護福祉士だけです。

社会福祉士と介護福祉士との違い

社会福祉士と介護福祉士はどちらも福祉分野の国家資格ですが、業務内容などは異なります。それぞれの職業の違いをご紹介します。

仕事内容の違い

介護福祉士は主に介護施設で勤務し、介護士として利用者の身体介護や生活の介助を行います。
一方で社会福祉士は介護施設の利用者だけでなく、障がい者、生活困窮者や虐待を受けている児童など、様々な理由でサポートが必要な人に対してアドバイスや支援を行うことが仕事です。

資格内容の違い

社会福祉士と介護福祉士はどちらも国家資格で、どちらも独学のみでは受験資格を得ることはできません。ただし、介護福祉士は実務者研修の資格を保有し、介護現場での実務経験が3年以上あれば、養成校や大学に通わずに受験することが可能です。社会福祉士の場合は福祉系の大学や短大でカリキュラムを修了した上で実習を受けることで受験資格が与えられます。介護福祉士とは異なり、実務経験があっても大学や短大に通うことは必須となります。

介護福祉士の資格取得については別記事にて詳しくご紹介しています!

介護の仕事を始めた方や、社会福祉について学んだ経験のある方なら「介護福祉士」についてすでにご存じかもしれません。介護福祉士は、今後さらなる拡大が見込まれる介護の業界において、非常に需要の高い専門資格職です。介護業界で長く活躍したい方や、介護の専門...

年収・待遇の違い

処遇改善等加算厚生労働省発表の資料によると、社会福祉士の平均年収は3,770,000円、介護福祉士は2,600,000円とのことで(※1)、社会福祉士の方が年収は高いようです。社会福祉士は行政の「介護支援課」や「障がい者支援課」で公務員として働く機会もあり、収入が高い、福利厚生が充実しているといった職場が多く存在します。

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社会福祉士と介護福祉士資格の難易度

2020年実施の社会福祉士試験の合格率は29.3%であったのに対し、同年の介護福祉士試験は69.9%でした(※2、3)。社会福祉士試験は毎年の合格率が25~30%前後が相場であり、毎年60%前後が合格できる介護福祉士と比較すると難易度は高いといえます。介護福祉士試験は介護技術や高齢者とのかかわりなど、業務に関する基礎的な知識を問われるのに対し、社会福祉士の試験では医学、心理学など幅広い分野について知っておかなければならない点が難易度の高さに繋がっているようです。

社会福祉士と介護福祉士は求められるスキルが異なる

忍耐力やコミュニケーション能力など、求められる基本的な力はどちらの職業も共通しているものの、支援する相手や方法が異なることから異なるスキルが必要とされているようです。

社会福祉士に求められるスキル

転職コンサルタント相手の立場に立って行動する力
社会福祉士が対応する相手は病気やケガで支援が必要になった人や高齢者、障がい者、貧困層、虐待を受けている子どもなど、「社会的弱者」にあたる方がほとんどです。様々な理由で厳しい状況に置かれており、社会福祉士は一人ひとりの立場に立って物事を考える必要があります。自身の視点による判断だけではなく、相手の視点から物事を捉え、必要な行動をとることが求められます。

傾聴力
利用者が抱える問題や悩みの解決に向け、相手の話をしっかり聞くことが重要です。相手の話に耳を傾け、話を引き出すことができるか、どれだけ核心に迫ることができるかが、社会福祉士に必要なスキルといえます。

調整力
利用者がより良い生活を送ることができるよう、必要に応じて行政や医療福祉施設と連携を取るのが社会福祉士の役割です。各関係先と利用者の橋渡しとして様々な調整を行うことができる力が求められます。

介護福祉士に求められるスキル

笑顔の利用者と介護スタッフ介護に関する専門知識
介護に関する技術や考え方は日々進歩しており、新しい見解や介護技術に対する学びの姿勢、情報収集する意欲が必要になります。介護福祉士は現場の介護職員のリーダーになることも多いため、常に知識や技術を吸収し、現場の職員の育成にも貢献していくことが求められています。

判断力
施設で働く場合、一度に複数の利用者のケアを行うことになります。全体に気を配り、転倒や誤った服薬など、危険を察知して素早く的確に状況判断を行うことが求められる職業です。専門知識を習得するだけでなく、応用して一人ひとりに合わせた介護を行う必要があります。

体力
夜勤や、二交代・三交代のシフトをこなしつつ、複数の高齢者の身体介助を行います。
そのため、普段からの体力づくりや、メンタル面においてはうまくストレスと付き合うことが求められます。

社会福祉士と介護福祉士の両方を取得するメリット

虫眼鏡でよく見る福祉分野での活躍を希望されているのであれば、社会福祉士と介護福祉士の両方の資格を取得することをおすすめします。社会福祉士、介護福祉士のそれぞれの専門知識があれば、介護利用者により良いサービスを提供することができます。また、転職、昇格を目指す方にとっても、両方の資格を取得していると有利になる場合が多いでしょう。

まとめ

社会福祉士と介護福祉士の違いについてご紹介しました。同じ福祉系の職業ですが、資格取得方法や仕事内容、待遇はそれぞれ異なります。これからの高齢化社会において、どのような方を対象に、どう活躍したいかを考え、取得するべき資格をご検討頂けますと幸いです。

介護業界に特化してお仕事紹介を行うキララサポートでは、皆さまのキャリアアップを応援しています!働きながらの資格取得や、資格取得後の介護福祉士・社会福祉士デビューも是非ご相談ください!

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※1 厚生労働省
http://www.sssc.or.jp/touroku/results/pdf/h27/results_sk_h27.pdf#page=10
※2 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10128.html
※3 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10334.html

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タグ : 介護の資格
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