認知症ケア指導管理士とは?資格取得のメリットや仕事内容について

2021.06.21介護 , 介護士の働き方・環境
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介護関連の資格に「認知症ケア指導管理士」というものがあるのをご存知ですか?認知症ケアのプロフェッショナルとしての活躍に繋がる資格で、介護士としてスキルアップを目指す方の中には取得を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。本コラムでは、認知症ケア指導管理士について、資格取得や仕事内容を解説いたします。

認知症ケア指導管理士とは?

認知症ケア指導管理士とは、一般財団法人職業技能振興会と一般社団法人総合ケア推進協議会によって認定される、認知症ケアに関する民間資格です。認知症ケアに携わる介護職の方が、認知症ケアの専門性を向上することを目的に作られた資格です。介護士の方以外では、認知症の家族の介護をしている一般の方にも役立つ資格のようです。

認知症ケア指導管理士の役割

認知症ケア指導管理士は、認知症ケアのプロフェッショナルとして、認知症の方への適切なケアの実施と、ケアを行う他の方への指導を行う役割を担っています。主な活躍の場は認知症の方が利用する医療機関や介護施設です。

認知症ケア指導管理士の必要性について

厚生労働省によると、2018年時点で高齢者の約7人に1人が認知症を発症しており、今後高齢者人口が増えていく見込みから、認知症の症状がある高齢者の数は増加するとみられています(※1)。このことから、認知症ケアを必要とする方は将来的にさらに増え、それに伴い認知症ケア指導管理士を含む、認知症に関する知識・技術を持った方の需要も高まっていくと予想されます。

認知症ケア指導管理士の主な仕事内容

認知症ケア指導管理士としての明確な仕事は設定されておらず、資格を生かして認知症ケアの現場で働いている方が多いようです。具体的には、認知症の方への身体介助・介護業務がメインです。その他、介護施設や医療現場で認知症ケアを行う他の職員に対する指導業務も任されるケースがあります。

認知症ケア指導管理士の資格を取得するメリット

認知症ケア指導管理士の資格を取得することで得られるメリットをご紹介します。

現場で活かせる知識・技術が身につく

資格取得により、認知症ケアについて正しい知識・技術が身に付くため、日々の介護の質を高めることができます。

認知症ケアのスペシャリストとして介護・看護・医療等現場で重宝される

認知症ケアにおけるスペシャリストはまだ多くはないことから、認知症ケア指導管理士の知識を身に付けておくことで様々な職場で活躍することができます。

転職時に有利になることが期待できる

認知症ケア指導管理士は、2010年の創設からまだ日が浅いため、給与アップやキャリアアップに直結した実績は少ないのが実情です。一方で、介護施設によっては資格取得が推奨されるようになってきているため、今後優遇されることが期待できます。専門的な認知症ケアを行える人材が介護職員人口に対し多くないため、資格を持っておくことで転職時に有利になるケースもあるようです。

独学で学ぶことができ、働きながら資格取得ができる

認知症ケア指導管理士は、資格を取得する際の受験資格などのハードルが低いことが特徴です。資格によっては、講座受講や学校への進学が必要であったり実務経験が求められるものもありますが、認知症ケア指導管理士初級は基本的に誰でも受験が可能です。独学で試験に挑む方も多く、現在の仕事を続けながらでも取得できる資格といえます。

認知症ケア指導管理士の資格について

認知症ケア指導管理士の資格は初級と上級に分かれています。それぞれの資格についてご紹介します。

認知症ケア指導管理士【初級】

受験資格

未経験でも受けられるため、誰でも受験可能です。

講習など

受講必須の講習などはなく、テキストや問題集を利用して独学で学べます。

認知症ケア指導管理士【上級】

受験資格

下記のいずれかの条件を満たす方が受験できます。
・認知症ケア指導管理士(初級)合格から1年以上が経過している方
・認知症ケア指導管理士(初級)合格者で1年が経過していないが、介護福祉士や看護師などの医療・介護福祉系の国家資格、または国家資格に準ずる資格を持っている方
・介護福祉士や看護師などの医療・介護福祉系の国家資格、または国家資格に準ずる資格を持っている人で、認知症ケア指導管理士試験の初級と上級を併願する方

いずれの場合も、資格を取得するにあたり認知症ケア指導管理士初級の合格は必須要件となります。上級は認知ケアに携わる人材育成を行う役割を担うため、難易度は初級よりも高く設定されているようです。

認知症ケア指導管理士初級 試験について

実施日程
例年7月と12月に実施
※感染症拡大状況によっては開催中止になる場合もあるようです。

受験料
一般:7,500円
学生:4,000円
※学生・・・大学生、専門学生、高校生

出題科目
・認知症高齢者の現状
・認知症の医学的理解
・認知症の心理的理解
・認知症ケアの理念と
認知症ケア指導管理士の役割
・認知症ケアの実践
・日常生活支援
・認知症への薬物療法
・認知症への非薬物療法
・家族への支援
・認知症ケアにおける社会資源
・応用問題(時事問題など)

回答方式
マークシート式

認知症ケア指導管理士上級 試験について

実施日程
例年7月に一次試験、12月に二次試験を実施

受験料
一次試験:12,000円
二次試験:6,000円

出題科目
出題範囲非公開

回答方式
一次試験:マークシート式
二次試験:論述問題

認知症ケア指導管理士 認定証について

認知症ケア指導管理士として活躍するためには認定の取得が必要です。試験後1~2か月で合格通知が届くため、その合格通知の案内に沿って認定登録料2,000円を指定口座に振り込むことで認定証を受け取ることができます。

認知症ケア指導管理士 資格の更新について

初級、上級ともに2年1度更新が必要です。費用は毎回5,000円かかります。

認知症ケア指導管理士取得の費用について

認知症ケア指導管理士の資格取得・更新にはそれぞれ費用が必要となります。個人の実費となるケースがほとんどですが、資格取得を推奨する施設では一部費用を負担してもらえる場合があります。今後、認知症ケアに特化して介護に携わっていきたい方は資格取得支援制度のある職場を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

認知症ケア指導管理士についてご紹介しました。高齢化に伴い、認知症ケア指導管理士の需要は今後高まっていくことが予想されます。将来を考え、認知症ケアの領域でスキルアップ・キャリアアップをしていきたい方は取得を検討してみてはいかがでしょうか。

介護専門の転職支援サービス「キララサポート」では資格取得を機にキャリアアップしたい方を応援しています!これまでの経験とお持ちの資格をふまえ、より良い働き方ができる職場をご提案します。

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参照(キラライク以外のサイトに遷移します):
※1 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000519620.pdf

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