介護の仕事のやりがいってどんなこと?介護業界で働くメリットもご紹介!

公開日: 更新日: 介護士の働き方・環境

やりがいを感じながら働く介護スタッフ介護の仕事というと、「体がキツい」「高齢者のお世話は大変」など、ネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。ですが、介護業界で働く方の多くが、仕事を通してやりがいや喜びを実感し「この仕事をしていて良かった」と感じています。

では、介護の仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。今回は、介護職ならではのやりがいや、介護の仕事をするメリットをお伝えします。

介護の仕事とは?

配膳をする介護スタッフ介護職の仕事は基本的に「要介護の人の日常生活のサポート」です。食事・排泄・入浴・着替え・オムツ交換などの「身体介助」や、掃除・洗濯・調理・買い物などの「生活援助」などが主な仕事内容になります。

ただ、働く場所によっては、上記のような仕事のほかにも、いろいろな役割を果たします。例えば、訪問介護では身の回りのお世話や生活に関わるサポートが中心になりますが、施設では体操やレクリエーションなどを担当することもあります。話し相手になったり、折り紙や塗り絵を手伝ったり、デイサービスでは時にマイクを持ってレクリエーションの司会進行をすることもあります。

このように、職場によってはさまざまな業務をおこなうことがあります。

介護の仕事のやりがいとは?

介護労働安定センターが実施した調査によると、「介護の仕事を選んだ理由」として、半数近くの人が「働きがいのある仕事だと思ったから」と答えています。

では、介護職に就いている人たちは、実際に介護の仕事のどのような点にやりがいを感じているのでしょうか。

参考資料:公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働の現状について 平成30年度 介護労働実態調査の結果と特徴」

利用者やご家族から感謝の言葉を直接いただける

笑顔の利用者と介護スタッフ介護職の特徴として、ケアをする相手から直接「ありがとう」などの感謝の言葉を伝えてもらえる、という点があります。

どんな仕事も、誰かの役に立っていることには変わりありませんが、デスクワークなど人とあまり接することのない業種では、自分の働きに直接感謝してもらえる機会はなかなかないかもしれません。

ですが介護職の場合、面と向かって「いつもありがとう」「今日も助かったよ」などの温かい声を掛けてもらえたり、利用者のご家族から「いつもお世話になっております」などねぎらいの言葉をいただけたりすることも。こうした言葉を掛けてもらえると、仕事をやる上で大きな励みになるものです。

人の役に立っている実感を得られる

利用者の手を取る介護スタッフ介護の仕事は、利用者の身体や日々の生活にダイレクトに関わり、目の前で相手の喜ぶ姿や笑顔を見ることができるため、「この人の役に立てた」という実感も大きいです。ここまで人の生活に深く関わり、直接的に相手の手助けができる仕事は、あまり多くないでしょう。誰かの役に立てる、必要とされる、共に喜びを分かち合えるというのは、介護職の醍醐味といえます。

身の回りのお世話をして相手の生活の質が上がり、うれしそうな様子を見ていると、しみじみと幸せを感じ「介護の仕事をやっていて良かった」とやりがいを見出せるでしょう。

利用者からさまざまなことを学べる

利用者は多くの場合、こちらよりずっと年上で人生経験豊富な大先輩です。介護の仕事を通して彼らと触れ合うことで、時に含蓄のある言葉を聞けたり、戦時中の話を教えてもらえたりなど、貴重な話を聞けることもあります。

また、利用者のお世話をしていく中で、さまざまな気付や学びが得られることも数多くあります。人を思いやる大切さを実感したり、健康の素晴らしさに改めて気付かされたりと、得られるものは多いことでしょう。また、老いに真剣に向き合うことで、自分の人生を見つめ直したり、親の老後について考えるきっかけになったりしたという方もいます。

介護職に就くメリット

ここでは、介護職として働くことで得られる「メリット」について、具体的にご紹介していきます。

 

自分の家族の介護にスキルを活かせる

母親の介護をする女性介護の仕事をしていると、例えば要介護の人の着替えの仕方、入浴方法、食事介助のやり方、上手なオムツ交換の仕方など、実践的な介護のノウハウが身に付きます。そのため、いざ自分の家族に介護が必要になったとき、身に着けた介護スキルを大いに発揮し、介護度に合わせて適切なケアができるというメリットがあります。

通常は、家族が要介護になって初めて介護に直面する人がほとんどです。初めての介護に戸惑ったり、どうすれば良いのか分からず途方に暮れてしまったりする場合も多いでしょう。

ですが、普段から仕事で介護に携わっている人なら、日頃の介護はもちろん、介護保険の利用の仕方や必要な手続きなどの介護知識も備わっているので、慌てることがありません。介護職員の中には、家族の介護に備えて介護技術や知識を習得するためにこの仕事を選んだ、という方もいます。

キャリアアップがしやすい

キャリアアップ介護職を続けていると、次第に現場のリーダーや指導者として働けるようになり、周囲からの評価も高まります。また、キャリアを積んでいけば国家資格の「介護福祉士」や、さらにその上の「ケアマネジャー」の資格を取ることもできます。

資格が取得できれば給料アップも期待できますし、仕事の幅が広がるほか、転職の際に有利になるというメリットも。このように、他の業種にくらべキャリアアップがしやすいというのが介護職の利点です。

需要が高く将来性がある

日本はこの先、今以上に高齢化が進むことが予想されており、介護のニーズはさらに高まると考えられます。介護のキャリアがあれば、今後はますます活躍の場が広がるでしょう。

国も、人材不足の解消のために介護職員の待遇改善に取り組んでおり、介護職をとりまく環境はこれからよりいっそう向上していく可能性を秘めています。女性が働きやすく、キャリアアップも望める介護職は、今後さらに注目の職業となるでしょう。

介護の仕事のやりがいとメリットのまとめ

介護の仕事は、利用者の方などから直接「ありがとう」と言ってもらえるなど、人の役に立っているという実感を得やすい職業です。仕事を通して学ぶことも多く、やりがいを感じることの多い職業だといえるでしょう。

介護は今後も継続的な成長が見込める分野であり、キャリアアップや将来性の面からも大いに活躍が期待できます。どのような業種に就職するか悩んでいる方や、今の仕事に不満があり転職を考えている方は、ぜひ「介護職」も視野に入れて検討してみてください。

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kiralike編集部

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