作業療法士(OT)とは?資格取得のメリットや仕事内容について

2020.11.09介護 , 介護士の働き方・環境
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リハビリテーション分野の専門職の一つとして、作業療法士(OT)という職業があります。心身に障がいを持つ方に対し治療を行う仕事ですが、具体的にどのような仕事内容があり、資格取得にはどのようなメリットがあるのでしょうか。本コラムでは、作業療法士について詳しく解説します。また、同じくリハビリテーションを専門とする理学療法士(PT)との違いについてもご説明いたします。

作業療法士(OT)とは?

作業療法士はOT(Occupational Therapist)とも呼ばれ、リハビリテーションの専門職の一つです。着替えやトイレといった日常的な動きはもちろん、家事、仕事、趣味までの幅広い日々の活動を、障がいを持った人や高齢者が「その人らしく」行うことができるように提案・サポートすることが作業療法士の役割です。

作業療法士の資格取得のメリット

幅広い職場で活躍できる

作業療法士の勤務先は一般病院や精神科病院といった医療施設や介護施設、教育に関わる施設など様々です。勤務先や担当分野によって業務内容が異なるため、自分の興味のある分野を選び、専門性を高めていくことが可能です。例えば、ケガや加齢により身体が思うように動かせず外に出ることが難しい方と、精神障がいにより外にでることが怖いと感じている方では、同じ「外出できるようになること」が目的でも対処方法は異なります。どのような方の支援を希望するかによって、仕事内容が大きく変化することが魅力の一つです。

利用者の個性に合わせた支援が可能

作業療法士の支援対象は子どもから高齢者まで幅広く、十人十色の個性を持っています。相手の好きな活動や分野を見極めて治療を行うことで、それぞれの個性を生かしたサポートを実施することが可能です。

利用者の回復や改善が目に見えるため、自分のやりがいにつながる

作業療法士のリハビリテーションにおけるゴールは患者や利用者が少しでも自立した生活を送り、その人らしい生き方ができるようにすることです。自分のサポートが相手の生活レベルの向上に繋がる点や、将来的な活躍に結びつくことがやりがいだと感じる方が多いようです。

作業療法士の領域

作業療法士の担当領域は「身体障がい」「精神障がい」「老年期障がい」「発達障がい」の4つに分けられています。

身体障がい
病気やケガによって身体がうまく動かせない方や脳の損傷により麻痺がある方等様々な症状の方に対処します。主に病院で勤務し、年齢は子どもから高齢者まで幅広く関わります。

精神障がい
アルコール依存症やうつ病により本来の生活が難しくなった方に対してリハビリを行います。この場合も病院での勤務がメインとなります。

老年期障がい
認知症やケガなどで生活に支障がでている高齢者に対処します。病院の他、介護老人保健施設をはじめとする介護施設で働くことが多いようです。

発達障がい
先天性の障がい(自閉症、脳性まひ)を持つ方を対象にリハビリを行います。対象のほとんどは子どもです。

作業療法士の関わる対象は子どもから高齢者まで幅広く、領域や年齢、施設を選ぶことで働き方が変わります。

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介護施設での作業療法士の仕事

笑顔で働く介護スタッフ病院以外の作業療法士の就職先としては介護施設、児童福祉施設、特別支援学級、大学の研究機関等が挙げられます。子どもと高齢者を中心に、介護福祉分野でも多くの作業療法士が活躍しています。介護分野での特徴としては、介護老人保健施設の求人が多い点です。利用者は治療ではなく在宅復帰を目的として入居するため、リハビリ機能を充実させる施設が多いことがその要因の一つです。

介護老人保健施設での作業療法士の役割と仕事内容

・介護老人保健施設での役割
介護老人保健施設は入居する利用者の自宅復帰を目指すための場所です。ケガや病気からの回復を目指すリハビリではなく、生活に関わる身体機能の維持、向上をサポートすることが主な作業療法士の役割です。
・介護老人保健施設での仕事内容
利用者の健康状態を確認し、一人ひとりに合ったリハビリを実施します。介護スタッフや看護師、理学療法士とも連携し、会議で共有の場を設ける施設も多いようです。作業療法士は趣味を含む生活全体の活動支援を行うため、レクリエーションや手芸活動の企画も担当する場合があります。

作業療法士になるには?

作業療法士になるためには、国家試験に合格する必要があります。また、国家試験の受験資格を得るためには作業療法士の養成校や大学で指定のカリキュラムを修了する必要があります。

作業療法士と理学療法士の違い

メモ帳とペン理学療法士は立つ、歩く、座るなど日常生活の基本動作ができるよう身体の機能回復をサポートする職業です。また、筋肉や関節等の人体構造を理解していることが求められます。一方で作業療法士は着替えや食事等の日常生活の動作や手芸等の趣味の活動を通し、身体面と精神面両方のケアを行う役割を担っています。つまり、理学療法士は運動機能回復・向上に特化した専門家あり、作業療法士は活動を通した生きがい支援を専門としています。

まとめ

作業療法士の仕事内容や活躍できる場所についてご紹介しました。作業療法士は日々の活動を通して利用者に生きがいを感じてもらえるというやりがいがあります。様々な職場での活躍の機会があり、希望する分野での専門性を高めていける等、メリットが多い点も魅力です。今後リハビリテーションの領域で活躍していきたいとお考えの方は、作業療法士の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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